|
うちのアメリカ人の旦那ちゃんのお姉さんは、放射線科のお医者さんだ。
お父さんがどケチもどケチで、子供たちには一切大学の資金を出さなかったので、うちの旦那ちゃんはコロンビア大学を奨学金で、お姉さんは授業料無しの大学に通い、その後、メディカルスクールは奨学金で通った、と聞いている。余談だけど。
旦那ちゃんが姉さんに、私の母親が認知症で老人ホームに入居して3年過ぎた、と話すと、姉さんはびっくりしてこう言った。
「日本の老人ホームって、ずいぶんケアが手厚いのねえ。アメリカだったら、ぼけ老人がホームに入ってきたら、数か月で死んじゃうわよ」
・・・・・ ほんとかい。
私の母の世代は、少女時代に不幸な戦争もあったけど、成長後は、日本経済が一番成長しまくっていたころを生き、父の死後の今は、びっくりするほど潤沢な年金をもらえている。
私は、毎月の給料から、6万円近い厚生年金保険料を天引きされている。
これがもし、天引きでなくて、いちいち自分で振込んで払うのだったら、きっと、ものすごぉーく抵抗があるだろう。
この金額は母に行っていて、不足分は他の方々から払っていただいている、と解釈して我慢しているけど。
|
FP、年金、税金、高齢化社会
[ リスト | 詳細 ]
|
長生きもいい加減にしなければ、日本列島が滅んでしまうと思っているが、一体日本人はどこまで長寿になれば済むのだろう。
平成28年の厚生労働省のデータだが、
90歳まで生きる割合・・・・ 女性49.9%、男性25.6%
95歳まで生きる割合・・・・ 女性25.2%、男性9.1%
とあった。どっひゃ〜〜〜〜っ!
つまり、女の半分は90まで、4分の1は95まで生き、男の4分の1は90まで確実に生きる時代になったのだ。「人生100年時代」が、数字の上からも裏付けられた形だ。
昔は、定年になったら割とすぐに死んでいたが(なので年金の心配もあまりなかった)、今は、定年になってもなお30年は生きることになる。逆に言うと、死ぬまで働かないと家計がもたない時代が来たわけだ。ひえ〜〜〜っ。
食べ物が良くて、治安が良くて、気候が良くて、医療が発達していて、国民の健康に関する意識も高い、と、我が国には、長寿になる原因がそろっている。問題は、そのうち、一人で身のまわりのことをこなせるのは何歳までか、ということだ。
これは、神奈川県だけの統計なのだが、「要支援・要介護」の認定を受ける割合が、65歳から74歳までだと合計4%くらいなのに、、75歳過ぎると急に増えて、30%にもなる。75歳以降を「後期高齢者」と定義するのは、こんな理由もあるわけだ。が、逆に言うと、7割は75歳を過ぎても要支援・要介護状態にならない、と知り、ちょっと驚きもした。呆けてしまった両親を見ているので、人間、75過ぎるとほぼ皆さん呆けると勘違いしていたのだが、要介護状態になるのは75歳以上でもわずか2割、ということだ。ひえ〜。
そんなにみんな元気で長生きをして、どうやって時間をすごしていたら良いのだろう。
自営で、自宅が店舗だとか、何か手にスキルがあるなら良いが、サラリーマンしかしてこなかった人たちは、行く会社を失ってしまったらなかなか大変だ。昼間の図書館やフィットネスクラブは老人ホーム状態だと聞く。
最近、有名企業でも、就業規則でぼつぼつ「副業」を解禁しはじめているが、これは良いことだ。100年近い人生を、たった1つの仕事では支えきれなくなっているからだ。
女も男に伍して働くようになってからは、男女の寿命の差は圧縮するだろうか。今のおばあさんたちはまだあまり働いたことのない世代だが、均等法世代以降、今の50歳から下の女たちが高齢者になるころには、もっと差が縮まっているのではないかな。だとしたら、今の高齢者世代が、史上最長寿の記録を作っていることになるだろう。
なかなか死なせてくれない時代になってしまったが、私は長生きしたくない。子供もいないし、本人の希望で「これ以上、長生きしなくたっていい」と安楽死させてもらう選択肢ができないかなあと本気で思う。
|
|
最近よく聞くのが「人手不足倒産」という言葉。
深夜のコンビニやファストフード店などでは、バイトが集まらずに苦労していると聞く。
だったら、もっとぐぐ〜〜っと時給を上げてもよさそうなのに、そういう話は余り聞かないのが不思議だ。
店側は、コストを考え、安い人件費のまま、人を雇うということに終始しているらしい。人手不足なのだったら、イコール賃金を上げる、というのが常道だと思っていたが、そういうわけにもいかないのは、私ら消費者が相変わらずデフレ意識から抜け切れず、ひたすら安いもの、安いものを求め続けているからであろう。デフレが続いたこの20年余りのせいで、一般人のアタマはすっかり「デフレ脳」になってしまった。
だから、どこに行っても支那人とかベトナム人の「留学生」のバイトが沢山いる。
私の近所の商店街は、私が父の転勤に連れられて住み始めて頃は、盛りだった。
八百屋、魚屋、肉屋、酒屋、茶屋、靴屋、本屋、自転車屋、和菓子屋、等々。個人商店がずらーっと並んだ、華やかな商店街だった。毎月1日と16日には、道を歩行者天国にして、特売が繰り広げられた。
ある店で、昨年末見た貼り紙。この店は、左半分が煙草屋、右半分が生花店を営んでいた。
もう、夫婦とも高齢になり、花を仕入れたり束ねたりがやれなくなってきたようだ。
商店街なんて、今や見る影もない。閉店した個人商店は、普通の自宅に建て替えたり、いわゆるワンルームマンションが建てられたりしている。まだやっている商店は、数えるほどだ。
「人手不足倒産」というけれど、中には、「続けたくても高齢になり、後継者もいない」というケースも多いのではないだろうか。
子がいたとしても、サラリーマンの方が儲かる、店なんて、と、継ぎたがらないのかもしれない。
|
|
来年1月から、これまでの「NISA」に加え、「つみたてNISA」が開始することになった。
NISA、は、4年くらい前にTV等でさかんに宣伝していたけど、私は口座開設していない。今年3月現在で、日本中で1000万口座、つまり、国民の12人に1人は口座を開設していると知り、
「ひえ〜〜、皆さんそんなに金融リテラシー高いの?」
と驚くばかりだが、実際に投資している人はその7割だそうだ(つまり3割はカラ口座)。それであっても、すごいと思う。
「ちょっとまとまった資金を5年のレンジで運用しなさい、普通預金と定期預金ばかり好きな日本人も『投資と積立』に目を向けなさい、頑張った儲けには課税しないよ」、ということで2014年から始まったが、案外良いことばかりでもないらしい。
NISAの条件は、
・20歳以上(ジュニアNISAを除く)
・最長5年間
・年に上限120万円まで、累計600万円までの投資の運用益に対して非課税
儲かった運用益に課税はないが、損をしても、損益通算ができず、損益通算してまだマイナスが出ても、NISA以外の通常取引なら3年間繰り越せるその損失は、NISAの場合、適用がないそうだ。ほんと、このNISAのみに特化した運用なのだな。また、枠内でのスイッチングができず、枠に余裕がある場合に限り、その余裕枠内での新規購入、となる。
さらに、来年1月から、小型版NISAと思われる「つみたてNISA」が開始することを知った。これは、
・20歳以上(NISAと同じ)(ジュニアNISAを除く)
・最長20年間
・年に上限40万円まで、累計800万円までの投資の運用益に対して非課税
・ただし対象となる金融商品の種類がNISAに比べて非常に少ない
投資にある程度以上慣れている人にとっては、NISAはさほど魅力的な制度ではないかもしれない。
これから投資を考える、20年先でもまだボケていない、現在20代から40代の人たちが、月々3万円ほど、初めて積み立てを開始してみるなら、この「つみたてNISA」は案外、いいかも。なにしろ、投資の基本は「長期、分散、積立」。わからない人はわからないなりに、とりあえず始めることが大切。20年過ぎ、ふたを開けたらどうなっているか、は、すべて自己責任だけど、いや、自己責任だから、ちゃんと見ていかなければならない。
|
|
かねてから大山のぶ代さんの認知症を公表し、彼女の介護を含め、献身的に支えていた夫の砂川さんが、がんのため亡くなったそうだ。
「妻を残しては先に逝けない」
と、自身のがんを押して頑張っておられたのに、認知症の妻より年下だったのに、逝ってしまわれた。
もう80歳だったとはいえ、本当に、お気の毒である。
お二人の間には子供がいないが、どなたか、事務所の方かだれかがのぶ代さんの後見人になってくれているのだろうか。
しかし、あれほどTVで活躍し、声優として声を使う仕事に邁進し、得意の料理も作りつづけておられた大山さんでも、認知症になってしまうとは。
ずいぶん昔、彼女が、「徹子の部屋」だったか、インタビューを受けていたとき、呆けないための心がけとして、
「おしゃれをする」
「アレ、ソレ、ソレ、ではなく、はっきり物の名前を言う。『それ取って』ではなく、『醤油を取って』と」
とおっしゃっていたのを覚えている。これほど、認知症の予防に良いとされていることをしてきても、効かない人には効かない、ということだ。残念ながら。
私の母も認知症である。2年前から、グループホームに入れて面倒を見てもらっているが、呆けが進んでいる。
旦那は、日本ではなくアメリカで死にたい。しかし私は、旦那より、まず母を看取らねばならない。そして、自分自身の老後は、周囲に誰もおらず、完全にお先真っ暗である。「異臭がする」というパターンで発見されるだろうか。
|


