桃実 says

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働くということ、会社、派遣、労組

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長時間労働と悪習

電通で、東大卒の24歳の女性社員が自殺をした。
話を聞けば聞くほど、「なんでそんな会社辞めてしまわなかったのだろう」と思う。私のように何度も転職してきた人間にとってはなおさら不可思議だ。勤め先くらい、世の中いくらでもある。ましてやまだ若い東大卒の女性なら引く手あまただろう。もしかしたら、家族や友人の中に「もう少し頑張ってみたら」という「アドバイス」をする人がいたのかもしれない。日本人の大好きなこの「がんばって」は、実はろくでもなかったりする。

広告業界はまだ完全な男社会、しかも、体育系の風土の社会なのだろう。
話を聞くと、毎晩飲んで、げろげる吐いて吐いて吐きまくった翌朝出勤して来てプレゼンに向かう、とか、飲み会の芸がそれこそお下劣で、フリ○○だの裸踊りがまかり通っているとか聞いた。目撃したわけではないので事の真実は全く不明だが、信じてしまえそうな気がする。

男と言うのは、そんなに夜遅くまで一緒にいたり、飲み会をしなければ業務を完成した気にならない生き物なのだろうか。私なんて外資系の女だからかもしれないが、定時になれば他の人が何していようとさっさと帰る。日本の企業では、課長が残っているから帰れない、とか、私には信じられない風土がまだあるのだろうか。

これは「課長 島耕作」の中に出ていたエピソードである。漫画の話だから実際にあったことが土台になっているのかどうかは不明だが、島が、上司の中沢と共に、何かの謝罪(だったと思う)で、相手先企業に行くのであるが、その晩の料亭における接待で、中沢が、相手先に乗せられる形で「裸踊り」を披露するのである。
島は、尊敬してやまない上司が、バカ丸出しで裸踊りに興ずる様子を見て「俺はなんてバカなんだ・・・」と、涙を流して縮こまるのである。そして、後日、「あれでサラリーマンの厳しさを教え込まれた」と述懐するのだが、私は、「そんなことまでしないと仕事の決着がつかないなんて、バカだ」と思った。
時には夜遅くまでしなければならない仕事、緊迫性の強い仕事もあるのはわかる。しかし、それが年中行事になっているのはおかしいのである。毎晩のように、夜遅くまで料亭で騒がなければならない仕事なんて、根本が狂っている。そして、電通の上司の皆さんは、そういう修羅場を潜り抜けてきた人たちだから、後輩どもにも「俺がやらされてきたことはお前たちにも」で、悪習を変えようとはしない。

男の理屈は、時として激しくおかしい。

今回の自殺が、そういう悪習を変えるのに役に立たなければ、彼女の命はむくわれない。それとも、根っからの電通マンたちは、「ちっ、余計なことをしやがって」と、彼女の死をいまいましく思うだけで終わるだろうか。

転職しました。

以前、死ぬほど相性の悪い上司が来て、悩んでいることをたびたび書いた。
皆様方からは、
「次回は配転を申し出ましょう」
「上司はそのうち異動でいなくなるでしょう、それまで我慢」
「岸壁に叩きつけられるクラゲのようにヌラクラと」
のようなアドバイスをいただいた。コメントをいただけることに感謝はするが、外資の場合、人事権は縦のラインにあり、日本の人事部は全く人事権を持っていない。配転とか異動なんて制度も原則的にない。出たかったら、自分から出て行く先を探すしかない。クラゲも、叩かれれば死ぬし。

なので、辞めた。
メンタルを病むくらいなら辞める方がまし。嫌われてまで居たくないし、もう生活にも困らないから。

全然惜しくなかった。8年あまり勤務した会社なのに、辞めてみると、自分の中には、何一つ残っていない。ただ「やらされ仕事」をしていただけだった。お給料が良かったのと、その上司以外の人たちがいい人だったのが良さで通っていた。辞めてから、誰とも会っていないし、メールもしていない。

やめた後、プチリタイアのつもりで、それまでやろうとしてやれなかったことにあれこれかかわってみたけど、どれも物足りず、というか、本気になれなかった。
数か月、専業主婦のようなものをしていたが、平日の真昼間に外出すると、近所のおばさまたちが、「あら、今日休みなの?」なんて聞いてくる。その頻度が増えると、それも聞かれなくなり、へんな目で見られるようになってきた(気がした)。

簡単な、派遣のような仕事でも始めてみようかと思った。9年前、つまり、辞めたその会社に入る前、3か月ほど派遣社員をしていたことがある。その時のエージェントにメールを出してみたら、数社の面接を経たのち、いまの会社に拾われた。
こんな年取った女でも、まだ何社も面接に呼んでくれるし、採用もしてくれるのだ。
私と同い年で外資出身の友人が、
「私らの年の女で、まだフルタイムで働いているの、あんたくらいだよ」
という。ふむ、そうかも。とりあえず、まだフルタイム正社員の口がさずかったので、しばらく働いてみるつもりだ。
英語ができれば、外資だと、年にかかわりなく仕事は見つかる。



最近、ある女性に会った。旦那のかつての同僚なのだが、彼女は某一流国立大を出ている才媛である。
旦那さんも同じ大学卒で、誰もが知る大手企業に勤めている。
彼女は、子供もいないが、定職に就いてはいない。旦那さんが養ってくれるんだったらそれでいい、うらやましいなあ、と思って聞いてみたら、
「旦那は『働け』と言うんです」
と言う。しかし、旦那さんの転勤が多くて、短いと1年、大体3年に1回、あと、支那とか海外にも転勤させられたりするので、定職に就いていられないのだという。ふむ、それは彼女の落ち度ではないし、納得できる。自宅で翻訳をすることもあるが、肩こりがひどくて長時間できない、とも言っていた。
「それに、扶養の範囲内でやっていきたいので」
とも言った。
転勤で振り回される苦労は私にもわかる。しかし、こんな才女なのに、旦那の扶養の範囲で生きていく方向で安住してしまっているのは、実に勿体無い話だ。
安倍政権は、「1億総活躍社会」「女性が輝く社会」を目指しているが、なかなかむずかしいものだ。
私に言わせれば、諸悪の根源は、
「扶養」
という制度があることである。誰かの扶養に入る制度など、撤廃してしまえばいい。そして、人間、成人したら、男女を問わず、収入の有無を問わず、一人ひとりが必ず健康保険料や年金保険料を少額でも自分の名前で払い続けることである。妻に収入がないなら、夫が保険料を払えばいい。そうすることで、保険料の原資も増えるし、主婦であっても自力で諸保険料を払わなければならないという責任感をと社会人としての自覚を負うことにもつながる。

女性の社会進出を妨げているのは、子育てもさることながら、扶養という形態を容認していることと、社会保険手続きが面倒なことだ。そもそも、それら社会保険は、短期間で出入りすることを想定した制度ではない。なので、短期間だけ働いて辞め、を繰り返している人には、本当にやっかいな制度である。役所の方も、ついこの間まで記録が滅茶苦茶だったのはご存じの通りだ。
横浜の市営地下鉄もバスも、乗客(利用者)のことを「お客様」と呼ぶ。
市の広報にもそう書いてある。公務員による営業であっても、そこは徹底しているようだ。
私が朝利用する駅なんて、男性駅員さんが、改札口で、「おはようございます。いってらっしゃいませ」と、深々お辞儀までしてくれて見送ってくれる。照れる。それほどまでの利用者じゃないのに。

資本主義経済では、お金を払ってくれるお客のことを「お客様」と呼び、金銭との引き換えで、最高のサービスを提供される権利を得ることになっている。
が、わたしゃ、それほどの存在ではない。
というより、逆に、一度でいいから、バスや電車の運行に携わるいろんな方々に、
「いつも、定時で正確かつ安全に運行してくださってありがとうございます」
「みなさんも朝早くから大変ですね。ありがとうございます」
「土日祝日もお仕事ありがとうございます」
なんて、利用者の側として、お礼を言いたいなあと思っているのだが、それは恥ずかしくてまだ決行したことが無い。
「俺はお客様だぞ」
と、自分で自分のことを「お客様」だと称してすごむやつには、ろくなのがいない。

私は、会社のビルで、トイレや廊下の掃除の仕事にあたっている人たちとすれ違うと、「おはようございます」と挨拶する。昔からの習慣なのだけど、あまりそう言っている人って、周りを見る限り、多くないみたいだ。

YouTubeをUPすることはめったにない私だけど、
「トイレ掃除の女性を馬鹿にした学生」
を見たので、メモ代わりに。


主人公は54歳の女性。リストラされたので、トイレ掃除の仕事についた。仕事があるだけで感謝している、とただひたすら低姿勢。
彼女が男性トイレの掃除していると、就活中の男子学生2名がやってくる。(2:49ころから)
「俺、トイレ掃除なんてマジ無理」
「キモイ」
と彼女の前で発言。
そこへ、3:38ころ、おじさんが入ってくる。
おじさんの正体は、彼らが受けた会社の社長であった。
本当の話かどうかわからないけど、一見の価値はあるかも。


「就職」と「就社」

いつだったか、ネットに、
「日本の若者は、就職後の満足度が低い」
という話が出ていた。もう少し読んでみると、日本の場合、「就職」とはいっても実際には「就社」なので、「会社に入ったら●●がやりたい」と思っていたら、実際は◎◎部に配属されてしまい、自信もなく興味も持てないで苦しむ、という例が多いのだという。
私が新卒だった時代から、日本の採用の仕方は変わっていないんだな、と思った。
それほど、大学での専攻と言うのは、一部を除き、専門性を持たない、ということでもある。
確かに、18歳で選んだ選択肢が絶対正しいわけではない。
そもそも18歳で「人生ではこれをやっていこう」という目的を固定できる者は極めて少数なはずだ。だから、理工系を卒業したのに、営業でうまくやっている人、文科系を卒業したのにITエンジニア関係で花開く人、と、意外な適性を見出される場合も多い。
その意味では、種々の経験をさせる日本式採用にもメリットがある、と言える。

しかし、外資系は、違う。
▲▲というjob positionがあり、Job Descriptionに、必要なスキルや雇用条件が定められている。
それを満たす人を、外部の経験者から採用する。
社内の色々なポジションを経験させることも無いし、普通、東京にしかオフィスがないから、転勤もない。
そのポジションに採用されたら、基本、辞めるまでずーっとそこにいることになる。
新しいことをやりたいと思ったら、自分から異動しなければならない。辞めて外を探すか、あるいは、社内にopen positionを見つけたら、そこに応募するか、である。

前、新しい上司との問題を書いたら、「上司はそのうち異動でいなくなるでしょう」とか、「人事異動に配置転換を申し出ましょう」とかいうコメントをいただいたこともあるけど、外資だから、「退職」はあっても「異動」なんかない。それに、外資の場合、人事部には人事権がない。人事部は、採用活動や、福利厚生とかの手続き、Performance Reviewを担当するのであって、人事権は、クレムリンのように、縦のラインが握っている。
外資系のマネジメントはいいな。日本人に日本語でどんなにひどいことを言っても、それがそのまんま外人ボスに聞こえて伝わるわけではないし、日本語から英語に訳したら必ず意味が薄まるし、正確に伝わるわけでもない。やりたい放題、言いたい放題ってところ。



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