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「パチンコ依存症」は、れっきとした病気である。かからないためには、タバコと同じで、生まれてから死ぬまで、一切さわらないでいるのがよろしい。
松戸市の常盤平団地で、6日夕方、母親の留守中、幼い子供3人が焼死するといういたましい事件が発生した。実は、この団地は、私が、乳児のころから小学校3年生までを過ごした場所なのだ。「松戸に住んでいた」と以前述べたが、まさしくここだったのである。このニュースを実家で見ていたときは、母ともども、「えっ!常盤平だ」と、テレビ画面を食い入るように見いった。この団地は、1地区、2地区、3地区およびE地区に分かれているのだが、これは何地区だったのだろう。
この母は、出火当時「病院へ行っていた」と説明したが、その後、病院に行った形跡が確認できないことを追及され、やっと、「知人の男とパチンコへ行っていた」と白状したと報道された。
大体、たった23歳の若さで、4歳、3歳、7ヶ月の3人もの子供がおり、肩書きも「無職」、夫もいないので、離婚したヤンママってとこかな。ネットの情報だから100%正しいか不明だが、生活保護受給者らしい。それで、パチンコ。
子供を亡くした人にはきついかもしれないが、ふざけていると思った。まず、人様の税金をギャンブルに使うことが、だ。自分のカネなので、何をしても良いと思っているのかもしれないが、出所は全部我々の税金だ。生活保護法でも、保護費のギャンブル使用を禁止すべきだ。納税者に対する礼節として、当たり前のことだろう。ギャンブルをしたければ、自分で稼いだ金ですること。
どんなにニュースで報道されようと、いつまでたっても、子供を炎天下の車中で蒸し焼きにしたり、今回のように留守宅の火災で焼死させたりしているパチンコ狂が後を絶たない。パチンコ狂の親の犠牲になった子供の数は、何十人、何百人いるんだろう。子供にとっては、おろかな親の犠牲になって気の毒としかいいようがなく、子供を失った親には、言いにくいが、自業自得である。特に、車中蒸し焼きについては、未必の故意による殺人罪が適用されないものだろうか。
常盤平団地は、我が一家が入居した当時は、まさに「夢の団地」だった。「佐藤栄作総理大臣も見に来たのよ」と母は言ったし、その様子も実際にテレビで流れた。住人はほとんど、東京などに通うサラリーマン。最高時には、2万人を超えた。学校は子供であふれかえり、私の母校の小学校も、1学年が最高10クラス、1クラスが最高48人あった。それでも教室が足りず、校庭にプレハブを建ててしのいでいた。よって、教育はお粗末なものだった。長野に転校していなければ、とってもおバカになっていただろう話は12月20日に書いた。
それが、いまや、老朽化し、年金世代ばかりが住む、築50年近い老団地になってしまった。住人も9000人を割ったという。パチンコ狂に対する怒りと、時のうつろいを同時に感じた複雑な事件だった。
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