桃実 says

移行したFC2ブログは、http://mymomomi.blog.fc2.com/ です

母、親戚、近所

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全15ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 前のページ | 次のページ ]

以前、親戚中から嫌われている、「自慢話おばば」の話を書いた。
母も私も、この人を、「80過ぎの幼女」と呼ぶ。
おばばは、自分の考え方だけが世の中で絶対、という性格のため、自分の趣味や尺度に合わないことは受け入れない。体はさすがに衰えているものの、口の減らなさは若いころとまるで変わらない。ガンを患っているのだが、もう80代だから、進行も止まっているようだ。が、さきごろ、脳梗塞を起こして入院中だと聞いた。となると、新年早々、近いうちに葬式が出そうだ。
 
このおばばには子供が3人いるが、すべて同居ないし近くに住まわせているので、いつでも子供らを足がわりに使っている。全く、どの子も羊のようにおとなしく親孝行なのである。どこへ行くにも孝行息子に運転させていたから、「旅行狂」を自負する割には、70歳を過ぎるまで、新幹線に乗ってどこかへ行くと、国内旅行でも万単位で金がかかる、という単純なことすら知らなかった。
わが実家のことは、本当に見下してやまない。私も、母には、
「うちを見下して喜んでいるなら、それで我が家もあの家に貢献している、ってことだよ、いいじゃん、バカにされても。気にしないで」
と言って慰めているが、気持ちが良いわけはない。我が実家は、もともと旅行なんてそう好きではなかった上、父が薄給で、ぎりぎりの生活をしていたわけだが、そんな両親に向かって
「イタリアへでも行きなさいよ、イタリアはいいわよ」
「ハワイに行ったら?私なんか何回ハワイに行ったかわからないくらい。飽きちゃったわ。なんであんたたちはいつも家にいるの?」
などと、横浜すらろくすっぽ出たことのない両親の顔を見るたびそう言った。このおばばは、上述の性格により、旅行に行かない人を、異常者よばわりしてやまない。私の父など、旅行なんかより、家で酒を飲んで寝ているのがよっぽど幸せだったのであるが、このおばばは、酒を目の敵にしており、旅行代金という支出は世界一正当化されるのに対し、酒に金を払うことは絶対に許さない。人の趣味は自分の趣味と違うのだ、という単純なことを、絶対に理解できない。
このおばばの悪い話はもっとある。我が実家から中元、歳暮、その他何か世話になった際の付け届けの類に対するチェックと批判に余念がないのだ。このおばばの母親が名古屋出身で、冠婚葬祭やお返しに異常に金を出す人だったので、その影響を考えれば、無理ないと言えば無理ないのかもしれない。が、もともと、前述の通り、我が実家のことをひどく見下して楽しんでいるので、母が何か届けると、
「こんな安っぽいものを送って」
だとか、
「うちは、孫の旦那さんが医者なの。医者のいる家柄に合わないでしょ」
などと言う。孫の旦那が医者だとどう関係あるのかわからないし、厳密には、孫の旦那さんは、歯学部を出ているので、「歯」医者だ。しかし、このおばばを含めた一家のみなさんは、絶対に「はいしゃ」ではなく、「は」を省略して「いしゃ」としか言わない。
 
私の父が死んだとき、みなさんは5000円から数万円くらいの香典を持ってきてくださった。お返しは、5000円の日本茶のセットにして、みなさんに持たせた。
5000円のお茶の詰め合わせを贈ったのなら、もうそれ以上お返しはしなくたっていいんじゃない?」
とおばばが母に言ったそうだが、母はだまされなかった。なぜなら、このおばばは、方々の親戚へ電話をかけまくり、
「○子さん(←母の名)、いくらくらいのお返しを寄こしたの?」
というリサーチをするのが、至上の楽しみなのである。だから、母は、いちいち高島屋に行き、いちいちお返しなるものを送った。おかげで、葬儀後は、しばらく「お返しノイローゼ」になってしまったほどである。
たびたび書いてきたが、私はこの日本の「お返し」なる習慣が大嫌いである。もらったらもらっておけば良いではないか。いつかは別のときに返すのだから。それを、このおばばは特に、見下しつづけているわが実家がどのくらい自分の狭い信条に沿ったことをしているか、監視するのが楽しくて仕方ないのである。なにか自分の信条に合わないことがあれば、ここを先途と母に電話をかけて苦情を言うのだ。だから、私が「お返しなんかしなくてもいいじゃん」と言っても、おばばを恐れ、母はくそまじめにお返しをした。
 
福島県で被災した87歳の親戚の老女の話を以前書いたが、この老女に昨年5月、見舞金を持参したおり、我々は、
「絶対にお返しは不要ですから、このまま受け取ってください」
と言って置いてきた。その後、律義な老女からは、手編みのマフラーとせんべいなぞがお返しで来たが、この程度ならこちらも負担にならず、可愛いらしいものである。安心した。
そこへ、タイミングを計ったように、おばばから母に電話があった。あの老女から我々にいくらお返しが来たのか、確認するためである。おばばの電話の切りだしは、
「あの人、うちには牛肉を送ってきたのよ。○子さん(←母の名)には何を送ってきたの?」
と聞く。お人よしの母も、さすがにカチンと来たそうで、
「私と桃実で計20万円置いてきたの。でも、絶対にお返しはいりません、このまま受け取ってください、と言ってきたから、マフラーとおせんべいだけだったわよ。これでいいの。うちは、何ももらわないほうがよっぽど嬉しいわ」
と珍しく言い放った。これを聞いていたおばばは、ぐうの音もでなかったそうだ。ひひひ。ざまみろ。
 
こんな性格だから、このおばばは友達がおらず、さみしくなると、お人よしであるうちの母にだけ、ひんぱんに電話をかけてくる。このおばばの葬儀には、いくら包んで持って行ったら良いのだろう。その際には「お返しはいりません」と言って置いてきたいのだが、あの家のことだから、速攻で、要りもしないお返しがくるだろうな。毛布とかお皿とか。
私は、母が死んだら葬式はごくごく簡素にし、お香典は一切受け取らないことに決めている。お返しも、このおばばの一族も面倒だから。
要介護認定を申請していた母に、「要支援1」がおりた。
私が母を見るのも限度があるため、公的なサービスで借りられるものがあれば遠慮せずに借りていこう、と思い、あちこちに相談したら、やはり要介護認定という、公的な判断を得るのが一番の基本でスタートらしいとわかったので、申請した。
ケアマネージャーさんらは、「いまどき、要介護認定申請の数が膨大で、なかなか要支援、要介護の認定がきびしくなっているんですよ」と言っていた。母は、片足に人工関節が入っており、いちおう障害者手帳を持っているので、これがなければ、要支援1も難しかったかもしれない。
 
さて、要支援1で使えるサービスは、と、ケアマネさんに相談したところ、母用のプログラムを組んでくれ、母は、週に1回、ケアセンターが迎えに寄こす車で、デイケアに通いだした。
「私、幼稚園に行くことになったの」
と、近所の人には話したらしい。そういえば、前の晩からリュックを用意し、あれこれ物を入れて準備をしている。
幼稚園、もとい、ケアセンターでは、歌ったり、ゲームをしたり、サンタの絵を描いたり、来年の1月のカレンダーを作ったり、と、本当に幼稚園のようなプログラムをこなしているらしい。
人間、こうやって、幼児返りしていくのだなあ。
足腰が弱ってうまく歩けなくなってくるのも、乳幼児のそれに近いし、
排泄がうまくいかなくなってきて、おむつを使うようになってくるのも、それに近い。
難しいことが理解できなくなってくるのも、それに近い。
 
自然界では、足腰が立てなくなった動物、エサが取れなくなった動物は、そのまま死ぬ。
人間界だけがそうではないが、それを支えるための税金は、とめどなく流れ出て行く。
私が老婆になったときには、おそらく周囲に誰も親族はいなくなるだろう。
できればころっと死にたいものだ。
私の理想とする死に方は、ある日、狭い畑を掘り起こしいているときに、シャベルに足の裏を添えて、思い切りグワッ!と畑に差し込んだら、その瞬間絶命する、というようなもの。
固まってしまって動かない私を不審に思った飼い犬の○ちゃんが、私を見てワンワンほえるので、通行人に発見される。
まあ、苦しまず、ぽっきりと死ねれば他のパターンでも良いのだが。
 

老母の耳

昨日、Wという爺さまについて書いたけど、今日は実母の話をちょっと。
 
母はこのごろ、耳が遠くなってきたのか、私の話す言葉の聞き違いが増えてきた。
例えば、私がメモしておいた限りであるが、
 
私「ただのラジオ」 → 母「ダニエル」
 
私「冷えちゃうよ」 → 母「いいお茶」
 
私「消した」 → 母「けった」
 
と、途方もないレベルの聞き違いが飛び出すのである。
ただ、母は、
「耳鼻科の先生は、この年齢でこれなら十分、補聴器も要らない、って言ったわ」
「ほかの老婆仲間と話をしたって、あんたみたいに聞き返すことはない」
と反論する。
そういわれると、簡単に「悪いのは私のほうだ」と考える。
なぜかと言うと、前にも書いたが、私は、声が悪いのが最大のコンプレックスだからだ。それに、物心ついたときから、どうにも声が出にくい。子供のころの、泣いたあとでノドが詰まったあの感じを覚えているだろうか。私のノドは年中あんな状態だ。滑舌が悪いわけではないのだが、とにかく通りにくい。高校時代、東北の田舎の女子高に転校させられたが、みんなで英語の本を朗読すると、私だけ半オクターブほど低かった。今でも、ノドの奥にかなり力を入れないと、他人にはっきりわかるような発声にならない。だから、会社にいるときなど、家族以外と一緒にいるときは、わざとオーバーアクション気味に話す。従って、プライベートな時間までそれ式の話し方をすると、ノドが疲労困憊するので、ゴメンなのである。自分の声を録音して聞くのは大嫌いだが、私のようなタイプの変な声の持ち主って、ほかに聞いたことがない。旦那には普通に聞こえているようだが、彼の「え?」は、私の英語がわからないせいであって、声のせいではない(と思う)。
 
これまでも、私からかかってきた電話に、母が何度も「何?何?何て言ったの?」と聞き返すので、しまいには「もういいよ」と、受話器をガシャンと切ったことも多々あった。昔々、私が入れておいた留守電のメッセージの声に「もうちょっとはきはき高い声でしゃべったほうがいい」などと注文をつけたときには、ぶち切れてしまった。以来、留守電のメッセージには私の声は使わない。
 
昨日も、母の様子を見に行ったら、玄関のわきに置いてある椅子に、上着が放置されたままになっていたので、
私「玄関の椅子にブレザーがかけっぱなしになっていたよ」
母「えっ?」
私「(言い換えて)ジャケット」
母「えっ?」
私「ジャケット」
母「えっ?だけっと?
ここまで来ると、私のコンプレックスに火が着く。頭のうしろにぐわーっと力を入れ、思い切りでかい声で、
「じゃけっと!」
と叫んだ。
すると母は、その辺にあった雑誌を両手に取って、ばーんと床に叩きつけ、
「そんなキチガイみたいな声出さなくたっていいでしょう!」
と叫んだ。母も老化のせいで、体のあちこちにガタが来ている事実にはミジメさとイラつきを十分感じているのである。それは分かるが、私が最も気にしている欠点を突かれると、私は絶対にガマンできない。
「フンだ、こんないい声に産んでくれてありがとうね」
と、いやみをかましてその場を去るのである。
 
 
 

サンマが25匹!

連休中、実家の母から、悲鳴にも似た電話がかかってきた。
駆けつけてみると、発泡スチロール箱がクール宅急便で届いていた。
 
イメージ 2
 
あけて見ると、
サンマがどっさり!
 
冷たい氷水の中に手を入れて数えて見ると、なんと25匹も入っていた。
イメージ 1
 
ことは、5月29日に書いた「おそるべき老女87歳」という話にさかのぼる。
この老女は、福島県南部の市で、長年魚屋を営んでいた父の叔母である。
震災に遭ったため、東京の下町に住む長女夫婦の家に身を寄せていたのだが、その後、福島に戻った。
しかし、よくある話だが、長男の嫁とは元々天敵のような関係で、嫁からは、これがチャンスとばかりに厄介払いされてしまったので、戻った先は、次女夫婦の家である。
で、この送り主は、次女の夫の名前になっていた。
田舎の人って、いまだ「戸主制度」があるから、次女の名前で送ればいいようなものを、何でもかんでも送り主は必ず夫の名前である。21世紀にもなって、こーゆーの、きらいだ。
 
それはともあれ、25匹もさんまをもらって、腰が抜けた。
田舎の人って、どうしてこんなに律儀なんだろう。
母と私は、あの老女に、「お返しは絶対にしないでください!」と言ってお見舞金を置いてきたのに、さんまを、しかも25匹とは、うちを何人家族だと思っているんだろう。
さんまくらい、横浜でも、いくらでも買えるんだが・・・・
ありがたいと思わないといけないのだが、ただただ、困惑した。
 
母はこのごろ、高齢者の常で、足腰が痛いと訴えているので、わが家で食べる分だけ残し、あとは私が必死になってご近所に配り歩いた。さんまは、美味しいんだけど、でも、ものには「ほどほど」というものがあると思うんだが。
 
 
 

薬箱

ちょっとdomesticな理由で更新していませんでした。
一部の方々には、わたくしごときに暖かいご心配をいただき、大変恐縮しております。
 
 
母の具合は、心配していたよりずっとよくなった。
母のかかりつけ医師は、私が見つけた。私が昔かかってみて、「この先生、毒舌だけど、はっきりしていていい」と思い、両親に勧めた。
最初、亡父がかかり、父につきそいで行っていた母も、ついでに診てもらうようになった。
母の以前のかかりつけ医師は、エコー検査一つできず、ちょっとした病気だとすぐに大きな病院に回した。
なんとも頼りない人だったので、父の先生に変えたら?と勧め、母もうなずいた次第である。
よく診て下さる先生なので、助かる。前の先生では、ここまで回復しなかっただろう。
やっぱり医者は選ばないとなぁ。
 
これは、私が母にプレゼントした、薬箱だ。
1日3回薬を飲んでいるが、昼に飲む薬の種類が違うので、毎回薬の袋を見て確認しているのがわずらわしそうだったのだ。東急ハンズで、2000円くらいで買ってきた。
1日3回、7日分の薬を切り分けて入れておける。ちなみに、1日4回分のケースも売っていた。
これで、いちいち確認する手間も省ける、と喜んでくれた。
 
イメージ 1
 
しかし、亡父は、死ぬ前、それこそ、売るほどの量の薬を処方されていた。
私はExcelで「飲む薬一覧表」を作ってやったのだが、この箱、亡父が生きていたときに買ってやればよかったな。
 
 
 

全15ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
アバター
桃実 (Momomi)
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事