桃実 says

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母、親戚、近所

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悲しい人生いろいろ

この度の北海道の大地震では、死者が現在までで35名に上ったそうだ。
みなさん、眠りにつくまでは、翌日未明に自分が死んでしまうなどとはみじんも思っていなかった。
神はなぜこのようなむごいことをなさるのだろう。


昨日、母が入居している老人ホームに行ってきた。
私は土日祝には極力顔を出すようにしているが、他の入居者のご家族と会うことがほとんどない。
同じく母親をホームに入居させている別の友人に聞くと、
「ご家族が全然来ない入居者は多いですよ」
とホームの人が言っていた、と話してくれた。
身寄りがないとか、いろんなパターンがあるだろうけど、でも、考えたら私も先々そうなる。

昨日ショックだったのは、母の部屋に飾ってある父の写真を見せても、この人が誰だかわからなくなっていたことだ。
私は唖然として、
「この人、父ちゃんでしょ? 50年も連れ添ってきた旦那でしょ? この人のところにお嫁に来たんでしょ?」
と懸命に説明したが、母は「そお・・・・?」。
それでも、茶目っ気を出して、「いい男ねえ」と言い、写真を顔に近づけ「チュウ」などしてみせたけど。認知症とは、忘れる病だとはわかっているが、自分の旦那まで忘れてしまうとは。私の顔もそのうちわからなくなるだろう。
母が最も気にしているのは、あんなに嫌っていた秋田の実家のことと、自分の母親が今どうしているか、である。もう40年も前に死んだのに。

あの、野村サッチーさんが急死して結構びっくりしている。図太さと厚かましさでは日本一だったかも。しかし、もう85歳なら、亡くなるのは不自然ではない。虚血性心不全だったそうだが、前日まで美味しい物を食べて楽しんでいたそうだ。いいねえ。急に死んで、ご本人が一番びっくりしているだろう。


さて、母を入居させているグループホームでは、この2年の間に3人亡くなり、あと、他所へ移動した人もいて、ちょこちょこ顔ぶれが変わる。
最近、男性の老人が入った。老婆5人に老男(どうして「老婆」という言葉はあるのに「老爺」とは言わないのだろう。「少女」というのに「少男」とは言わないのも同様)1人の構成になった。お婆さんだらけの中の黒一点である。
異性が入ったので、少しは色恋めいた話が生じても良いと思うんだが、みなさん、認知症ばっかりなので、難しいかしらん。

ところで、この爺さん、失敬なのである。私と母をじーっと見ているので、何を言うのかな、と思いきや、
「ごきょうだい?」
だって。なんで、私と母が姉妹なんだよお〜〜。
ボケた母も、さすがにこれは懸命に訂正し、自分のお腹の上に手をやり、
「この子、私のおなかから産んだの」
と説明した。
そうして、1週間後、また母を訪問したら、この爺さん、再び、
「ごきょうだい?」
だって。
認知症の高齢者に腹を立ててもしょうがないんだが、結構むかついている。

母を美容院に

昨日は、認知症のため老人ホームに入っている母を、美容院に連れて行った。
暑い中、車椅子をうんしょうんしょと押して行った。
いくら呆けても、髪がきちんとしていないのを、ひどく気にする。が、それは、認知症としては、良い傾向だと思わないとならない。
幸い、ホーム近くのその美容院は、高齢の母と同居している美容師さんがやっているので、母を車椅子で連れていっても、要領をよくわかってくださって、ありがたい。
どうしても不思議なのは、あんなに呆けてしまった母なのに、美容師さんとの会話は、かなりまともなのである。私には「あんたの妹たちはどうしているの?」など、支離滅裂なことばかり言うのに(注:妹なんて一人もいません)なぜなのだろう?その美容師さんに聞いたら、「他にもそういう人がいますよ」と言う。赤の他人と会話すると、しゃっきりするのだろうか? かつて美容院で美容師さんと会話していた感覚が、呆けた頭であってもよみがえるのだろうか。

私の友人で、おなじく、認知症の母親をホームに預けている人がいるが、その母親に、たまにしか会いに来ない親戚が、認知症と聞いていたけど、ちゃんと会話をするのを見て、
「この程度なら、ホームに入れなくても大丈夫では?」
と、余計なことを口にするそうである。こういう、たまにしか来ない外部の人間が、ずーっと面倒を見ている人間に意見するのって、本当にカチンとくるのだ。
しかし、勘違いされるのもしかり。どうして赤の他人とか、滅多に会わない人だと、呆け老人でも会話がまともになるのだろうか

昭和の母

私くらいの年になると、周りの友人らも、片親が殆どで、中には両親がいなくなった人もいる。親が存命だとしても、介護とか老人ホームの問題が切実になってきている。

昭和の母は、ほとんどが専業主婦だった。
たまにはパートとか内職(←ふ、古い言葉)などをしたこともあったけど、母とは、いつも家に居る人だった。

友人らと話していてひどく意見が一致するのが、
「昭和の母親って、どうしてあんなに『たまにしか来ないお客』にあれこれ気をもみ、備えたがるのか」
ということであった。この意見の一致が、妙に盛り上がる。

父がまだ生きていたときの私の母もそうだった。ある時、母の様子を見に行くと、急に、椅子が2脚も置いてある。まだ梱包から解いたばかりの様子。
「これ、どうしたの?」
と聞くと、年に1回か2回しか来ない親戚が来たら、座ってもらおうと思って買った、と言った。
「それ以外、364日か363日、どこに置いておくつもり??」
私が追及しても返事をしない。あんなに極小スペースに住んでいたのに、何を考えているんだか。たまにしか来ないのだったら、うちはこれしかスペースがありませんので、申し訳ないけどこのスペースで我慢して座ってください、と言って納得してもらえばいいでしょう!と私は母を叱りとばし、椅子は返却させた。

また、ある時は、こたつの注文伝票を発見した。これも、年賀に1回来るかどうかのお客のために、買おうと思ったのだという。私は、上記同様の理由で母を叱り飛ばし、注文はキャンセルさせた。

友人たちから、
「なんで昔の母親たちってああだったんだろうね。客なんてたまにしか来ないくせに、あれこれ買うんだよね。うちなんか、法事に来る客のために、客布団なんか買ったんだよ」
なんて話を聞く。
「んな、数年に1回、来るか来ないかの客のために?」
「そうだよ、でも客なんて来ないよ、うちには」
「どうしてもどこかに泊まらないといけないんだったら、ホテル代払ってやった方がいいよねえ」
「そうそう、お金で解決する方が、モノがあるよりいい」

昭和の母の娘たちは、ドライすぎるのだろうか。親戚付き合い、というものが億劫である。
私の父は、いやというほど家に客を連れてきて、わあわあ、わあわあ、必要もない大騒ぎをし、母と私がてんてこ舞いになってもてなした。客が帰ったあと、必ずと言っていいほど両親は喧嘩したので、それもいやでいやで、私は家に人を招くのが大嫌いになった。幸い、アメリカ人旦那も、家に人を呼ぶのがタブーな家庭環境で育ったので、何も支障は無かった。

こういうのを、非社交的、って言うのだろうか。いまの日本の会社に勤めるサラリーマンたちは、上司の家に呼ばれたり、同僚の家に行ったり、日曜日に接待ゴルフなどするのだろうか。外資系だと、まずないけど。

昭和の父と母が死ぬと、食器、布団などの物が膨大で、処分に困る。

くそまじめな民生委員

母が入居している老人施設に、慰問ということなのだろう、フラダンス姿の女性たちが踊っている写真が、壁に貼られていた。
女性たち、といっても、年代を見ると、60代から70代のようである。
母の施設の介護士の一人が、その中の一人を指さして、
「この人、この地域の民生委員なんですよ」
と私に言った。

母には、あだ名がある。
この施設の介護士さんたちが、「●●ちゃん」という、とってもユニークで呼びやすく愛らしいあだ名をつけてくれた。
呼ばれやすく、親しまれやすいあだ名がある、って、いいことである。
あの「ギャル曽根」だって、「曽根さん」とか「なつこさん」とか呼ばれていたら、いまのようなスターになっていたかどうか。「ギャル曽根」という、呼びやすい、名は体を表すようなあだ名がつけられたから、なおさらスターになれたと私は勝手に思っている。
母のあだ名、私も気に入っているので、母のことを、その施設では、そのあだ名で呼ぶこともある。

ところが、である。
この民生委員のおばさまが、
「●●ちゃん、なんて呼び方をしてはいけません。失礼です。きちんと、姓+さんで呼びなさい」
と、指導を入れてきたのだという。
民生委員の人が、老人施設に対する指導権があるのかどうか、わからない。
しかし、母も私も気に入っているあだ名で、介護士さん全員も愛情を込めて読んでくれているのだ。
何が悪いんだ。
私は、介護士さんらに、
「構いませんから、●●ちゃん、と呼んでください。その人が何か言ってきたら私に電話ください。私が抗議しますから」
と言っておいた。

ったく、くそまじめだなあ。ま、よかれと思って、というか、心配してくれてのことなんだろうけど。


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