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近所の個人商店が、次々に閉店している。
肉屋、魚屋、薬屋、和菓子屋、等々、このエリアに住み始めたころに営まれていた店が、どんどん閉店している。
最近知ってショックを受けたのは、この「のんのん」の閉店。
ご夫婦が経営する、巻き寿司のテイクアウト専門店だ。様々な種類の巻き寿司を、注文するとすぐ巻いて出してくれる。巻き寿司以外にも、炊き込みご飯やお赤飯も置いてある。
テレ東の「もやもやさま〜ず」で2014年10月19日(げ、もうそんな前だった?!)取材もされた店だ。
このとき既にご主人74歳、奥さん70歳だった。
甘じょっぱく煮たかんぴょうを巻いたのり巻が、わずか1本120円。他にも、かっぱ巻きとか卵巻なんかだと100円からある。ご夫婦は、アボカドが嫌いなのだが、アボカドを巻いた寿司が人気のため、知人から教わったレシピのままつくりつづけているという。
それが、4月15日で閉店する、という。「長い間ありがとうございました」と貼り紙があって、ショックを受けた。いつかは来る日なのだけど。
「もう年だから辞める」と言っていたが、このご夫婦には、お嫁にいった、器量よしの娘さんが二人いる。その子たちに継がせないのですか?と聞くと、
「あの子たちには継がせませんよ。やらなきゃならない細かい仕事がいーーっぱいあって、継ぐな、って言っているんです」
娘さんたちは、子育ての手が空いているときとか、恵方巻きの時には良く手伝いに来ている。この仕事自体には興味はあるようだが、親から継ぐなと言われては、継ぐわけがない。
細かい仕事がいーーっぱいあって、と言う。私なんか会社に行けば、とりあえず金はもらえる。しかし、自営だと、材料とか包装紙の仕入れ、仕込み、製造、販売、会計、税務申告、何から何まで自分でやらなければならない。
亡父は、無類のかんぴょう巻き好きだった。甘じょっぱく煮たかんぴょうを巻いたここの海苔巻を、好んで食べていた。母が歩けていた頃は、この店からそれを買って父の写真に供えるのが好きだった。
ああ、残念だなあ。
のんのんさん、長い間ありがとうございました。
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