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私はつい最近まで、声を「荒げる」と言うのだと思っていたら、正しくは、
声を「荒らげる」(あららげる)
だと知り、仰天した。試しにいま「あららげる」で変換してみたら一発だった。しかし、「あらげる」を返還しても一発だったから、おそらくソフトは、国民の大多数が誤認している語句をそのまま変換できるよう設定しているのだろう。
大学生でも「雰囲気」を「ふいんき」、「原因」を「げいいん」と思っているのが多数いるという。だったらそれらもそのうち一発変換されるようにソフトが作られるのだろうか。
だいぶ前、ある雑誌に、正しい日本語と誤った用法に関するコラムが連載されていたのだが、あまりに知らんことばかりだったので、そこだけ切り抜いて机の上に貼ってある。
どう無知だったかと言うと、
誤:「三日と空けず」 正:「三日にあげず」 (←ひえ〜〜っ、なんじゃこりゃ)
誤:「白羽の矢が当たる」 正:「白羽の矢が立つ」
誤:「血と涙の結晶」 正:「血と汗の結晶」 (血も涙もない、との混同らしい)
誤:「寸暇を惜しまず」 正:「寸暇を惜しんで」 (努力を惜しまず、との混同らしい)
誤:「念頭に入れる」 正:「念頭に置く」 (考えに入れる、との混同らしい)
誤:「雪辱を晴らす」 正:「雪辱を果たす」 (「雪辱」そのものに「屈辱を晴らす」という意味が含まれている)
誤:「采配を振るう」 正:「采配を振る」 (「采配」は兵士を指揮する道具のこと)
とまあ、ひえ〜、ひえ〜、だらけなのである。
「三日と空けず」だと思い込んでいた「三日にあげず」だが、「三日」は「短い時間」の意味で、「あげず」が「終わらせないこと」なのだそうだ。しかし、こんなの、正しい言い方をしたら逆に通じない最たる例だろう。
「当を得る」「的を射る」もどっちがどっちだかわからないので、「いいとこ突いているね」とか言ってごまかし、そのいずれも使うのを避けている。
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