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陶器のバイク作家 梶野 彰
知る人ぞ知る、焼きもののオートバイを作っている陶芸家です。

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みなさん、こんちは〜。 今回は いつもとちょっと違うタッチで。

出ました、この絵、見たことあります?  オレ、はじめて。

これ、小学館の「和楽(わらく)」っていう月刊誌。 別の号を買って、バックナンバーとして この写真が小さく出てて。  一見して「うまい!」。 イタチ?の ふくふくとした毛並みの表現力、タダモノじゃないな。 いったい作者は誰? 本には名前が載ってるかもしれんぞ。

こういうのってさ、出会ったその時に「仕留めて」おかないと、えてしてそれっきりじゃないですか。

後日 本が届いて、改めてまじまじと見る。 やはり すばらしい!

オレ 水墨画の知識って世間並みだけど、これは かの牧谿や宗達、等伯にもヒケをとらない画力とみたわ。   そして あるある!期待してた作者と解説。


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なんとこの作品、「重要文化財」だって。\(◎o◎)/! うまいわけだな。!(^^)!

作者は 長澤蘆雪(ながさわろせつ)。 1700年代半ばの人で、円山応挙の高弟にして 師を凌ぐとの評価なんだと。 知らんかった。 でも代表作の 虎の絵は見覚えアリで、ああ、この人だったのか。

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はい、この絵は ふすまに描かれたもので、「朝顔図」 とのこと。 つまりアサガオの絵で、この動物は付属のワンポイントなんですな。 でもこの絵を「重文」にまでさせたのは、この動物の存在だとオレ、思うのよ。  それでここでは「カワウソ」ってあるけれど、これ、どうみてもイタチだと思うのな。
なぜか? (この際ついでだから、「持論」を書きます)

☆ カワウソは もっと ノッペリとした顔をしている。

☆ カワウソやテンは夜行性なので、朝顔の花が開いている昼間は 巣穴で寝ているハズ。

☆山の川に住むカワウソが、庭に咲く朝顔のそばまで来るか?

☆カワウソは、イタチよりずっと大きいです。 この絵、朝顔に対してイタチでも小さいくらいだ。

☆今では ほぼ絶滅したとされるニホンカワウソ。 昔だってめずらしい「動物園レベル」だったハズ。
 それがアサガオとの取り合わせで日本画のモチーフに描かれるのは不自然。

☆イタチはこうして立ちあがったりします。 自分が子供の頃でさえ、そんなにめずらしくなかった。
 昔はもっといただろうから、身近な存在として 絵になってもおかしくない。

☆ネットで調べても、カワウソという名は出てこない。 イタチ説が有力デス。

まあ こんなところですが〜
 カワウソとした根拠もあるのかもね。 (長々とおつきあい、感謝。(^O^))

 千手観音 懸仏

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凛として気品のあるお顔に 一目惚れ。 鎌倉時代の懸仏(かけほとけ)という。

 値段をきくと、高い! 話にならん。あえなく失恋だわ。

 
 それが後日、別の場所で再会。 「あっ、あの時の!」 と思わず叫ぶオレ。 
今 口説かないと、今度こそサヨナラだ。 男を見せなければ!

 そんな想いが通じたのか、前回よりはずっと安い値で あこがれの彼女?が遂に自分のもとへ! やったわ。(おかげであれから毎日 ほとんど二食ですが)


 こんな具合で 手に入れる時にも、何かしらのドラマを感じさせるのが 古美術、骨董の世界。
通常の 新品のお買いものが「客主体」としたら、他方は「お店、品物主体」といったかんじ。
気に入った客にしか売らない店主がいる。 品物自身も、自分の価値がわからない人には 話しかけてこない。いや、ほんと。  よーするに、勉強してちゃんとした知識がないと 目の前にあってもナニモノなのか、その正体がわからない。 知っててはじめて価値がわかるんですね。  扉を開けると、さらに扉があるというか、品物を通して 当時の風土や歴史に興味がわいてきたりして。
骨董って 金の欲がからむことで誤解されがちだけど、本来はこのように とても豊かな世界だと思うんですね。  昔の人も 今の自分たちとあまり変わらないなとか。身近に思えてきたりします。


 さてこの懸仏、「千手」がない。 調べると、初期のりっぱなものにはこのように 千手がつくられています。 それが「普及版」になると、このように 手が省略されるようになることがわかりました。
十一面観音とよく混同されますが、ボディを見れば ちがいは瞭然です。
本来 こういう裏板にとりつけられていた懸仏なので、只今 木の古板を注文中。 とりあえずこの皿立てに乗せてるけれど、コレ 横から見ると 背もたれイスでくつろいでるみたいでしょう。 これじゃ OFF TIME の仏さんだわ。 ちゃんと「仕事」をさせないと。


 ( 写真の出典; 上が 服部和彦氏寄贈資料図録2 「 懸仏・仏具 」

          下が 「 日本の美術 1 」 No.284 鏡像と懸仏   よりページ撮影 )

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