|
昨年のクリスマスに、友人からいただいたDVD。
毎年、プレゼント交換するこの友人が、昨年のクリスマスに
私のために選んでくれたのが、このDVDでした。
モーツァルトのオペラの中で、『魔笛』が一番好きな私にとって、
本当に嬉しいプレゼントでした。
早く観たかったのですが、様々な用がそれを許さず、
お正月が終わって、自分の時間がとれた日、真っ先にこのDVDを観ました。
ここで感想を記したいと思います。
ベルイマン監督も、『魔笛』が一番好きなのだそうで、
確かに、この映像の中には、彼のこのオペラに寄せる熱い
思いが溢れていました。
♪どんな困難な道も愛があれば、乗り越えていける♪
♪悪は最後には滅びる♪
というような歌詞は、
演技をストップさせて、わざわざ真正面を向いて歌わせています。
彼はこのオペラの歌詞を、今の時代へのメッセージとして
表現しているように感じました。
ベルイマン監督らしく、時折、ドキッ!とする場面もありますが、
映画として観るには、過激でもなんでもありません。
愛し合い、求め合う普通の男女として、タミーノとパミーナ、
そしてパパゲーナとパパゲーノが描かれています。
そして、とにかく、とにかく音楽が素晴らしい!
指揮のエリック・エリクソンは合唱指揮者として高名な人のようですが、
合唱だけでなく、オペラを振らせても最高だと思います。
これまでにベームやアルノンクールで聴いてきた『魔笛』ですが、
まったく遜色なし!
歌とオーケストラのバランスが絶妙で、美しく溶け合っています。
その辺りが、合唱を数多く指揮してきたエリクソンの味わいでしょうか。
合唱の美しさは、言うに及ばず・・・
ソリストに比べて、ないがしろにされがちなオペラの合唱ですが、
ここでは、素晴らしいハーモニーと表現で魅了させてくれました。
ソリスト陣は、スウェーデンの歌手が多く、ビッグネームではありませんが、
首をかしげたくなるような歌手は、一人としていませんでした。
皆それぞれに、登場人物の個性と魅力を十二分に伝えていました。
監督、指揮者、ソリスト、コーラス、とどれをとっても私は文句なし!
映像が楽しめ、音楽に酔える、一枚で二度感激する、
素晴らしいプレゼントでした。
友人に感謝です。
|