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先月、久しぶりにCDを買いました。 それがこのCD。 チョン・ミュンフン指揮『サムソンとデリラ』は、冒頭から 私の耳を釘付けにしました。 音の比類ない美しさと透明度、そして強靱なバネのようにしなやかな音楽! これは彼でないと為しえない、稀有な音楽です。 オペラといっても、なぜだか管弦楽を聴いている、という感覚です。 対訳がなくても、まったく違和感がありません。 音楽が言葉を表現しているからだと思います。 ライナーノートに、私が伝えたいことのすべてが書かれているので、 少し引用してみます。 ・・・前略・・・ むろん、そこには老齢の芸術家のみが示すことが出来る、これ以外には 何ともありようがない完成した音楽があったわけではない。 その代わりに根本的には整然として見通しのよい響きで一貫しながら、 あるいは大きく歌い、あるいはずしりとしたフォルティッシモを作って みせ、あるいはソロ楽器が争うように美しさを上りつめ、というように 持てる限りの表現のパレットを使い分けて、華麗な音楽を作りあげて いたのだった。・・・・ これは、許 光俊氏が書かれている文章ですが、 まったくその通りだと思います。 この演奏には、すべてが凝縮されて詰まっている、という気がします。 このようなCDに出会えて本当に幸せ!という他ありません。 歌手も、 サムソン/プラシド・ドミンゴ デリラ/ヴァルトラウト・マイヤーと申し分のないキャストです。 歌と管弦楽の境界線が感じられず、 両者が一体となって溶け合い、美しく響き合っているのには、本当に驚くばかり! 大好きなデリラのアリア『あなたの声に心は開く』は、 これまで聴いてきたものよりもずっと遅く、その甘さと情熱が まったりと歌われています。 こうでなければもう満足できなくなりそうです。 チョン・ミュンフンは、もうパリを離れてしまったようですが、 このように素晴らしい録音を残してくれたことに、ただ感謝するばかり。 久しぶりに、熱くなれたCDでした。
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お気に入りのCD
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12年前の今日、1月17日に阪神大震災は起こりました。 |
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ブラームスのヴァイオリン・ソナタは、さまざな演奏を聴いて |

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