シャベリ場

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新聞に載らない内緒話

久しぶりなので、内緒話も一気に2本アップします。

【白球の背景】

 その小さな記事を読んで思わず首をひねった。18日付の日刊スポーツ。再録してみたい。


 「韓国政府は、WBC準決勝に進んだ韓国代表選手11人の兵役免除を決定した。

崔煕渉内野手(ドジャース)金善宇投手(ロッキーズ)呉昇桓投手(サムスン)

金泰均内野手(ハンファ)らが、特例措置の対象になった」



 韓国に2度惜敗した日本は、米国がメキシコに敗れ僅か0・01差という失点率で準決勝に

駒を進めた。これが17日、韓国と3度目の対決が決まった日で、韓国政府が前述の特例、

「兵役免除」を決めた日でもある。



 兵役免除はベスト4進出を決めたから、というのがその理由だろうが、

注目の日本戦を前にこの決定はいささか早急であったような気がする。

本紙・趙海衍通信員は「兵役特例とは、軍隊基礎訓練4週間をもって、

現役服務2年を代替する制度である。

もともと法律上の兵役特例対象は、五輪3位およびアジア大会1位以上の者であり、

今回の措置は文字通り『特例』である」と原稿を寄せている。

結果的に韓国は準決勝で日本に敗れた。



 国の期待を背負ってプレーをする。

これが「建前」とすれば、プレーをした結果の兵役免除はいかにも個人的な「本音」のような気がする。

建前と本音がうまくバランスを取って韓国代表の快進撃があった、とみる。

兵役免除という安堵感が選手達のプレーに対する矛先をいささか鈍らせはしなかったか。

特例決定は韓国が世界一を達成してからでも遅くはなかったような気がする。



 「平和慣れしている日本と違い、国土と民族が分断されていて、

いつ戦争が起きてもおかしくないような厳しい情勢が、今の若者の祖父の時代より

半世紀以上も続いている」と趙通信員の文章は続く。

日本も韓国も同じ白球を追う若者達ではあるが、グラウンドに登場するまでの経過、環境は全く異なる。

日韓以外の国でも同様だ。

スポーツライター、鉄矢多美子さんは

「例えばキューバ、ドミニカ共和国などの国は兵役(徴兵ではない)はありません。

失業者があふれるドミニカなど、むしろそうした制度があれば給料、

食事などが与えられるのでむしろラッキーに思うのではないでしょうか?

 ただし、スポーツを政治に利用するということは、多かれ少なかれどこにでもありますね。

キューバにはスポーツの育成システムが確立されていますが、ドミニカは、そうしたものはおろか、

ごく一部のお金持ちの特権階級による支配が顕著な国ですので、

下部のものは学校にも行けないというが現状で、育成システムどころではありません。

それにかわるものとしてはMLB30球団の野球アカデミーがあるくらいです」と教えてくれた。




 世界一は結果だが、勝った負けただけではないWBCの背景も心に刻んでおかなければならない。 



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