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ミサゴ君からはじまった鳥(撮り)ごよみ(暦)
☜ハヤブサ幼鳥、シジュウカラ幼鳥☞(2017年6月撮影)

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2012年に改訂された
「日本鳥類目録第7版」では、ツグミ科とヒタキ科が一つの科目となりヒタキ科に統一されました。もともと大型のツグミ系はいいとして、小型のヒタキ系についてはどちらに属するのか悩ましい面もあったので、多くの研究者の方々も頭を悩ませていたところなのでしょうが、ツグミ科が科目からなくなったことは、単純に鳥見を楽しんで図鑑を眺める自分にとっては淋しい気持ちになります。

さてヒタキ系コマドリ系と続いたシリーズもいよいよ最後。
   ☝     ☝

今回は私がこれまでに見たツグミ系の紹介です。

イメージ 1
 和名:ツグミ      
英名:Dusky Thrush  
学名:Turdus naumanni
体長:24cm
ツグミは冬鳥の代表格で、見かける機会も多く野鳥観察を始めた頃から慣れ親しんでいる鳥。されど未だに思ったように撮れないでいる鳥でもある。スズメもそうだが野生の鳥というのは身近な鳥ほど人間の壊さや意地悪さを知っているのだろう。
向こうから近づいてくるかと思いきや、コチラが動きだすと一目散に飛び去ってしまう。”逆にコチラが遊ばれてる気分”にさせてくれる憎めない鳥です。



イメージ 2
和名:アカハラ                  
英名:Brown-headed Trush
学名:Turdus chrysolaus    
体長:24cm
アカハラは本州中部以北で繁殖し、本州中部以西で越冬する、国内で夏、冬を住み分ける野鳥。自分の住む地域では春の渡り期に数多く見られることから、九州やそれ以南でも越冬しているということなのでしょう。出会える期間も限られていますし、また見難い鳥でもありコチラでは貴重な野鳥です。
 名前の通りそのお腹が特徴。



イメージ 3
和名:シロハラ          
英名:Pale Thrush     
学名:Turdus pallidus
体長:25cm
一方シロハラはコチラでも数多くが越冬し、11月から4月までの半年間、野山や公園を賑わせてくれる存在です。けたたましい声は特徴的でスグに覚えられることと思います。姿カタチもわかりやすく上のアカハラと見比べると両者の和名の由来も頷けます。残念なことに冬から春にかけて見られる貴重な鳥達と共存していることも多く、心ない野鳥写真家から毛嫌いされる面もあります。冬季珍鳥フィーバーなどで慣れない土地へ趣いた際、もしシロハラに出会うことなく、いきなり珍鳥に出あえたとしたら・・・。あくまで想像ですが、その珍鳥には何らかの人の手による作為があると考えるべきです。それ位いたるところで見かけます。この鳥もスズメやツグミ同様警戒心の大変強い野鳥です。



イメージ 4
和名:イソヒヨドリ    
英名:Blue-Rock Thrush  
学名:Monticola solitarius
体長:23cm
イソヒヨドリは河口や海岸の護岸を主な棲家とするツグミ系では珍しく水場近くに多くいる鳥です。また留鳥として生活しているのもツグミ系の中では貴重な鳥です。雄の羽色は大変美しく、近所の浦上川で初めてその存在に気づいた時には、正直
「なんて美しい鳥だ!きっと珍しい鳥に違いない!」と思ったほどです。本来の野鳥観察の楽しさを至難してくれた鳥でもあります。また鳴き声も他のツグミ系に負けず劣らずの美声の持ち主です。



イメージ 5
  和名:トラツグミ    
英名:Scaly Thrush    
学名:Zoothera dauma
体長:29.5cm
トラツグミはヒタキ科の中では大型で1尺近く。また見つけたらまず見間違えることのない鳥。夜間とても悲しげで怪しげな声でなく。古来この鳥の声が伝説の獣
「鵺」の声とされてきた。また、自分にとっては思い入れの深い鳥。野鳥観察をはじめてから1年半あまり、それまで図鑑やインターネットで数多くの野鳥が地元でも見る機会があることを知りながら、出かけても出かけてもナカナカ出会えない。足しげく通い、野鳥の好む場所を探し、一瞬でも見かけたら邪魔にならない位置(この頃はそれも想像でこの辺かなでしたが)でシバラク待機しひたすら待つ。こんなことを繰り返し行いながら、やっと撮影できた鳥だったからです。後に多くの地元の野鳥仲間ができて知ったことですが、この年のこの時期(2012年3月)にココでトラツグミを見たのは私だけでした。理由は他にもいろんな野鳥情報がある時期ですので他の場所を観察する方が多かったからですが、まさに今のネット社会の情報が一極集中することの弊害を物語る例でもあると思います。



イメージ 6
和名:クロツグミ         
英名:Japanese Thrush
学名:Turdus cardis     
体長:22cm
あくまで私が思ってることですが、黒を貴重とした鳥のなかで一番美しいと思うのがクロツグミ。特にアイリングの黄色がたまらなく好きです。自分の住む地域では春と秋の渡りの時期に見かけますが、明るいところでの出会いは皆無。いつか綺麗な画像を残したい野鳥です。また昨年は12月にも出会いがありました。


イメージ 7
    和名:クロツグミ(雌)         
英名:Japanese Thrush
学名:Turdus cardis     
体長:22cm
クロツグミの雌は見方によって様々なツグミ系の鳥に見間違われます。自分はそれらの珍しい鳥との出会いはないのですが、いつか見る機会もあるかもしれません。
野鳥観察において種の特定を謝らないようにするには、一にも二にも一般的な種の特徴を頭に叩き込むこと。その特徴と違う似た鳥を見たときに(違う鳥かも)という疑問が初めて生まれます。これもあくまで想像の世界ですが、探鳥地で一瞬現れた鳥を見て、珍しい鳥を呼称する人はあまり野鳥に詳しくない方が多いです。逆に慎重な人ほど野鳥に詳しく、名前を即答するようなことはしません。自分なんて、撮影中に思い込んでた鳥が、自宅に帰ってPCにて確認すると違う鳥だったということなんて日常茶飯事です(笑)



イメージ 8
和名:カラアカハラ      
英名:Grey-backed Thrush
学名:Turdus hortulorum  
体長:23cm
カラアカハラは春の渡り期に少数が毎年みられ、2012年から3年連続で出会っている鳥ですが、これまた画像にはナカナカ撮らせてもらえません。青みがかった灰色の羽がとても美しい鳥です。お腹は名前のとおり赤みがかった褐色です。



イメージ 9
   和名:カラアカハラ(雌)      
英名:Grey-backed Thrush
学名:Turdus hortulorum  
体長:23cm
一見クロツグミ雌のようにみえますが、上のクロツグミ雌と比べるとクロツグミ雌では♡型の黒斑が喉から両脇にあるのに対して、この個体は首筋だけ。赤い色は中央を覗きお腹全体に広がっています。背中の色は雄より淡く普通のアカハラの雌にも似ており、カラアカハラの和名の由来は雌からきているのかもしれません。



イメージ 10
        和名:ハチジョウツグミツグミ                    
英名:Naumann'sThrush           
学名:Turdus naumanni naumanni
体長:24cm

普通のツグミの亜種ですが、その色合いは全く異なります。オレンジ色が濃いものや色合いの薄いものまで個体差も様々です。ことらも春先に運がいいと出会うことが出来る野鳥です。




イメージ 11
和名:マミチャジナイ      
英名:Eyebrowed Thrush
学名:Turdus obscurus   
体長:22cm  
アカハラとシロハラをたして2で割ったような感じのマミチャジナイ。お腹の色からアカハラと誤認されることもシバシバあるようです。お腹が赤く、眉班の白がハッキリと見てとれれば、マミチャジナイ。アカハラは眉班はあっても薄くハッキリしません。コチラも数の少ない野鳥。春と秋の渡り期に少数を観察することができます。



イメージ 12
最後は必ず見れる可能性のあるツグミ系の野鳥の中で、図鑑を通して憧れであり最も見てみたかったマミジロ。初めての出会いは昨年の5月4日。見つけてくれたのは家族連れで連休を利用して訪れている方々でした。一瞬の出会いでしたが胸の鼓動の高鳴りは今も忘れられません。

イメージ 13
マミジロに初めて出会った日の午後、諦めきれなかった私は、山道の曲がり角にて待ちを決め込みました。ココは深い森の中で撮影には不向きですがどうしてもマミジロを見たい一心で待ちます。やがて何ども姿を見せてくれたのですが、やっとそれとわかる一枚を得ることができました。

イメージ 14
年があけて、今年の春。この水場を設置してからは2年の月日が流れました。野鳥達の間でも噂になっているのか、昨年は見られなかった数々の野鳥との出会いがあり、特に観察しがたいムシクイ類を見るのにはとても役立ちました。まさか来るとは思ってなかったマミジロ!嬉しい出会いです。(後方はクロツグミ雌)
この水場は、野鳥観察のために人為的に作られた場所ですが、この地をおとずれる野鳥を特定するにはなくてはならない場所になりつつあります。
不思議なことですが、写真撮影目的で来られる方がいるときは野鳥の出現が少ない場所でもあります。一方常日頃観察している方々のみの時は以外な鳥が現れたりします。
もしかするとシジュウカラやメジロ(水場でもよく囀ります)達が、
「今日は大丈夫だよ〜」とまわりに教えてくれているのかもしれません。



イメージ 15
和名:マミジロ             
英名:Siberian Thrush       
学名:Turdus sibiricus       
体長:23cm
暗い森の中ではありましたが、マミジロ全身を披露してくれました。
わずか数秒の出会いです。


イメージ 16
マミジロ雌です。雄、雌双方と出会えた今年の春。
最初に、見たいと思ってから3年の歳月。それでも自分はラッキーで当初は5年を覚悟していました。普通、目的の鳥を見ろう(撮ろう)とすれば、時期、場所、習性などを調べることから始まります。そして実際に出会える可能性のある場所にいったとしてもその場所のどこで待てばイイか?時間は何時頃がイイか?などなど何回も足を運んでみないとわかりません。それでもフィルムカメラ時代に比べれば、液晶モニターを通して撮った野鳥を現地で図鑑と照らし合わせることができますし、現像代を気にせずシャッターを切ることができます。随分と便利になったものです。デジタルカメラという数十年前までは想像もつかなかったカメラ。
当然、野鳥観察にも驚くべき成果をもたらしました。
ただ、あくまで対象となる野鳥達は自然界の生き物。
彼等に失礼のないよう、自分の目と耳と足を駆使して、これからも出会いをもとめて出かけたいと思います。次に出かけるのは台風16号のあとでしょうか。






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一人でも多くの方に野鳥観察の素晴らしさと楽しさを伝えることが出来れば幸いに思います。

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    今までの出会いをたどるのは楽しみですねぇ〜
    一枚一枚苦労した思いでがよみがえります。

    [ fwi*606* ]

    2014/9/23(火) 午後 2:47

  • (*′σ∀`)p[☆。・:+*こんばんゎ*:+:・゚☆]
    勉強させていただきました

    おやじ

    2014/9/23(火) 午後 9:00

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    鳥の分類って余り気にしてませんでしたが、勉強になりました。相変わらず凄い珍鳥ばかりで羨ましいです♪

    MISAKI☆ミ

    2014/9/23(火) 午後 9:36

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    fwi*606*さん こんばんは。

    人の記憶というものは曖昧なのが、画像整理してるとよくわかります。「エッこんな出会いあったっけ!」と思うもの、以外とキチンと写ってたり、そのまた逆も。

    振り返りも大切ですね。

    [ sx4lemond ]

    2014/9/23(火) 午後 11:19

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    おやじサン こんばんは。
    そう言って頂けると嬉しいです。

    自分より遥かに見聞があると思いますので、恐縮です。

    [ sx4lemond ]

    2014/9/23(火) 午後 11:21

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    Misakiさん こんばんは。

    鳥の分類を図鑑を通して知るのも楽しいですよ〜。
    特にムシクイ類は見た目では判断しづらいので、大変参考になります。またヒタキ科はいろんな鳥が混在してるので、次の目録編纂でも若干の変更があるかもです。

    [ sx4lemond ]

    2014/9/23(火) 午後 11:24

  • 顔アイコン

    ツグミさんやシロハラさんには出会えるものの
    他にはなかなか・・・

    イソヒヨドリさんに初めて出会った時は
    その美しい色にホントびっくりしましたヨ〜♪

    [ 向日葵 ]

    2014/9/28(日) 午前 0:38

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