|
先週の土曜日・日曜日の二日間にわたり、私の住む福島県福島市にて東北六魂祭が開かれました。
震災のあった年から始まったこのまつりですが、最初の年は仙台、翌年は盛岡、そして3年目の今年が福島での開催となったのでした。
六魂祭のメインとなるパレードが行われる中心が、国道4号線の福島市役所近辺ということでしたが、どうやらパレードそのものはおよそ1キロにわたって行われるとのことで、その南側の先端は私の家から2.5キロほどの場所まで来ているということが解りました。
それなら歩いて行ってみようかということで、パレードが始まる2時半に合わせ、土曜日の2時少し前に家を出発。
すると、家の坂を下りて少し行ったあたりで、普段は人通りもあまりないのに歩道に何人もの人がいるのを発見。
目的は、2時から行われるブルーインパルスの飛行演技のようでした。
私はパレード会場に行く道すがらにでも見られればいいや程度の考えでしかいませんでしたが、前日の模擬飛行を見た嫁がひどく感動したと言っているので、その場でしばらく待って見てみることにしました。
今いる場所がちょうど少し高い場所にあるせいで建物の遮蔽もなく広範囲で空を見渡すことができ、観覧場所としては非常に恵まれた場所だったと思います。
そうこうしているうちに道の脇に路駐する車が増え始め、2時には私たちの周りにも10台以上の車が所狭しと並んでいました。
そして2時を少し過ぎたころ、ジェット機特有の轟音を響かせ、北の空から6機の編隊がこちらへ向かってくるのが見えました。
私はブルーインパルスの演技を生で見るのは初めてで、正直に言うとたかをくくっていました。
しかし、それは演技が始まってものの数分で吹き飛び、自然と口を衝いて出る感嘆の声が止まりませんでした。
気持ちよく晴れた真っ青な空に描かれるジェット機の軌跡は、それがどれだけ精密な計算とチームワークで成り立っているものなのかを視界を通して如実に語っていました。
均等な感覚で真っすぐにひかれた直線や曲線、そして複数の機体がそれぞれの動きをして、それが最後にはちゃんとした一枚絵になる様などは、普段あまり芸術的な分野に対して心の動きがない私でも、思わず拍手を送りたくなるほどの素晴らしい芸術でした。
気がつけば25分間の演技はあっという間で、私は嫁の言った感動という言葉に妙に納得しつつ、興奮冷めやらぬなか、二人でまつり会場へと少し長めの散歩を始めました。
6機すべてが弧を描きはじめ
くるりと輪を描き
段々と輪が重なって
描かれた大輪の桜の花
2機がYの字を空に描き
ハートマークの完成〜♪
50mmのレンズじゃ、これが限界でした…。
でも、おかげで全体を撮ることができました。
動画もあります(嫁と私の声が入ってしまいました)
さて、まつり会場まで30分ほどをかけて歩いた私たちは、パレードが行われている国道4号線から50メートルほど離れた、一本裏の通りからパレードを眺めていました。
その理由は、沿道にあまりに多くの観客が来てしまったために入場規制がかけられてしまい、どうしてもパレードに近づくことができなかったためです。
私たちの周りには同じように規制後に訪れてしまったために近づけない人たちの人だかりができ、口々に不満を漏らしていました。
私と嫁も同様に、せっかくここまで来たのにという思いから多少イラッとしましたが、冷静に沿道の方を見てみると、こことは比較にならないほどの人が通りを埋め尽くしているのがここからでもはっきりと解りました。
どうやらまともな移動すらままならず、右往左往している人もたくさんいるようで、これ以上人が押し寄せたらどれだけ混乱してしまうのか解らないほどでした。
中には、あまりの人の多さに観るのを諦めてこちらへ戻ってくる人たちまでいる始末で、やがてみんながそのことに気付き始め、最終的にはほぼ誰も文句を言わなくなっていました。
そしてパレードが終了、したのかどうかも良く解りませんでしたが、一気に人が動き始めたのでおそらく終わったんだろうななどと思っていると、私たちの居る方向へ沢山の人たちが一斉に押し寄せてきました。
見ると、その人たちの服や帽子には○○ツアーなどと書かれたバッジがつけられていて、一目で観光バスで来た方たちだということが解りました。
観光バスの乗降場所はちょうど私たちが通ってきた道にあり、時間単位で動かなければならないツアーバスのシステム上、パレードが終わって移動して、乗って全員そろったらはい出発という流れになってしまうのは仕方のないことなのだと思いましたが、まさかこれほど一度に大移動を開始するとは、さすがは数万人が一度に押し寄せる東北六魂祭という感じでした。
私たちはその人の群れを避けるように道端に体を寄せ、ひととおり観光バスのお客さんがいなくなったとき規制が解除され、私たちはなだれ込む様に国道4号線へと向かいました。
そこにはまだ沢山の観覧者が残っていましたが、先ほど見た時よりは確実に人が減っており、歩道も十分な余裕がありました。
そして、間もなく復路のパレードが始まりますというアナウンスが流れ、どうやら私たちはちょうどいいタイミングでこの場所に来ることができたようでした。
すると、目の前に突如沢山のちょうちんを着けた竿灯が現れ、巨大な竿灯を手のひらや額に乗せるパフォーマンスが始まり、周りから一斉に歓声と拍手が沸き起こりました。
そして間もなくパレードの復路が始まりました。
このパレードは往路のように統一して踊りながらにぎやかに通り過ぎるものではなく、おのおの自由に手を振ったり踊ったりしながら、まあ、要は歩いて往路のスタート地点までまで帰るだけなんですが、ねぶたのお囃子と共にきれいな衣装をまとった人たちが練り歩く姿は、これはこれで見ものでした。
とりあえずそのほぼすべてを撮影しましたので、動画を載せておきます。
10分ほどあります。
そうして私たちはパレードを無事見終え帰路へと着いたのですが、またここから3キロ歩かなければならないと思うと…。
ですが、途中でなんだか面白いバスを見つけたので、撮影しながら楽しく帰ることができました。
ももんがー!
ジャムセッション
東北六魂祭、なんだか人の力っていろんな意味ですごいんだなと考えさせられるお祭りでした。
|
全体表示
[ リスト ]




