名前のない馬鹿 -A Fool With No Name-

5月3日〜5日の日中、ほぼ外にいた結果、顔にすごい日焼けをしてしまいました。

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先日、色々と事情があって私の夕食は

●豆腐半丁
●ご飯2杯

というひどいものでした。
そして夜12時前、私はランダムブログで他のブログを拝見させてもらっていました。
その何件目かに、あるブログがヒットしました。
トップには、それはもう旨そうなラーメンの写真。
それを見た瞬間に、私の胃がもの凄い悲鳴を上げました。

何か食わせろ!

そう、私の身体からして、豆腐半分とご飯2杯はどう考えても少なすぎました。
そこにきてこの写真、限界でした。
私は寝る前という事を一切考えずに、豆腐の残り半分とご飯をかき込みました。
と、リビングでテレビを観ていた嫁は私の様子を見て、これはただ事ではないと思ったらしく、一体どうしたのかと聞かれたので私は事の一部始終を嫁に話しました。
嫁は笑って聞きつつも、そんなに美味しそうな写真なら見てみたいと言ってきました。
そして私のパソコンを見せると、確かにこれは旨そうだと言いつつ、あることに気づいたようでした。

「これ、福島のラーメン載せてるんじゃない?」

そうです、確かによく見てみると、メニュー一覧のほとんどが福島県の市町村名でした。
そしてそのブログを読み進めるうち、私は初めて見る言葉に出くわしました。

朝ラー。

どうやら福島県の喜多方市では、朝からラーメン屋さんがオープンしているらしく、当たり前のようにみんな朝からラーメンを楽しんでいるのだそうです。
私は我慢できなくなり、嫁に提案しました。

「朝ラー、行かないか?」
「行こう。」

こうして、土曜日の朝早くから喜多方へと向かうことが決定したのでした。



そして土曜日の朝。
朝七時前には高速に乗り、私達は一路喜多方市を目指しました。
8時20分、前日にそのブログを参考にさせていただいて練った予定どおり、一軒目のお店に着きました。


●あべ食堂


ここは以前喜多方にラーメンを食べに行った際に前を通りがかり、あまりに多くの人が行列を作っていたのが印象的なお店でした。
しかしさすがに朝8時半まえともなると店の前には人はおらず、おそらく店内もほぼ誰もいないのだろうと思いつつ暖簾をくぐりました。

店内の半分以上の席がすでに埋まっていました。

これには本当に驚きました。
普通に子供とお父さんが店の人と親しげに会話をしながらラーメンをすすっているのです。
なるほど、昼間は観光客が行列を作るから、ご近所の常連さんはこの時間に来るのか。
合点がいきました。
そして私達は中華そば(600円)を注文、私はメニューに載っていない『脂っこく』という隠れた指定ができ(無料)、またそれがたまらなく美味しいということを事前にブログで知っていたため、それを注文しました。
で、出てきたのがこれ。

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あのさあ、どう考えても朝8時半に食べていい脂の量じゃねえだろ、これ(笑)。
私は、正直ちょっと後悔していました。
それは、あまりの見た目であると同時に、目の前で嫁がこっちを呆れた目で睨みながら

「だから太んだよ!」

と言っていることも併せてですが(笑)。
まあ、頼んでしまったものは仕方がないのでとりあえずスープをひとくち口に運びました。

…え?

脂っこく、ない?

実に不思議な、そして素晴らしく美味しい味でした。
口の中でギトギト成分が爆発するのかと思いきや、ふんわりとしたコクが口の中いっぱいに広がり、脂のほどよい甘さをたたえた香りが鼻腔からふわっ、と抜けていきました。
そしてそのスープが中太麺とよく絡まって、これがまた実に美味しく、飲み込んだ後もまだ口の中に余韻が残るほどの深さでした。
私は嫁に、だまされたと思って飲んでみろと促し、半信半疑でスープを飲んだ嫁もやはり私と同様にこれは美味しいとうなづいていました。
ちなみに、こちらが嫁の頼んだ『中華そば』。

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こちらは実にシンプルかつ深い味わいで、醤油の味が一本、太い柱としてピンと立っている印象を受けました。
これぞ醤油ラーメン!といった感じの、いやらしさのカケラもない、整った味でした。
私達は大満足のうちにお店を後にしました。


そして私達は昼ごろまで時間をつぶし、せっかくなのでもう一軒食べてから帰ることにしました。
向かったのはこちら


●坂内食堂(ばんないしょくどう)

どうやらこちらのお店もあべ食堂さんと同じく観光客でごった返すお店らしく、12時過ぎにお店に着いた時点ですでに10人ほどが行列を作っていました。
そしてそれからおよそ10分ほどして店内に案内され、私は肉そば(900円)、嫁は中華そば(600円)を注文しました。
ここで私はまた軽く後悔することになるのです。
だって、出てきたのがこれですもの(笑)。

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肉そばって、これ、肉じゃん(笑)。
嫁は、あべ食堂さんの時と全く同じ表情と言葉で私をののしってきます。
確かにこれじゃメタボるわな、と思いながら私はスープを一口。

これが、驚くほど澄み切った味で…。
口の中に広がるのは、真っ白なイメージのみで、脂っこさやいやらしさというものが全く感じられませんでした。
このスープならこのチャーシューも問題ないのでは? と思いながらチャーシューを口に運んでみました。
程よく脂が抜け、その上トロトロに煮込まれた、それはそれは極上のチャーシュー!
私は一気に食欲に火が点き、太いちぢれ麺と一緒に一気に完食!
嫁の頼んだ中華そばは、肉の量が違うだけであとは全く同じ、美味しい味でした。
ちなみにこちら。

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麺を食べ終わった私は、スープはいかなる場合も残すことを嫁から義務付けられているので(本人いわく、身体を気遣っての優しさ)、スープは残さざるを得ませんでしたが、本当は心の底から飲みきってしまいたいと思いつつ、後ろ髪を引かれながらお店を後にしました。

で、お店の外に出たらこの行列…。

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この後も次から次へとお客さんがこちらへ向かってくるのが見えました。
どうやら、私達はある意味早く食べられてラッキーだったようです♪

こうして、私達の喜多方・満腹ラーメン旅は終わりました。
嫁は、満足そうな顔を浮かべていました。
それを見た私も満足でした。

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