|
リヒテルが録音として唯一納得した協奏曲演奏をご紹介いたします。
リスト/ピアノ協奏曲第1番&第2番
指揮:キリル・コンドラシン
ロンドン交響楽団
1961年
自分自身の演奏さえ納得することの極端に少ないリヒテルが、オーケストラとの協演で「うまくいった」と評するのは奇跡に近いと思います。
透明感のある迫力、流麗かつ壮麗なオーケストラ、リヒテルを含め演奏者の存在を忘れてしまいそうな音の世界。
恐らくそうなのでしょう、リヒテルという人は自らの存在も消し去るような、音楽だけの世界を大変高いレベルで実現したときだけ、納得することができたのでしょう。そして他人であっても自分であっても、納得できた演奏のある曲は、それ以降弾くことはなかったのです。
このリストの2つの協奏曲も、曲自体の好みは別としても、素晴らしい演奏を突き抜けたような「純音」の世界を感じることができます。彼が求めていたものの片鱗を理解できるような演奏です。
そして、気心の知れたコンドラシンのリードも絶妙だったのでしょう。リヒテルにしては稀な、オーケストラと融和したような演奏です。「やれピアノがどうの」「弦がどうの」「管がどうの」という感想は一切生まれません。
リヒテルが納得した演奏だからといって難しく考える必要はなく、素直な気持ちで、心を無にして感じてみると「純音」を体感できることでしょう。
|
キター!!ですね!
リストですね!あのリヒテルが、満足したのなら・・・はい、間違いはないはずです!!
他人であっても納得できた演奏は弾かない、というのは、自分以外の誰かが弾いて、リヒテルが聞いて納得した演奏はもう弾かないってことですよね?ううーーん リヒテルはやはり自分があるいみ「無い」、のですね。音楽がすべて・・達観ですね・・・
2009/1/6(火) 午後 11:12
リスト・・・聴いてみたいな。
でも無いから、今日はバッハを聴きます。
デュークさんのおっしゃるとおり、無償の音なんだと思います。
2009/1/7(水) 午後 0:39
>ちろんこさん
その通りです。ですから人気の曲であっても他の納得の演奏があると弾きません。リヒテルのレパートリーの多さはピアニスト史上最大とも言われているのにです。ベートーベンの協奏曲では1、3番しか演奏していませんし、ラフマニノフなら1、2番のみ、ショパンの協奏曲は演奏していません。ベートーベンのソナタもいくつか抜けております。
2009/1/7(水) 午後 8:16 [ デューク東 ]
>まつさん
バッハはリヒテル自身がこだわり愛していた、私がまだ至っていないあの曲ですね?う〜ん、、、。
2009/1/7(水) 午後 8:17 [ デューク東 ]
>内緒さん
残念ながら名前はすっかり忘れてしまいました。
無いのは残念ですね。いずれ機会があれば、お渡しいたします(笑)
2009/1/7(水) 午後 8:19 [ デューク東 ]
逆に彼が他人ので満足した曲は誰が弾いたのか気になりますね・・
ラフマニノフ3番も私は好きですが、誰のに満足したのだろう・・ベートーベンソナタはバックハウスとか?
2009/1/7(水) 午後 8:33
>ちろんこさん
「誰のどの曲」は忘れてしまいましたが、よく出てくる名前としては、マリア・ユージナ、エミール・ギレリス、ルドルフ・ゼルキンあたりだったと思います。それぞれの人で1曲、多くて2曲はあったかと。
2009/1/7(水) 午後 8:51 [ デューク東 ]
ふむ!マリア・ユージナはエニグマにも出てきた方だったかな?リヒテルが葬式で弾いたっていう。リヒテルの演奏は評価してなかった、って方でしたよね
2009/1/7(水) 午後 8:57
>ちろんこさん
その通りです。
ただ、映画ではそう思われたかもしれませんが、ユージナはリヒテルに一目置いていました。周囲がそれを知っているから葬儀の演奏はリヒテルになったのです。しかし、ラフマニノフを弾いたのはユーモアというか、皮肉というか、悪戯坊主のようですね。
2009/1/7(水) 午後 9:05 [ デューク東 ]
そうなのですね。リヒテルは、確かになかなかユーモアのある方ですよね。彼の信念を根幹に平気でいろんなことしたり言うというか。あと、尾行されてるの気付いて、その相手にいたずらしかけるとか(笑)わざとぶつかったり(笑)
2009/1/7(水) 午後 9:14
全て監視下の旧ソ連の生活において「平和に暮らしている」と言い切れる素晴らしさ。見習わなくてはいけませんね。
2009/1/7(水) 午後 9:18 [ デューク東 ]
そうなんですよね・・・やっぱ、普通の人とは違う世界に立っている・・・あ、オイストラフ先生の「太陽の窓」やっと見たのですが、その点(監視下の状況)についてはオイストラフ先生は、とても複雑でした。ちょっともう一回じっくり見てから、後で記事を書きたいと思います!
2009/1/7(水) 午後 9:23
>ちろんこさん
楽しみにしております。
2009/1/7(水) 午後 10:07 [ デューク東 ]
僕の愛聴盤なのでびっくりしました。
リヒテル納得の演奏だったのですね!
しかし、やたら安いCDだったような気が・・・
2009/1/16(金) 午後 4:37
>アルコさん
ご訪問とコメントありがとうございます。
この盤が愛聴盤とはマニアックですね(笑)
シューベルトの「さすらい人」もお持ちでしょうか?
2009/1/16(金) 午後 11:28 [ デューク東 ]
持っていなかったと思います^^
好きな曲でないし・・・
でも、だからこそリヒテルの凄さが分かるのかも、
今度ぜひ聞いてみたいです。
デューク東さんのブログを参考にCDを選びたいです。
2009/1/17(土) 午前 8:42
>アルコさん
それは残念です。「さすらい人」リヒテルが最もお気に入りの曲の一つだったのです。私もオーケストラの演奏が基本的に好きなのですが、是非リヒテルの「さすらい人」を無理してでも繰り返し聴いてみてください。
私のブログ記事の「これは凄い」のフォルダで紹介しております。ご参考に。
2009/1/17(土) 午後 1:02 [ デューク東 ]