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平成最後の8月下旬、嫁様と割烹居酒屋でディナーしました。
京王井の頭線「久我山」駅から徒歩3分、人見街道沿にあるお店に到着。
TV「王様のブランチ」で「渡部建の食べログ4の店」でも紹介された『器楽亭』さんです。
真剣な眼差しの御仁は・・・
数多の日本料理店を食べ歩き、独学で料理を研究されたという店主の浅倉鼓太郎氏。 2007年4月にコチラのお店をオープンされました。 カジュアルな雰囲気の店内は、L字カウンターに8席、テーブル16席のキャパ。
お邪魔したのはウィークデーの夜、先客2組、後に1組いらっしゃいました。
店主のほかに、若いスタッフさん2名と感じのよい女将さんで切り盛りされてます。
料理メニューはコースのみで、10,000円、12,000円、15,000円(税抜)の3種類。
で、今回は真ん中のコースをいただいてみることに。 ■だだ茶豆のすりおろし、ジュンサイ、梅
豆のフレーバーと甘味が楽しめるフレッシュな冷製スープでスタート。 つづいて、金のウチワの皿に乗せられた八寸の4品。
■明太子の粕漬け ほのかに酒かすの風味があってマイルドな仕上がり。 明太子はそのままでも美味しいですが・・・ このひと工夫が普通の居酒屋ではないことを感じさせます。 ■カマスの棒寿し
コレ、よくある棒寿しとは一味違ってなかなかの出来。 炙りのカマスは香ばしく、身は柔らかで旨味が凝縮されてます。 シャリのほぐれ具合もよく、想定外にしっかり美味しいお寿司でした。 ■いちじくとシャインマスカットの白和
葡萄+無花果+豆腐という取り合わせの妙。 これが意外にも素敵にマッチして、爽やかに旨い。 ■卵黄の出汁漬け
「味がしっかりしてるのでチビチビやってください」と店主。 なるほど、ねっとりとした食感に卵黄と出汁の旨味が融合する味わい深い一品。 ◆而今 純米吟醸 千本錦火入 (840円/120ml)
店主自ら全国の酒蔵を巡り、美味しい日本酒を揃えたそう。 ■鱧の湯掛け
目の前で、シャリ、シャリっと手馴れた包丁さばきで骨切りするご主人。 ほんのり温かいハモは、一切小骨を感じることなく、素材そのものの味が楽しめます。 ハモ苦手な嫁様も、「美味しいっ!」と完食したミラクルな逸品でした。 ■お吸い物 鮑、冬瓜、白髪ネギ
まずはスープ、優しい出汁の深みある味わいが口いっぱいに広がってホッとするウマさ! そして、惜しげもなく投入された能登産黒鮑の大きさにビックリ!
お味の方も当然のウマさで、シアワセ気分にひたれる至高の一椀でした。 ■酔っぱらい海老
中華料理では紹興酒や老酒で漬け込むのが一般的ですが・・・ コチラはコニャックのヘネシーVSOPで酔わせたという贅沢なボタン海老。 「バブル時代を懐かしんでやってみました。(笑)」と大将。
ほのかに漂うブランデーの香り、海老は柔らかくもプリッとした食感。 卵黄とのコンビネーションで、まろやかにして濃厚なウマ味が楽しめました。 ◆惣邑 純米吟醸 (650円/120ml)
このお店で取り扱う日本酒は、特注した氷温貯蔵の冷蔵庫で保管されてるそう。 温度帯はマイナス2〜4℃、冷たくして提供しているのが特徴なんだとか。 実際、呑んでみてもフレッシュで、その保存状態の良さが分かります。 ■秋刀魚の友和え
いわゆる「肝和え」ですが、クセ・臭みなく、最高の酒アテに仕上がってます。 なめろう系は鯵しかいただいたことないですが、新鮮なサンマも負けてません。 ■イワシの海苔巻き 足が早いイワシを生で使った海苔巻きは、嫁様絶賛の一品。 イイ感じに下味のついたイワシに、海苔と生姜がアクセント。
ひとくちサイズで食べやすく、あっという間にたいらげた海苔巻きは秀逸の出来。
■鰻の蒲焼
ウナギの身がホクホクで柔らかい! 一方、香ばしく焼かれた皮はパリパリの食感で、今まで食したことのない蒲焼スタイル。
山椒とワサビをつけて美味しくいただきました。 ■アマダイの松笠揚げ
うろこがパリパリにカリカリで鯛の身もしっかり旨い! ■とうもろこし揚げ ゴールドラッシュという品種のコーンは、みずみずしくて甘さが際立ってます。 一見シンプルな印象ですが、フツーでない揚げ物二品でした。 ■カツサンド
このお店のスペシャリテは、紙に包まれ手渡しで出してくれます。 薄めのパン生地にタレのつけられた肉厚なビーフがイケてます。
と、味は良かったのですが、肉スジが強くて噛み切るのに苦労しました。 ◆澤の花 ささら吟醸 (650円)
受け皿無しでも表面が盛り上がるほどギリギリまで注ぐ女将さん。 ザ・プロフェッショナルな神ワザを披露してくれました。^^ ■自家製がんもどきと茄子の炊き合わせ
お茄子は煮物・焼き物・揚げ物に最適とされる秋田県産の式部ナス。 ほっこりとやさしい味付けで、じんわりと出汁の旨味が広がります。
お酒とのペアリングもよく、これぞ”ニッポンの味”って感じの一皿でした。
■そうめん、自家製梅だれ
中太麺でコシの強さが特徴の徳島県・半田そうめんが〆の料理。 さっぱりとした酸味の梅ダレでいただくツルシコ麺はかなり美味しい。 これだけの品数をいただいたあとでも、すんなり食べられましたよ。 ■自家製プリン
食後のブラックコーヒーをイメージして作られたデザート。 確かに、カラメルがかなりの苦さで、プリンの甘さも控えめ。 この日のコース料理にマッチした、計算されたテイストに仕上がってます。 とゆーわけで、何れも興味深い料理の数々でした。 旬な素材をさらに美味しく・・・という店主のこだわりが見事に昇華されてます。 量のバランスもよく、美味しいものを少量ずつ、色々楽しめたのも加点ポイント。 日本酒との相性もバツグンで、季節を変えて再訪したいと思わせる貴重なお店です。 最後は、ご主人と女将さんの丁寧なお見送りを受け、気持ちよくお店をあとにしました。 <所要時間:2時間20分/TOTAL:31,470円(税込)>
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