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番外篇 大和を歩く

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葛城の道 その2

笛吹の集落の北西のはずれに「葛木坐火雷神社」はあった。
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門脇禎二著「葛城と古代国家」によれば、この地を高尾張とする説と、もう少し南の御所市から五條市へ抜ける途中の鴨神(かもがみ)・西佐味(にしさび)のあたりとする説があるとのこと。
 
社殿は、東の大和の盆地に向かず、南向きで石段を上った小高い位置にある。
 
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祭神は、火雷神と笛吹連の祖天香山命ということで、天香山命は、尾張氏の祖でもあり、笛吹氏というのは尾張氏の系譜になる。
 
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谷川健一著「青銅の神の足跡」によれば、雷神、蛇神は鍛冶の神だそうで、神社の由来書によれば、天香山命は、金(かね)を堀り、三種の神器の一つの「八咫鏡」を鋳造して皇祖に奉った、とあり、鉱山、鍛冶の神を祀っていることがわかる。
 
拝殿の瓦には「桜」の紋。
 
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社殿の山側奥に古墳がある。
 
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境内には、春日神社、稲荷神社、熊野神社、浅間神社、森本神社、空○神社、が祀られている。
最後の「空○」は文字が薄くなって読み取れなかった。
 
なぜか、明治42年6月に政府から神社に奉納されたという日露戦争の戦利品だろうかロシア製の「加農攻守城砲」がある。
 
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葛木坐火雷神社から葛城山ロープウェイの乗り場へ向かう途中、「葛城天剣神社」をみつけた。
 
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祭神は、天照大神荒魂、瓊瓊杵尊、天之尾羽張神。
ここで、「尾張」に関係のありそうな「天之尾羽張神」と出会う。
 
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wikipediaによれば、天之尾羽張(あめのおはばり)は、日本神話に登場する刀であり、また神の名前である。神名としては天之尾羽張神(あめのおはばりのかみ)という。別名 伊都之尾羽張(いつのおはばり)。
「尾羽張」は「尾刃張」で、鋒の両方の刃が張り出した剣の意味である。「天」は高天原に関係のあるものであることを示す。「伊都」「稜威」は威力のことである。「雄走」は「鞘走る」(さおはしる)の意で、鋭利な刃であることを示す。
 
社に掘り込まれた神紋は、菊をバックに三本の剣。
 
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ここからも、大和三山の眺望がすばらしい。
 
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