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番外篇 伊勢を歩く

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五十鈴川の堤防を下りて、西方の鹿海の集落へ行く途中の田んぼの中に、内宮末社の「加努弥神社(かぬみじんじゃ)」がある。
 
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鳥居は南南西向きで、社はなく、磐座が祀られている。
 
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祭神は、稲依比女命(いなよりひめのみこと)。
大歳神の御子で五穀の守護神。
 
小さな社叢のすぐ横に倉庫が建っているのは興ざめだが、田んぼの続く黄緑の中に深緑の森がこんもりとあり、印象的な神社だ。
 
鹿海の集落に入って南へ少し行くと「三界万霊」と刻まれた大きな石塔がある。
 
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そこから坂道を上っていくと「鹿海神社」がある。
 
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見晴らしがよく気持ちがいい。
 
由緒書きがなかったので祭神などはわからないが、この地の産土神なんだろう。
 
境内には、「山の神社」が祀られている。
 
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説明板があり、それによると、
 
「「山の神」は昔から12、13才の男子にて11月7日夜かがり火をたいて神事を行っています。この火にあたると一年間「かぜ」をひかないと言われています。」
 
また、磐座も祀られている。
 
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神社の横に公民館があり、その前に、日待塔と月待塔の石塚がある。
 
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それぞれ説明板があり、日待塔は、
 
「江戸時代後期から各地に日待行事がありました。当地区は、毎月24日に農作業を休み氏神に参拝「日の出」を飲食しながら健康と豊作を祈り待ちました。当地は農作業を休むことを「ひまち」と言っています。この塔は伊勢市では当町のみで度会郡二見町に一基あります。」
 
月待塔は、
 
「月待の夜は地区のみんなで一ヶ所にあつまって「のんだりたべたり」して夜月が出るのを待ち健康と豊作を祈り一夜をすごしました。月は、1.2、5、6、11月で日は23日でした。現在は行っていません。」
 
集落の中には、黒塀のお屋敷が並ぶが、古い倉庫と看板が印象的であった。
 
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鹿海の集落から一山越えると国道23号に出て、それに沿って野球場へ向かう。
 
公園へ入るところに「野口みずき金メダルロード」の標識があり、野口選手は伊勢出身であることを知る。
 
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野球場の横には、巨人の沢村栄治投手と阪神の西村幸生投手の胸像があるということで、寄ってみた。
 
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公園から小高い倉田山の皇學館中学・高校の前をすぎて下ると、大鳥居がる。
 
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この交差点には神道博物館もあるのだが、残念ながら日曜には休館だった。
 
交差点を渡ると、内宮別宮の「倭姫宮(やまとひめのみや)」がある。
 
入口からの参道は深い森の中をかなり長く続く。
 
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祭神は、倭姫命。
大正12年(1923)に創建されたそうで、そんなに古い神社ではない。
 
すぐ近くに「神宮徴古館・農業館」があり、見学したが、写真撮影は禁止されていて、残念だった。
 
まだお昼ではあったが、猛烈に暑く疲れたので、宇治山田駅へ向かう途中見つけたラーメン屋で昼食にして、そのあとまたスーパー銭湯の看板を見つけたので、行ってみると12時から営業していて開いていたので、1時間ばかり潮湯や電気風呂などに浸かってのんびりしてから帰った。

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