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猿田彦石から五十鈴川にかかる日の出橋を渡り、国道42号線を渡ってそのまままっすぐ、井戸口山へ続く道を行く。
橋からは、朝熊山が望める。
ペットの火葬場があってそのすぐ向こうに山への登り口があり、内宮摂社の「神前神社(こうざきじんじゃ)」の石標がある。
約260段の石段を登った頂上に「神前神社」の社が南向きに建つ。
ガイドブックによれば、祭神は、荒前比賣命(あらさきひめのみこと)。
倭姫が江神社を定めたあと、荒前比賣命が迎えにでられて定められたそうだ。
この社には、内宮末社の「許母利神社(こもりじんじゃ)」(祭神:粟嶋神御魂(あわしまのかみのみたま))と「荒前神社(あらさきじんじゃ)」(祭神:荒前比賣命(あらさきひめのみこと))もいっしょに祀られている。
これらの神々はこの地、松下の海岸鎮守の神様で、もとは海岸近くに祀られていたが、浸水などでその社地を失ったためここに祀られたそうで、津波の被害にあって高台へ移ったようだ。
山を下り、その裾野を南へ500mほど行くと、「松下社((まつしたやしろ)」がある。
由緒書板によると、
「祭神 素戔鳴尊・菅原道真・不詳一座
例祭 2月2日
松下地区の氏神さまです。加木牛頭天王社・御船社・蘇民の森ともいわれています。
当社の創立は不詳であります。「氏経日次記」文安6年(1449)の記事が古い記録です。
この社にいつの日か素戔鳴尊と同神とされる牛頭天王が勧請され、やがて同神とかかわる蘇民社も祀られたものでありましょうか。
蘇民社では古くから「蘇民将来子孫」と書いた桃符を配布し(頒布初祭12月16日)、近郊それを受けて注連縄に吊るし、今に至っています。
なを牛頭天王の縁起を書いた元和6年(1620)銘の儀軌が、当会所に蔵されています。
また境内に樹齢1000年といわれる大楠(県指定天然記念物)もあります。」
栞によると、あの「安倍清明」も関係があるとのこと、
「当社の創立年は詳しくはわかりませんが、素蓋鳴尊をお祀りし、もと「牛頭天王」と称していました。それに加え、陰陽師・安倍晴明の勧請(神様をお招きしてお祀り)されたところとも言い伝えられてきました。また、『備後国風土記』にある「蘇民将来」の記事にとてもよく似た説話が、この地にも言い伝えられています。それで古くからこの社の森を「清明森」とも「蘇民森」とも称してきました。しかしながら古い記録や書物にこれらのことを記した例が見られないために、この近くの海で行われる伊勢神宮のお祭りの際、雨が激しく降る時には「松下社」でお供え物を調理したという室町時代に書かれた記録に基づいて、明治三年十月に改め、「松下社」という呼び方になりました。
なお、伊勢志摩地方全域には「蘇民将来子孫家門」と書いた桃符を門楣(まぐさ)へ注連縄とともに懸ける風習があります。これは「蘇民将来」の言い伝えから、素蓋鳴尊の教えにしたがい、蘇民将来の子孫の家であると示すことによって禍がもたらされないという意味が込められています。今では当社の桃符と注連縄は伊勢志摩地方のみならず全国へ頒布されています。
さらに、境内には「蘇民祠(そみんのほこら)」があります。ここは長く途絶えていましたが、昭和五十年十月に再建したものです。」
もともとは、ここ松下地区の氏神さということで、「不詳一座」というのがその神様であるらしい。
社殿は南東向きに建つ。
鳥居をくぐってすぐに、「蘇民祠(そみんのほこら)がある。
正殿前や境内社の八幡社や山の神社にも「榊巻(さかきまき)」という榊を束ねたものが祀られている。
栞によると、
「松下社には正殿の床下をはじめ、境内の十四カ所に、榊の枝を束ねて重ね、こんもりとした榊巻というものがある。榊は毎年巻き重ねていき、社の正殿が二十年目毎に建て替えられる時に、榊巻も新しくなる。榊巻神事は十二月三十一日に行われ、当地方でも珍しい習わしである。」
そして樹齢1000年の楠が枝を拡げている。
納屋のような建物があり、かなり古そうな木額がいくつも奉納されている。
松下社横に道の駅があって、ソフトクリームで一休み。
JR松下駅近くから、一山越えて、海岸のほうへ続く道があり、海岸近くでは湿地帯の細い道を歩くことになる。
海岸の堤防にでて南へ行くと海水浴場になり、その先の磯の小道を行き、また小さな砂浜を過ぎた向こうの岬の森の中に、内宮摂社の「粟皇子神社(あわみこじんじゃ)」が南南東向きに建つ。
祭神は、須佐乃乎御玉道主命(すさのおのみことのみたまのみちぬしのみこと)。
天照大神と素戔鳴尊との誓約(うけい)によって生まれた女神で、別名「淡海子神」と呼ばれる海岸鎮守の神と伝えられているそうだ。
ガイドブックでは池の浦のバス停へ向かうことになるのだが、バスは何時にあるのかわからないので、来た道をJR松下駅へ戻って、この日は帰宅した。 |

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