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時間はぐっとさかのぼるが、今年の2月6日、伊賀の「佐那具(さなぐ)」にある御墓山古墳と敢国神社を訪ねた。
谷川健一著「青銅の神の足跡」という本を読んで、そこに「御墓山」の写真がのっていて、みるからに巨大な古墳に見え印象に残っていた。
ただ、現地に行ってみると、この山が「御墓山」であって、古墳自体は、山の写真の向って左のほう1/3〜1/4ぐらいの、山の上に造られているものだった。
説明板があって、それによると、
「全長:約180m、後円部径約100m、高さ、14m、前方部幅約80m、高さ約10m
御墓山古墳は、5世紀前半に築造された前方後円墳で、三重県内で最大規模を誇る墳墓で、大正10年(1921)に、国史跡に指定されています。
墳丘は2段に造られていますが、前方部裾から下方に葺石を伴う段築があり、見かけは3段に造られたようになっていて、実際より大きく見せる効果があったと考えられます。
さらに、後円部から北西方向に張り出すような形で作り出しが設けられていることから、御墓山古墳は佐那具の街並みに正面を向けて造られていたことがわかります。
後円部上には盗掘坑が見られ、副葬品の出土は知られていませんが、円筒形や家の形を模したものなど、本墳出土とされる埴輪の破片が多く残されています。(伊賀市教育委員会保管)
孝元天皇の皇子で四道将軍の一人である大彦命の陵墓であると伝えられています。」
JR関西線の佐那具駅で降り少し歩き、柘植川にかかる橋を渡ると佐那具の街並に入る。
佐那具の街並を横切って南へ行くとこんもりと森が見えたので行ってみると「府中神社」があった。
社殿は南向きに建ち、本殿は神明造りで千木。鰹木が載る。
祭神名が刻まれた石碑が立つ。
境内社には、秋葉神社、金刀比羅神社、稲荷社、牛頭天王が祀られている。
拝殿屋根には、「菊」の紋。
拝殿の内には「五七桐紋」も見られ、左右に武人の像がある。
御墓山はこの神社の南東、そう遠くないところにある。 |
番外篇 伊賀を歩く
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