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三河国分寺跡へ向うと、そのすぐちかくに「八幡宮」があった。
入口は広くはないが、境内はかなり広い。
石橋が3つ並び、その向こうに二の鳥居、そして中門がある。
中門をくぐると境内が開けて、左右に東御門社(豊磐窓神(とよいわまどのかみ))・西御門社(櫛磐窓神(くしいわまどのかみ))の盗難除け・門衛除魔の神が祀られている。
社殿は、南向きに建つ。
拝殿屋根の鬼板には、「五七桐」の紋がつき、その下部には「三つ巴」紋がつく。
本殿は、流造りで、国の重要文化財に指定されている。
説明板があり、
「この八幡宮は第40代天武天皇の白鳳年間豊前の国(現在の北九州)から勧請されたものと伝えられている。奥にある本殿は文明9年室町時代の建築でこの種の建物では実に優れたものであり三間社流造の桧皮葺で蟇股の彫刻といい、木割の調子の整った点、懸魚から操形のさびのあるところなど当時の建物の特色を充分に表現しており、蟇股の彫刻は題材が一つ一つ変わっているあたりは他に類例がありません。明治40年5月27日国の特別保護建造物に指定され、現在は重要文化財である。」
本殿屋根には、「菊」の紋。
蟇股には、蓮と日と月の飾りがつく。
本殿の左右には、内宮(天照皇大神(皇室・国民の守護神))・外宮(豊受大御神(五穀豊穣・衣食住の神))が祀られていて、境内には何箇所も色々な神さまが祀られている。
境内社には、それぞれ社名と祭神とそのご利益が書かれた札がある。
下天神社:弥都波能売神(みつはめのめのかみ)(農耕・水・水難除けの神、祈雨・止雨の神)
荒御魂社(あらみたましゃ):応神天皇之荒御魂(厄除け開運の神)
沖社(弁財天社):市許嶋姫命(水の神 福徳財宝の守護神)
金刀比羅社:大物主大神(雨乞いの神、航海・漁業・農耕の守護神)
秋葉社(本郷嶋の祀る社):火之迦具土神 眷属神秋葉三尺坊(火難・水難・剣難除けの神)
天王社(本郷嶋・市場嶋・西赤土嶋の祀る社):建速須佐之命・大己牟遅命(厄病除けの神)
碓丸社(うすまるしゃ)(上碓丸社、下碓丸社合祀):大碓命・小碓命(別名倭建命)(国家・国民の守護神)
春日社:武甕槌神・ 経津主神・天児屋根命(祟り・邪気払い・藤原氏の守護神)
住吉三社:底筒男命・中筒男命・表筒男命(縁結び・子授け・海上安全の守護神)
談合社:思兼神(智恵・学芸・大工・畳工・石工の守護神)
天満天神社(北野天神社合祀):菅原道真公(雷雨神)(受験学問の神(気象・天候・農耕の神))
高良社(こうらしゃ):武内宿禰命(長寿延命・健康の神)
磯良社(いそらしゃ):安曇磯良命(あずみのいそらのみこと)(海・航海安全の神)
一品社(いっぽんしゃ)(市階天神社(いかいてんじんしゃ)):舎人親王(とねりしんのう)(書物・読書の神)
諏訪社:建御名方神・八坂刀売神(やさかとめのかみ)(台風除け・狩猟・農耕の神)
須佐之男社(中進雄社合祀):須佐之男命(災難・病疫除けの神)
若宮社:仁徳天皇(国家繁栄の神)
駒ケ嶽社(本郷嶋の祀る社):保食神(うけもちのかみ)、宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)(衣食住、農蚕牛馬の守護神)
この他に2社、修理中の比較的大きな社がある。
「金的中」と書かれた額がたくさん奉納されている建物があり、何気なく撮った写真のものは「天保九年」とあり、古くからのものがあるようだ。
社を修理している宮大工さんがここで昼休みしていて、ちょうどいい機会だと、いろいろ話をしているうちに13時をすぎて、14時半の約束に間に合わなくなるといけないので、まだ聞きたいこともあったが駅へ戻ることにした。
途中、「総社」という大きな神社があったが正面から写真を撮るだけにして駅への道を急いだ。
国府の駅に着くと、ちょうど豊橋行き特急がやってきて、豊橋から乗ったJRは踏切の異常とかで15分余り遅れたが、14:25に舞阪の駅に到着して約束に間に合った。 |
番外篇 三河を歩く
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