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番外篇 伊勢を歩く

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伊勢志摩編集室編「三重の祭り」という本を昨年6月ごろに買って、12月24日に桑名の増田神社で、「伊勢大神楽」があることを知った。
 
それから半年楽しみにしていて、風邪で体調は不調だったが厚着をして見に行った。
 
近鉄で桑名まで行き、駅から山の手へだらだらと続く坂道を20分ばかり上って、その頂上の「太夫(たゆう)」という集落の中に増田神社はあった。
 
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神楽は12時半から始まるのだが、私が到着した10時半頃にはすでにいいポジションは観客で埋まっていて、まあ座るよりは立っていた方が見物しやすいだろう、と近所の喫茶店へ行って、体調不調で食欲もないので、手作りケーキとコーヒーのセットで腹ごしらえして、12時前に神社へ戻った。
 
由緒書の石碑があったが、風化して読みづらく、天武天皇ゆかりの神社であることはわかった。
 
祭神は、天照大御神・建御雷神・経津主神・保食神・猿田彦大神・天宇売女神。
 
鳥居は境内の中にあり、大きな覆屋というか、多分曲芸の練習場だろうと思われる建物の中に本殿がある。
 
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本殿の蟇股には「虎」の飾りがつく。
 
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本殿の脇には、小さな石の祠が祀られている。
 
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大神楽は12時半からお囃子が始まり、まず本殿前で奉納獅子舞が行われたが、それは私のポジションからは見えなかった。
 
伊勢大神楽は、「三重の祭り」によれば、
 
「年の瀬も迫った十二月二十四日、桑名市太夫(たゆう)の増田神社では、伊勢大神楽講社の面々が、大晦日から一斉に出かける新年巡業を前にして祈願舞を行う。
 伊勢大神楽は、奈良時代の散楽(唐から伝わった大道芸)が起源といわれ、戦国時代に定着したと考えられている。
 大神楽は「代神楽」とも書き、江戸時代、神楽講の人々が伊勢神宮に参拝できない地方の人たちの所まで出かけ、神宮で舞う神楽を披露したもの。行く先々の家々の前や、社寺の庭などで獅子舞と共に喜劇、曲芸を演じていた。お伊勢さんに家内安全、無病息災を祈願させてもらい、そのうえ舞や曲芸も見せてくれるというので、大した人気であったという。
 披露されるのは鈴の舞、四方の舞、剣の舞などの厄除け神事舞と、水の曲、手まりの曲、玉獅子の曲、魁曲(らんぎょく)などの放下(ほうか)(田楽から転化した曲芸)。例えば魁曲は、肩の上で振り袖姿の獅子が絵日傘をかざし、伊勢音頭に合わせて「おいらん」の踊りを披露する華やかなものだ。
 ともに華麗で、しかも「あつ」と言わせる工夫が凝らされており、詰めかけた見物人たちの目を終始楽しませてくれる。(国指定重要無形民俗文化財)」
 
ということで、これを読むと、見に行かないわけにはいかない。
 
獅子舞の一行が本殿前から戻ると、「鈴の舞」から演目が始まった。
 
 
○四方の舞
 
 
○跳の舞
 
 
○扇の舞
 
 
○綾採(あやとり)の曲
 
 
○水の曲
 
 
○水の曲(続けて行われたこの曲も演目の垂れ書きには「水の曲」となっていた。)
 
 
○皿の曲
 
 
○吉野舞
 
 
○手まりの曲
 
 
○献燈の曲
 
 
○神来舞(じぐるま)
 
 
○玉獅子の曲
 
 
○剣三番叟(つるぎさんばんそう)
 
 
○魁曲(らんぎょく)
 
 
15時半を過ぎて、3時間余りの出し物をたっぷりと見せてもらい大満足。
最後に獅子に頭を咬んでもらい帰途についた。
 

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