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翌17日はすばらしい快晴で、肇兴 の東方、山道を4kmほど上ったところの堂安という村へ行くことにした。
村を東に抜けると田園がひろがり、川沿いの道を行く。
川の道が突き当たると山へ登る道になる。
山道ですれちがったおばさんは携帯電話で話をしながら歩いてきた。
通信網はけっこう整備されていて、私は中国ではポケットWifiを350RMBで買って、1分0.1RMBの使った分契約をしているが、貴州の山の中でもつながるので農家旅館に泊ってもネット接続は問題ないし、山の中では現在位置の確認に重宝している。
山道のところどころ視界が広がるときの景色はすばらしく、谷をはさんだ向こうの山の斜面の小さな村にも鼓楼があり美しい眺めだ。
1時間ほどで「檐公(やんこん)」を祀る廟にたどり着く。
この神さまは、説明板によると、侗族地区の主要神祇で、その祠に参拝して平安を祈り、吉凶を占い、願いがかなうと「还愿柱(はいゆぁんちゅ)」という棒を奉納するのだそうだ。
廟のなかには、土地神と思われる男女神と彩色された像が2体。
一番大きな像が「檐公」だろうか。
この廟の近くの家にも石敢当。
檐公廟から少し上ると鼓楼のある村に到着した。
そこが堂安かと思ったが、この村はまだその下に位置する「厦格(しゃあか)」という村だった。
村の入口に土地神の祠があったが、中は何も無い。
せっかくだからしばらく村の中を散歩した。
ここでは、小米(アワ)も干されている。
「将军箭(じゃんじゅんじゃん)」と書かれた道しるべもあったが、これは子供の厄除けであるらしい。
堂安へむかう道が草の刈られたところになると、そこは墓地になっていた。
墓は、北北西を向く。
ここからまた1時間ばかり山道を上り、堂安に到着した。
鼓楼の正面には龍の飾りと蝦や蟹、魚など水生生物が描かれている。 鼓楼の周囲には土地神の祠や戯台、泉、侗族の先祖神である「萨玛(さぁまぁ)」を祀る廟がある。
土地神の祠には三角形の石が祀られている。
村の周囲は棚田で囲まれている。
村でのスナップ。
石敢当とは違った石標もあった。
資料館もあって入館料が5RMB.
パネル展示がおもなものだが、本に無い情報を手に入れることができる。
村からの眺望はすばらしい。
はるか向こうの谷合に肇兴が見える。
肇兴は、「船形」に村が形成されているそうで、舳先は東を向いているそうだが、その姿がよくわかる。
帰りは立派な花橋の架かる道を下り、舗装された街道を歩いて帰る。
下って肇兴の手前で、肇兴の5つの鼓楼がすべてはいる撮影ポイントがあった。
今回の旅は秋ということで厚手の長袖シャツしか持ってこなかったが、この時期はまだけっこう暑くて、前日土産物屋で長袖の綿のシャツを半そでに切ってもらって買い、その隣の店のおばちゃんが、うちでも買ってよ、としつこく勧めたが、この日はその半そでシャツを着て快適にすごせたので、もう1着おばちゃんの店で買うことにした。
半そでにして、ポケットがついてなかったので、切り取った生地でポケットも左右につけてもらい100RMB.
この2着の半そで中国風綿シャツはこのあとの旅でもずっと役に立った。 |
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