なべさんの中国情報

今年はブログを再開します。

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中国へ来たはじめの1年は、浙江省寧波市寧海の海岸べりでエビ養殖をしていたんだが、クルマで走っていると、水田が荒れて水生植物の葦や蒲が茂っているような風景をよく目にした。

なんで米を作らないんだろうと不思議に思って、友人に聞いてみると、あれは「茭白」だ、と言う。

すでに食堂では、その茭白は食べていた。

食べると口中にタケノコのような香りが充満するので、はじめはタケノコの一種かと思っていたんだが、タケノコにしては色は純白で、繊維質が繊細で柔らかく、現物を市場でみて、これはタケノコとは別物だ、と知る。

柔らかなタケノコのような食感と味で美味しい。

昨日紹介した柏峰鎮は、この茭白の産地で、一面の茭白畑になっていた。
「無公害農産基地」とあり、農薬、化学肥料は使わず生産しているようだ。
中国も有機産物に価値が出てきているんだろうと思う。

茭白というのは、日本語では「真菰筍」。
水生植物の真菰の茎の根元のところに「黒粉菌(日本では「黒穂菌」と呼ばれるらしい)」が寄生して、茎が筍状に肥大して茭白(真菰筍)になるとのこと。

黒い粉の菌が寄生して、真っ白な茭白ができるというのも面白い。

「飲食本草」によれば、中国が原産地で、春秋時代というから、紀元前数百年前から栽培されているとのこと。

この茭白は、蒓菜(じゅんさい)、鱸魚(淡水スズキの類)とともに「江南三大名菜」といわれている。

春・夏が旬。

黄疸を防ぎ、母乳の出をよくする効果があるそうで、酔いを醒ます効果もあるそうだ。

茭白に含まれる植物ステロール類は、体内の活性酸素を取り除き、皮膚を黒くするメラニン色素の生成をする「酪氨酸酵素」の活性化を防ぎ、角質化した肌を柔らかくスベスベ潤いのある肌にする効果があるそうだ。

美白効果があるということで、体の内側からきれいになる、なかなか優れものの食べ物だ。

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