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五十鈴橋をまた戻って渡り、また河口方向へ車道を歩く。
伊勢二見鳥羽ライン道路の高架をくぐってちょっと行くとまた五十鈴川の堤防の小道があり、その道をしばらく行くと鹿海(かのみ)の集落になり、堀割橋にでて、橋を渡り堤防をまた河口の方に行くと、内宮造営の貯木場であったという「木場」の立て札がある。
その向こうの小さな森の中に内宮末社の「鏡宮神社(かがみのみやじんじゃ)」が南南東向きに建つ。
祭神は、岩上二面神鏡霊(いわのうえのふたつのみかがみのみたま)。
筑紫申真著「アマテラスの誕生」によると、
「自然物に工作品を重ね合わせただけの神社というのがあります。朝熊の鏡宮は内宮の末社ですが、五十鈴川と朝熊川の合流点の川なかにある、神聖な岩の上に、二枚の鏡をおいただけという、めずらしい神社でした(そして、その後この神社は、岩のそばの川ぶちに建物をつくってもらって、鏡はその中におさめられました。そして、川なかの神聖な岩は、木柵をめぐらしていまも保存されています)。」
で、社の後方へまわると、鏡がこの上に祀られてていたという岩がある。
石段をおりて潮の引いた干潟にでると磯の香りがして、清浄な川の中にあるイメージとはずいぶんなギャップがある。
干潟には、小さな穴がいっぱいあって、コメツキガニがでてきて両のハサミを振っている。
石の下からは、アシハラガニやヒライソガニも顔をだしていきた。
ここは、五十鈴川と朝熊(あさま)川の合流地点の三角州の先端になり、朝熊川の対岸の森のなかに、内宮摂社の「朝熊神社(あさくまじんじゃ)」と「朝熊御前神社(あさくまみまえじんじゃ)」が南南西向きに建つ。
ガイドブックによると、朝熊神社の祭神は、大歳神(おおちしのかみ)・苔虫神(こけむしのかみ)・朝熊水神(あさくまのみずのかみ)で、いずれも朝熊平野の守り神で、五穀と水の神。
朝熊御前神社の祭神は、朝熊御前神(あさくまみまえのかみ)。
神社の森の前からは、鼓ケ岳が望まれる。
神社の掃除をしているご夫婦がいて、おじいさんが、鏡宮の石は、土地の古老の話によると、聖徳太子が船でこの地に来たときに船酔いして休憩のために腰掛けた石であるとの伝承がある、と教えてくれた。
また、川に面したところの藪のなかに「豆なしの木」という桜と同じ時期に白い花を咲かせるきがあると、その場所へ連れて行ってもらった。
花の満開のときは、後ろの桜の木のピンクとその木の白い花が映えてすばらしく美しいそうだ。
話を聞いていて、地面にヤマモモの実があるのに気づいて、見上げるとたくさんの実をつけていた。
また堀割橋へ戻り渡って、対岸の堤防を行くと、鏡宮神社の立地を見渡すことができる。
写真の中央の小さな森が、鏡宮神社で、ちょうど干潮時で、その右の川の中に、「潮干石(しおほしいし)」という石も見える。
また、後方の山脈の左端のピークが、朝熊山で、三重県第一の霊山信仰の聖地だそうだ。
そして左の森の小高いところに、朝熊神社と朝熊御前神社がある。
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