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虫鹿神社のある集落から、犬山カントリークラブのある丘をこえると、周囲を小山に囲まれた川合の盆地に入る。
盆地の中央を川が流れ、その両側には稲穂を垂れた田んぼが拡がり美しい所だ。
田んぼの向こうの小高い山の先端のところに「駒嶽神社」があり、駒嶽大神や御嶽山大神、水神様などが祀られていて、今井秋葉三尺坊の祠もある。
尾張富士も望まれて、ここからの眺めがすばらしい。
この山の奥へ続く小道を行くと「石作神社」があった。
社殿は、南向きに建ち、蕃塀はない。
由緒書きの石碑があり、
祭神は、天照皇大御神、菅原道真公、大己貴命、少彦名命、菊理姫命
「当社は今から約千年前の寛平3年に若宮の地に勧請された天神社がその始まりで天正15年神官中野開雲によって現在地に移された。その後江戸時代に白山社などが合祀され明治初年に村社の指定を受け石作神社と改称した。御祭神の一人菅原道真公は学問の神様であり明治初期には境内の舞台にて子弟の教育がなされた。」
ということで、どうも式内社ではないらしい。
そういえば、鳴海杻神社にあった説明板にも、「犬山市内には、大県神社・針綱神社・虫鹿神社・立野神社・諸鑑(もろくわ)神社で合わせて6つの式内社がある。」とあり、石作神社は入っていない。
もともと天神社であったということで、拝殿屋根には「天」の文字。
立派な祭文殿、本殿と続く。
祭文殿前には、天神様ゆかりの「筆」が下げられている。
本殿は、流れ造りで、目だった木彫りの飾りはついていない。
本殿正面の蟇股もシンプルだ。
本殿屋根には、天照皇大御神ゆかりの「菊」の紋がつく。
境内社は、熊野神社、琴平神社、津島神社、秋葉神社、稲荷神社、白山神社の社がある。
また、境内の一画に「天狂座跡」の石碑も立っている。
川合からバスで犬山駅へ帰ろうと思って、売店でバス停の場所を聞いて見ると、ここにはバスは通っていない、ということで、また一山越えて名鉄の「富岡前駅」まで歩いていくことにする。
川合の集落から富岡への道の口に、四辺に「御嶽山大神、金毘羅大神、天照皇大神、秋葉大神」と刻まれた石燈籠が立っている。
犬山の地は、御嶽信仰が盛んなようだ。
富岡へ向うゆるやかな峠道の途中、空き地の奥のほうに石塚が祀られているのが見えた。
そのときは気づかなかったが、写真を拡大してみると、嘉永7年(1854)とあり、刻まれている像は、津島興禅寺で見た「牛頭天王像」に似ている。
峠を越えると、日帰り温泉があり、1時間ばかり湯につかってのんびりして、送迎バスは土日は休みとのことで、また歩いて富岡前駅まで行き、名古屋へ帰った。 |
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2011年10月06日
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