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先日、中日新聞一面の本の広告に「日本の七十二候を楽しむ」というのがあって、面白そうだと早速本屋へ行って買ってきた。
二十四節気までは知っていたが、七十二候というのは知らなくて、「東風解凍(とうふうこおりをとく)」などと季節それぞれのできごとを、そのまま名前にしているところがおもしろい。
この本は「立春、東風解凍」から始まっていて、「とうふうこおりをとく」と振り仮名をしてあるが、東風は「こち」「はるかぜ」とも読むそうで、これは中国の五行思想の「東南西北」が「春夏秋冬」に対応しているところからきている。
今日2月4日は立春。
これを機に、旧暦を楽しむことにした。
「旬の野菜」の項に「蕗の薹(ふきのとう)」について記されていて、そういえばずんぶん前にお袋が、うちの庭で採れたものだよ、と蕗の薹のてんぷらを食べさせてくれたのを思い出し、夏、蕗の葉が茂るところを見に行くと、10cmほどの蕗の薹を見つけることができた。
写真は昨日2月3日に撮ったもの。
蕗みその作り方が出ていたので、早速一つ摘み取って作ってみた。
蕗の薹を三分ほどゆでてすり潰し、白味噌をベースに、砂糖と味醂を少々加えてできあがり。
小さいスプーン1さじ分ぐらいしかできないが、箸の先にちょっとつけてひと嘗すると口中に蕗の香りがひろがる。
苦味もあって体によさそうな気がする。
夜までとって置いて、少し嘗めては日本酒をちびり。
いい春だ。
「飲食事典」によると、
早春にまだ凍土の中から葉柄に先立って発現するフキのツボミで、なるべく開かないうちが珍重される。
俗に「麦と姑(しゅうとめ)は踏むがよい」という諺があり、フキのとうもいわゆる暖冬や雪消後の急長を中断するため、寒国ではとくに踏みつける習慣があるのに準じて、土を割るころに踏みつけるとよいのが出るとの解釈から、異名を「しゅうとめ」とも呼ばれる。
雌雄異株でオスの花は淡黄色・メスの方は白色だが、鱗状の苞(つと)に包まれている間は区別無く食用して、特殊の芳香と苦味とが好事家に喜ばれる。
「本草備要」には「心肺をうるほし、五臓を益し、煩を除き、痰を消し、咳を治す」とあって薬用を兼ね、食法は簡単でそのまま鍋料理にあしらったり、焼いて練り味噌をつけ、刻んで味噌汁の薬味にしたり、また刻んだのを焼き味噌にすり混ぜたのも風味がよく、下半分にコロモをつけてからりと揚げると、色がさえて料理のツマになり精進揚としてもすすめられる。
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