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富山昭著「静岡県 民俗歳時記」によると、「五月節供の特殊祭事としてその名を知られるのは、周智郡春野町犬居(いぬい)地区に伝わるツナンビキ行事である。」とあり、昨年2018年5月5日に見に行った。
8時過ぎに車で出発、10時ごろ犬居に到着。
家から出てきたおばさまに祭りのあることを確認してから、もう少し先にある街道沿いの売店で助六弁当とお茶を調達してまた犬居に戻り、川沿いに見つけた日陰の駐車スペースに車を留めて、まずはこの祭りが奉げられる「諏訪神社」に参拝。諏訪神社は、熱田神社の境内摂社で、本殿の右側の小さな社が諏訪神社。
祭りの流れは、「静岡県 民俗歳時記」と「静岡県の祭ごよみ」を参考にして進める。
「ツナンビキは、初節供の家を訪ねてお祓いをしてまわる行事で、その担い手はこの地区の竜星社(竜勢社?)と呼ばれる青年団組織に属する若者たち(現在は中年が主体のようだ)である。
5月5日の朝早く、気多川の河原に集合した青年達は、藁や竹、それに大量の川柳の葉を用いて大きな竜を作り上げる。
5,6mもの大きな頭部および胴体は青々とした川柳の葉で覆われ、頭部には、葦で作ったツノと背びれ、それにピンクのレンゲ草を束ねて丸めた目が配される。
胴体にはさらに長竹を何本もつなげた30mにも及ぶ尾(?)をつける。」
私が河原へ着いたときは、頭部を作り始めていて、川柳の枝を束ねているところだった。
13時半ごろ、とりあえず竜はできあがり、皆帰宅して休憩になる。
私は車に戻り、助六で昼食、あとは夕方までインターネットで一仕事。
「祭りは、17時に諏訪神社への参拝から始まり、竜のある河原で竜星社(竜勢社?)の総会が行われ、点呼と規約の読み上げをしてから、持ち寄った料理で直会(なおらい)をする。」
本社である熱田神社の祭礼は別にあるようで、この祭りでは本社の左右にある摂社のみの参拝であった。
現在は子供たちは見物するほうになっている。
「途中、初節句のある家にさしかかると、竜を何度かその玄関にさし入れて初子のお祓いをする。練りこみを受けた家では、庭先に接待の宴席を設けて青年たちを供応する。」
この竜の玄関への突入がこの祭りのみどころ。
この時は、宴席は、公民館と、初節供の1軒の2か所でそれぞれ1時間ほど行われ、その間私は車に戻り、簡易ベッドに横になって一休み。
「やがて街道を進み終え、役目を果たした竜は村はずれの犬居橋に至って最後は気多川に投げ込まれる。」
21時過ぎに竜が川に投げ込まれ、私も帰路についた。
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