なべさんの中国情報

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「川名のひよんどり」は毎年1月4日に浜松市北区引佐町川名の奈良時代の創建という伝承のある福満寺八日堂で行われ、3日の「寺野のひよんどり」に続けて見に行った。

以前は八日堂という名の通り、1月8日に行われていたが、保存会会長の解説によると、国指定重要無形文化財の指定を受けた際、選定委員の三浦朱門氏がここを訪れたいが8日は都合が悪く4日なら来ることができる、ということで4日に変更になったのだそうだ。

川名は山に囲まれた盆地の浜名湖に注ぐ都田川の支流、川名川の周りに開けた盆地にある村で、私の家からは車で40〜50分ほどのところ。

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堂の前の広場が駐車場になっている。

寺のすぐ前に、お供えのお米を作る「御神田」だあった。

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川名のひよんどりは少なくとも600年余りの歴史があるそうだ。

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行事の次第は、下記の通り。

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八日堂での行事は18時ごろから始まるが、それに先立って、14時から六所神社で、「シシウチ」と「的打ち」が行われるが、私は用事があって、これは見ることができなくて、17時ごろ八日堂に到着して、「練り、水垢離」から見物した。

ガイドブック、「遠江のひよんどりとおくない」を参考にして進めると、

ご本尊の「薬師如来」には鏡餅と「せんべい」と呼ばれる丸餅が供えられ、「ツモノケメシ」というご飯を桐材の型に詰めて作った高盛飯が供えられている。

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「ツモノケメシ」は本尊への最も大切な供え物であり、その出来、不出来がその年の吉凶を占うため、大禰宜、小禰宜は、その盛り付けに気を配っているそうだ。

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祭りを前に、堂内で「ひよんどり練り歌」が歌われ、裸の若衆をアンコにして練りが行われる。

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そして練りながら、寺の前を流れる川名川へ行き、水垢離をする。
水で体を清めるのを、神道では「禊(みそぎ)」、仏教では「水垢離(みずごり)」というのだそうだ。

水垢離が終わると、若衆は、我々観衆にも水をかける。
私も水をかけられ「無病息災」。


若衆が本堂へ戻ると、「タイトボシとヒドリ」が始まる。

身を清めた若衆は、「ヒドリ」と呼ばれ、注連縄を腰に巻いて堂の入り口に並び、「場あきょう」「場あきょう」と歌いながら松明の到着を待つ。

祭宿で火打石で起こした聖なる火を移した大松明を先頭に大禰宜、小禰宜が八日堂に到着。白衣、白袴に太い赤襷を掛けた「タイトボシ」役が、堂の入り口に並んだヒドリの若衆の前で大松明を左右に大きく振り、6分間ほど若衆は火あぶりになる。火の持つ威力を体感した若衆は大人の仲間入りを許される一種の通過儀礼と考えられている。


そして、「ウタヨミ」のあと、「禰宜の舞」で、大禰宜が翁面で「ヤンシャ」、小禰宜が女郎面で「万歳楽」と言いながら、五方に舞って、舞庭を清めて舞が始まる。


「順の舞」は「正」と「大」の二つあり、二つの舞の間に「おんばの舞」が挟まれるのだが、今回は順の舞の子たちが先に来てしまい、おんばの舞は、順の舞の後に舞われた。


「おんばの舞」、「おんば」というのは、「乳母」であるらしい。

おんばの舞と次の「はらみの舞」は、浜松の女子大生が舞っているそうで、保存会の会長の解説によると、以前は女人禁制であったが、女子大生たちが、自分も舞いたい、と会長のところに直訴にきて、会長は、本尊の薬師様に伺いをたてると、薬師様が、「いいよ」とお許しをくださった(あくまで会長の個人的な体験とのこと)ので、禰宜様たちにはかったところところ、「いいんじゃないか」との結論で、女人禁制が解かれたそうだ。

「はらみの舞」は、「おんばもどき」とも言われ、稲霊を宿したはらみ女が肩で息をしながら舞う。


「片剣の舞」、「片稲叢(かたいなむら)の舞」と続く。

「片稲叢の舞」は、綱宿で堂守の打った本尊薬師如来の前の注連縄を体に巻いて若者が舞う。稲叢を巻いているところからみて、稲霊の出現であり、稲の豊作を願う川名の特色ある演目である。


そして、「両剣の舞」、「両稲叢の舞」と続く。

「両稲叢の舞」は、片稲叢と対の舞で稲叢の増殖を表わすため二本の注連縄を両肩にかけ、香柴を持ち、堂の中を暴れまわる。この姿は生で見ると迫力があった。


最後に「獅子の舞」

初めに「まねき」が登場、四方に舞った後、獅子を呼び出し、獅子は舞ったあと寝てしまい、「まねき」に起こされると後ずさりして退場する。「鎮めの舞」ともいい、村中の悪魔を追い払うといわれている。


次に、僧と大禰宜が堂外で、白紙が付いた32本の御幣を立てて、それに切り餅と白飯を供えるという「伽藍鎮め」が、「田遊び」の演目が始まる寸前に行われる、とのことだが、やったのかやらなかったのか、見ることができなかった。

そして堂内では、「田遊び」が始まる。

締め太鼓が置かれ、太鼓を田に見立てて、大禰宜、小禰宜がお鍬様で太鼓のヘリを打ちながら田遊びをする。水口打ち、田打ち、代かき、草取り、大足踏み、籾蒔き、鳥追い、苗取り、田植え、稲刈りの一連の作業の唱えをする。

田遊びが終わると「お鍬様」はバラバラにされて、我々参拝者に厄除けとして配ってくれた。



田遊びの途中「おぶっこさま」と呼ぶ人形がやってくる。
「おぶっこ」は、おぶっこ宿の主人に背負われ、八日堂に入ると無言で堂の片隅に立っている。
そのうち禰宜の一人が鏡餅をおぶっこさまに見せる。
おぶっこさまは稲霊そのものであり、古来からあがめられ続けている。

そして、おぶっこさまに汁かけ飯を進上した後、参拝者にもふるまわれて、祭りは終了する。

汁かけ飯を食べると雨が降ると言われ、稲作に必要な福水を乞う、という意味があるそうだ。


22時ごろ祭りは終了。帰路についた。

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