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番外篇 美濃を歩く

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南宮山 岐阜県垂井

南宮大社のずっと奥のほう、南宮山への登り口に「南宮稲荷神社」がある。
 
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長い参道をいくと、けっこう大きな社殿が建つ。
 
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尾張・美濃の大きな神社にはたいてい稲荷神社が付属して建っているなあ。。。
 
さて、そこから少し行くと登山口になる。
 
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ちょっと登ると。東蛇池を下に臨む山際に池の方、東向きに「市杵島(いちきしま)大神」の小さな社が建つ。
社のすぐ前にフェンスがあって正面からは写真に撮れなかった。
 
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市杵島大神は、宗像三女神の三女にあたり、南宮大社は宗像海人族との関係があるんだろか。。。。。
 
そこからまた何度か休みながらのぼると「中山一つ松」の石碑に行き当たる。
 
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かつて石碑の有る場所に松の大木があったのだろうか、石碑の周りの松ノ木の幹は細く、年代を感じさせない。
 
ここから登山道を少し登ると、松の大木があり、こちらが「一つ松」だろうか?
 
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頂上までもう一息のところに、「高山神社」と「子安神社」の社が並んで建つ。
 
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両社とも水の神様とのことだ。
 
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登山の表示板にあったとおり、約1時間で頂上にたどり着く。
 
頂上は平地になっていて、「毛利秀元陣跡」の石碑が立つ。
 
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ここで15分ばかり休憩して下山する。
 
途中、西回りコースに入り下りていくと、「眠神」の小さな石柱がある。
 
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ご神木は「椿」だそうで、椿がこんな大木になるとは思わなかった。。。
 
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湖千海神社の鳥居のちょっと先に「瓦塚」がある。
 
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社殿に使われていた瓦だそうだが、建て替えのときに交換されたものが、長年の風雪に耐えたことに対して、ご苦労さん、と供養塔に残されている。
 
今の社殿では気がつかなかったが、昔の社殿には、大黒・恵比寿の飾り瓦が使われていたんだなあ。。。。
 
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瓦塚のすぐ横に、こんこんと湧き水があったが、それが「曳常泉」なのかなあ。。。。。
南宮大社の社殿の南西に南宮山があり、山から下りてきた人に聞くと、上のほうに社が2つ並んで建っているとのことで、登ってみることにした。
 
南宮大社の本殿は、南東向きで、南宮山を背にしているわけではなく、その後方は北西になり、地図でその方向を見ると、そこには伊吹山がある。
 
社殿左手後方に、まずは聖武天皇が大仏建立の勅願をした場所に石柱が建つ。
 
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当時、金属の神様というとこの南宮大社の金山彦命ということだったんだろう。
 
で、そのすぐ先に、「湖千海神社」の鳥居がある。
 
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鳥居をくぐって坂を少し上ると、小さな広場に、湖千海神社の小さな社が南東向きに建つ。
 
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昨年、福永光司他著「日本の道教遺跡を歩く」という本を読んで、それで南宮大社を知った。
 
それによると、湖千海神社の祭神は豊玉彦で、海幸山幸神話に登場する、海宮にすむ海神。
海神(わたつみ)を「少童」とも表記して、それは道教教典「抱朴子(ほうぼくし)」にある、東海の神である「東海小童」との関係から、道教との関係があるらしい。
 
南宮大社の「南宮」というのも、南は道教ではよみがえりの方位であり、朱雀によって象徴されるそうで(そうすると拝殿の正面の飾りは、鳳凰ではなくて朱雀かもしれんなあ。。。)、死者が仙人として蘇生する南極宮がイメージされるそうだ。
 
湖千海神社の広場の一角に「曳常泉」の石碑が建つ。
 
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しかし、泉は涸れてしまったしまったのか、水は流れてはいなかった。
 
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北条政子が夫頼朝の菩提を弔うために鉄塔を奉納したそうで、それを復元したものが坂の行き当たりに建っている。
 
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元の道にもどり少し進むと、「往古本殿奉斎地」に南西向きに神明造りの小さな社が建ち、その横に、東照宮、荒魂社が並ぶ。
 
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手水舎にも鳳凰の木彫りがあった。
 
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これだけ「鳥」にこだわっているところをみると、金属・鍛冶の神のシンボルとしてとらえてもよいだろう。
 
屋根にはやはり「菊」と「三つ巴」の紋。
 
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境内左手に御輿舎があるが、「吉葛神社」で出会ったおじさんによると、「戦争で焼け残ったのは左手の建物だけ」とのことで、
私が「第二次大戦ですか、この辺も空襲があったんですねえ」というと、
「いや、関ヶ原の」とのことで、うむ、歴史を感じた。。。。
 
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この建物のの壁にも、金属製工具が奉納されている。
 
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楼門を入った内側に大きな樽が一対置かれていたが、何をいれるものだろうか。
 
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絵馬には王者の花、「牡丹」が描かれている。
 
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拝殿から左右に延びる回廊の蟇股にも鳥の図案の飾りがずらりと並んでいる。
 
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やはり、南宮大社の金属・鍛冶の神様を象徴しているのは、陰陽五行の「酉」とのつながりがあるようだ。
 
鳥に詳しい人なら鳥の名前がわかるだろうが、私は、スズメとキツツキぐらいしかわからない。
 
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端にはなぜか、鼠と牡丹。
 
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