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御所駅へ戻ってから、南へ少し行ったところにある「鴨都波神社」へ向かう。
途中、小さな川の堤に植えられた桜の木が美しく紅葉していた。
幹線道路沿いに鳥居が立つが、こちらは西側で、東側の鳥居が本来の正門であるらしい。
夜、境内は、霜月祭りの催しで狂言が演じられるということで、たくさんの椅子が並べられている。
祭神は、積羽八重事代主神と下照比売命。
葛城の地では、下照比売の名をよく見る。
舞殿の後方に瑞垣に囲まれて社殿が建ち、これは拝殿のようで、この後方に本殿があるのかもしれないが、見落としてしまった。
夕暮れせまって薄暗くなり、望遠で撮る写真はぶれてしまったが、拝殿屋根の神紋は、五七桐。
蟇股の飾りは、龍に獅子。 倉庫の鬼瓦は「翁の面」にみえる。
境内社は、天神社(菅原道真)、猿田彦社(猿田昆古神)、火産霊(ほむすびじんじゃ;かまど三柱大神と金山彦命)、祓戸神社(瀬織津比売神、速開都比売神、気吹戸主神、速佐須良比売神)が並ぶ。
境内の西側森の中に、中国と同じ薬祖の神農を祀る「神農社」がある。
ただ、神農社の祭神は、神農神そのものではなく、海のかなたからやってきて大国主の国造を手伝った「少名昆古那神」となっている。
西の森のなかにもう一つ、可愛らしく飾り付けられた石造りのお稲荷さんの社もあった。
すっかり薄暗くなり、御所駅前の商店街へもどると、祭りはすでに終わっていて、まったく人通りがなく静かなたたずまいになっていて、昼に見つけておいた喫茶店で焼きそばとビールで腹を落ち着かせて、また近鉄を乗り継いで名古屋へ帰った。 |
番外篇 大和を歩く
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高天原から下界へ戻り、広い舗装道路の葛城の道本道をまた北へ進むとすぐに、極楽寺が見えてくる。
極楽寺は、鐘楼門が特徴であるらしい。
本堂には蟇股などの木彫りの飾りは見られなかったが、脇に建つ「天得堂」に龍や飛龍だろうか、翼のある奇怪な龍のような飾りが見られた。
倉の庇には鳳凰ぼ飾りが付く。
極楽寺前にバス停があり、あとは御所駅近くの「鴨都波神社」へ行きたかったので、40分ばかりバスを待って御所駅へ戻った。 |
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高天彦神社からまた葛城の道を北へ向かう。
集落を抜けると下りになり、前方に紅葉につつまれた「橋本院」が見えてきた。
その駐車場の脇に「高天原」の石柱が立つ。
いくつかの本堂と思われる建物には寄らず、道を進むと橋本院が建っている。
橋本院は、行基が開いたものとのことで、現在は真言宗のお寺になっている。
道は境内の庭に続き、秋だというのに桜と思われる花が咲いていた。
道は、また桧の森に入り、けっこう険しい道が続くが、下りであったので楽に進むことができた。
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八幡神社からもとの葛城の道に戻り、また北へ向かって歩と、高天彦神社(たかまひこじんじゃ)への道標があり、また山のほうへの上り道を行く。
前方の森の入口に結界を示す注連縄が張られ、神社の参道が始まる。
昼なを暗い桧林の山道を上る。
ふうふう言いながら2,30分行くと、ぽっかり森が切れ高天原が拡がる。
いい演出だと思う。
前方中央の杉の巨木の連なりが高天彦神社の参道になる。
杉の巨木の参道の向こうに高天彦神社の社殿があった。
背後の円錐状の「白雲岳」が御神体ということで、本殿はない。
祭神は、高天彦大神・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)。
拝殿にはお祭りでもあるのか、松明や御幣が奉納されている。
木彫りの飾りはなく、屋根には「三つ巴」の神紋。
拝殿の左右に、境内社が並ぶ。
それぞれ、三十八社(葛城三十八皇神)、菅原神社(菅原道真)、春日神社(天児屋根命・武甕槌命)、八幡神社(神功皇后・応神天皇・仲哀天皇・武内宿禰)、稲荷神社、市杵島姫神社、御霊神社(井上内親王)、護国神社が祀られている。
井上内親王は、wikipediaによると、その子の皇太子の他戸親王とともに桓武天皇系の陰謀で暗殺されたようで、葛城の道の最初に出会った崇道天皇神社に祀られた崇道天皇も桓武天皇系の陰謀で死に追いやられた人で、葛城の地は、桓武天皇に対する怨念の地かもしれんなあ。。。
鳥居の脇に、「幸せを呼ぶ福蛙」という岩が置かれている。
神社前の高天原の紅葉も美しかった。
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葛城の道歴史文化館から道幅の広い舗装道路を高天彦神社を目指して進む。
途中、「八幡神社」への写真つきの道しるべがあり、なかなか美しい社殿が写っているので見に行くことにした。
山側への道に入ると、趣の有る民家が続く。
民家を抜け、さらに上ると正面に、八幡神社の鳥居が見えてきた。
石段を上ると、中門があり、それをくぐると社殿が並ぶ。
石段のところにパンフレットが貼りだしてあり、それによると、祭神は、応神天皇、左右に、天之児屋根命と天照大神が並ぶ。 本殿正面の屋根には、右まわりの三つ巴の神紋がつく。
本殿正面の、向拝の蟇股には番の鳥が、
奥にも、鳥と獅子の飾りがつく。
天照大神の社の蟇股には、牡丹だろうか、花のような彫り物がつく。
中門の内側には、武者の木額が奉納されていた。
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