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番外篇 伊勢を歩く

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多度大社 その2

石段を上ると社務所のある広場になり、多度大社の祭神である天津彦根命と天目一箇命の「幸魂(さちたま)」が祀られる新宮社が建つ。
 
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1571年、信長の兵火を逃れて鉱山の金生山のある美濃赤坂へ疎開していたそうで、この神が採鉱・鍛冶の神であることがうかがわれる。
 
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広場の西側に白馬伝説にのっとてか白馬が飼われている厩舎がある。
 
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名は「錦山」といい、「きんちゃーん、こっち向いてぇ」とお願いすると、顔を出してくれる。
 
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参道を進んだところには、白馬神馬像が納められた小舎もある。
 
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絵馬は「うまくいく絵馬」と八連の絵馬になっていて、白馬づくしだ。
 
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広場の南側には、神輿殿があり、見事な御輿が3台納められている。
 
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沢潟紋というのは初見だが、「おもだか」は、池や沢などに自生する水草で、葉の形が矢ジリに似ているそうで、「勝ち草」とよばれているそうだ。
 
 

多度大社 その1

昨年、谷川健一著「青銅の神の足跡」を読み、鍛冶にまつわる神様と尾張氏が関係がありそうで、そうした神様を祀る神社をまわり始めた。
 
三重県の多度大社には、一目連神社(いちもくれんじんじゃ)という別宮があり、鍛冶神の「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」が祀られているということで、11月21日に訪ねてみた。
 
尾張から木曽三川を渡ったむこうが桑名で、桑名と美濃の揖斐を結ぶ養老線があり、休日フリー切符を買って、桑名から「願成寺古墳群」のある終点の一つ手前の美濃本郷まで、その切符をめいっぱい利用して歩いた。
 
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名古屋から近鉄で桑名まで行き、そこで養老線のフリー切符を買って、まずは多度大社に向かった。
 
多度の駅前でハイキングの催しがあるようで、くじ引きがあったが、わたしは例によってハズレでウイロウを一切れいただいた。
 
駅から約2kmで、多度大社の門前町のような町並みに入ると、小さな鳥居があったのでそれをくぐって社殿を目指したが、山道を上ってもなかなか社殿が見えてこないのでまたもとの道に戻った。
 
すると鳥居の後ろ側に「愛宕神社」と刻まれていて、山のもっと上のほうに神社があるようだ。
 
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この鳥居の斜め向かいに、手洗い場がある。
 
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古い町並みを何百mか行くと、正面に多度大社の鳥居がみえてきた。
 
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鳥居をくぐると、宮司さんの住む家だろうか、いい雰囲気の茅葺の建物がある。
 
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本殿は山の奥のほうにあり、石段前の広場に末社の「鉾立社」が建っている。
 
祭神は、「天久之比乃命( あめのくしひのみこと)」で、主祭神の「天津彦根命(あまつひこねのみこと)の子供。
 
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多度大社は「上げ馬神事」が有名で、石段のよこの馬の走る道があり、結構な高低差があるので驚いた。
 
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