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東京交響楽団主席チェリスト、
ベアンテ・ボーマン氏のコンサートに行ってきた。
シャロームにて。
曲はとてもよかった、飽きないし、
チェロの生音が新鮮だったのもあるかな。
なによりこの人の話を聴けてよかった。
ドイツ人チェロ学生ヨアヒムの事
(顔で笑って心で泣く。
演奏が上手くて笑いと友達に恵まれていた彼の突然の自殺。
いつも楽しそう、恵まれてる人が心から幸せとは限らない。
それは外からでは全く分からない。別物だ。)
関連して
ソロモン王の話
(旧約聖書のソロモン書にあるソロモン王の生涯?読んでみよっと。
「虚しい」という冒頭で始められたこの書には、ソロモン王がいかにこの世の手に入れうる全てを持っていたか記されているそう。
月収が金23万トン?だとか、
ハーレム700人に側室300人やら、、
自分でも「これほどのものを手に入れた人間は後にも先にもいないはず」
というような言葉を発している。
それなのに、考えうる全ての富を次々体験した後に残ったのはただ一つ
「虚しさ」だった。
(聖書はあらゆる人間の出来事が描かれているそう、
人生勉強になるだろうな〜)
全てを手に入れたり、足りないものを足そうとして一生懸命求めることはいいことだし、そうするべきだと思っていた。
でも、そうではなくて立ち止まって、何を持ってるとか関係ない
「生きている喜び」を感じるのが幸せに生きる秘訣だと。
確かに、持ってる時に幸せで失ったら悲しみになるのは持ち物に振り回されているな。
ボーマン氏は六義園で写真撮影してるときに出会った定年後の男性に
「あなたは好きな事が出来ていいですね。
私はやりたくない事を定年まで我慢してやっていました。」
と言われたという。
ボーマン氏は「とんでもない。」と。
音楽や写真、一見して楽しそうな事を仕事にしていると気楽に見えるかもしれないが、実際は楽団でも(この時期は第九)次々と指定されたプログラムの曲を演奏し、同じ曲でも指揮者によって指示や解釈が違って大変だそう。
共演者・指揮者との関係などなど。
定年まで我慢した男性も、
一方で幸せな家庭や人生の喜びがあったかもしれないが、
やりたくない事を我慢してやり続けるのは大変辛いし、
葛藤があったろうな、と。
私はやはりやりたい事をやって楽しい人生にしたい。
その為にはいかなる道も切り開こう。
その為に力をつけるんだ。技術・心ともに。
奥さんのルリ子さんは大阪のオバちゃん(そこまでいかないか)みたいな
はっきりとした人。物言いとか。朴訥というか、、
そして明るい表情が魅力的だった。
彼女の弾き語りした歌の歌詞に
「私は明日を心配しない、何があるか分からないけど、」
とあったのが大変印象的だった。
明るくて前向きないい歌だな。
何があろうと守られているという安心感を感じる歌だった。
歌っているルリ子さんもまた、その説得力を持っていた。
素敵な二人だった。
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