日記

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怒りなさいという本 

今フランスでは、「怒りなさい」というパンフレットが評判だ。書いた人は93歳。ステファーヌ ヘッセル。1917年、ベルリン生まれのユダヤ人だ。学生の時に第二次大戦が起こり、ドゴール将軍の自由フランス軍に参加する。フランスに潜入中に、捕虜となり、ブッヘンバルトの収容所に送られ、死刑執行の直前、チフスで死亡した別人に成り済まし、死を免れる。という経歴を持つ。
 当時のドゴールの自由フランス軍は、保守派から、共産主義者までを含んでいた。そしてフランス解放後の、政治プログラムを作った。フランスの社会保障制度の指針は、こうしてドゴールの下で決まった。その草案作りに参加した経験を持つ。戦後は、国連での人権宣言の起草委員会に属し、マンデスフランスと協力して、案文の作成に貢献した。
 こうした経歴の人が、今の政治を嘆き、がたがたにされた健保に対し危機感を抱き、若者よ、もっと怒れ。イスラエルのガザでの非人道的な行動を黙視するな、非暴力運動として立ち上がれ、と書いている。ぼくの老人党とも、考えに近いところがある。暇ができたら訳してもいいと思う。
 今、ベストセラーの一つに数えられている。若い人たちが読んでいるようだ。
 このフランス版老人党のような主張を読みながら、友遠方より来るという気分だ。 

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あっという間に10日

1月9日
やっとパリに着いたと書いてから、あっというまに10日が過ぎようとしている。その間、南仏の娘たちのところに行き、家内の妹にあう。今年の南仏は、雨ばかり降っている。晴れたのが2日だけ。まるで日本の梅雨のようだ。今日、またパリに戻った。ここでしばらくぶりに日本から持参したポータブルパソコンを使う。天候のことばかり書いて来たが、未だ続きがある。雪解けでセーヌの水位があがり、観光船は新年大晦日の稼ぎ時に運行停止。水位が上がったせいで、観光船(バトームーシュと呼ばれる)が橋の下をくぐり抜けられないため。
今年の世界は、去年に比べれば平穏な出だしのようだ。と思いたいし、日本にいたらそう思うだろうが、ヨーロッパにいると、北アフリカの動きが気になる。エジプトはコプト派と、イスラムとの紛争が起きているし、チュニジアでもアルジェリアでも、物価上昇に不満の市民が警察と衝突している。その南の黒人のアフリカでも、宗教対立がもとで、内戦になりかけているところがあり、フランス人の誘拐事件も起きている。ナイジェリアでは、二人が誘拐後、翌日に死体で発見された。フランスはすぐに非難の声明を大統領が発したが、なぜ、フランス人が狙われたのか、フランスはその付近に、軍隊をおくっていないか。二つの政治勢力の一方を支持し援助していないか、などあまり情報がない。大切なのは、なぜかを探すことだ。症状は病気があって現れる。いったい病気は何だ。病気の原因は?その病気を治すためにはなにが必要か。医者のぼくはそのような思考回路を持つ。だが、政治家の思考回路はそのようではないらしい。「非人道的だ、認めがたい蛮行だ」と声高に非難するが、相手が聞き入れる耳を持たない以上、それが何の役に立つだろう。空しいだけ。
 帰りの旅行で、立ち続け、腰掛け続けだったせいか、足がパンパンに腫れてしまった。そろそろやすむとしよう。

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旅に出ると本を読む

12月28日 パリやっと
27日の成田発夜便でパリまで。80歳を超えて、12時間腰掛けっぱなしというのは、もう無理だなと弱気になる。足の裏(なんで足の裏なんだ)に痙攣がくる。しかし眠れない間、本を読んだ。「酔いがさめたらうちに帰ろう」という映画、アルコール依存に関する映画だというので、この方面の治療の先駆者を名乗るぼくとしては絶対に見ておかねばと思ったのだが、フランスに来るまで、時間が見つからず、残念ながら見られなかった。その代わりに原作の鴨志田穣の同名の文庫本を鞄に入れて来た。戦争写真家という仕事をしていた凄まじいアルコール依存の患者の自伝(といえるのか。ま、そのカテゴリーにしか入らないのだろう)だ。本人は腎臓がんで亡くなってしまっている。
酒が止められずに来て、止め始めたら、腎臓ガンで死んでしまう、悲しい話だ。一気に読ませる筆力がある。
ぼくたちの頃は、アルコール依存の臨床をやりたがる医者がいなかった。今は専門病棟もたくさん出来ているようだが、先輩としては、ここに出てくる医者たちになんといっていいか分からない。今や、アルコール依存の治療がビジネスとして十分に成り立つようになったのだろう。ぼくたちの頃は、だれもやりたがらなかった。だから、ぼくなどが先駆者になってしまったのだが、検査検査検査で金をとって、やたらと注射して、ビジネスになるという現状。これでいいのかね、と思う。ハッピーエンドでは映画にならないだろうが、この親子を、ぼくたちは。ハッピーエンドにしてやらねばいけなかった。

この本を読んだあと、読みかけていた日高六郎氏の「私の憲法体験」を手に取った。ぼくより12歳年長の著者には、何度かパリのお宅を訪ねて、話を伺ったこともあるが、この本からは、これだけは書いておきたいという著者の気迫が伝わってくる。戦争の頃、ぼくは少年だった。ガキっぽいぼくには政治のことなど、まだ理解出来なかった。それでも同じ年齢の軍国少年にくらべれば、ちょっぴり批判精神をもっていたが、著者はそのぼくなど比較にならないほど、すでに明晰な意識を持って、次々と起こる戦後の出来事を体験していたのだ。
老人党の皆さんにも、是非一読をおすすめしたい。ちくまからでている。パリに着くまでに、憲法の男女平等の項に影響を与えた当時GHQで働いていた22歳の女性ベアテ•シロタのところまで読んだ。かれほど、当時の憲法の成立の事情に詳しい人でも、シロタの存在を知ったのが最近らしい。

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12月25日
ぼくは、老人党提案者というか、世話役というか、いいだしっぺというか、ともかくそういう人間である。
もう少し、頻繁に定期的に発言すべきだと思ってきたが、インターネットを思うがままに使いこなせぬかなしさ。どうしてもホームページの更新に間が空き、発言するときにはちょっとタイミングがずれ、ピンぼけになりがちだった。これから、このスペースを使って、発言していこうと思う。(立派な決意。続くかどうかが問題だ)。
 
小沢に関してだが、ぼくの意見を述べておこう。やらせて見なければ分からないが、首相をやらせてみたいものの一人だ。
菅のばかさ加減にはうんざりした。
沖縄の選挙の結果を見せ、ご覧の通りです。日本は民主国家だから、米軍基地は要らない、という県民の意思表示を無視することは出来ない、といえばいいのだ。どうしていえないのだろう。はっきりとそういえば、右翼だって支持する。日本の政治家のなかでそれがいえるのは、小沢ぐらいだろうと思う。少し買いかぶっているかな。
国連の大舞台で、世界に軍縮を提案するくらいの芝居を打てる日本の政治家はいないか。今、世界各国、年金、医療など、財政赤字を理由に削られるばかりだ。みみっちく節約するより、軍縮だ、軍事費を、福祉に回そう、と世界に提案すべきだ。ギリシャも、アイルランドも、ポルトガルもスペインもきっと賛成する。
小沢が、わたしはそれをやるといってくれれば、ぼくは諸手をあげてかれを押す。小沢も、自分が首相になりたいのだとはっきりいい、なった上は、北方領土の問題で、ロシアと直接交渉する。アメリカにも、アフガンでの戦争に益はないないと直言する。国連で軍縮提案する、沖縄の基地は全廃し、グアムにでもどこにでも、日本以外のところに持っていってもらう。そうインターネットを使って、表明すればいい。そう発言するのが、政治と金がどうのとぐちゃぐちゃいっている連中と闘う正攻法だ。
ぼくは政治と金の問題では、選挙公営にするしかないと思う。それをやらないで政党交付金などを税金から出しても無意味だ。マスコミも選挙公営運動をやって、政治家が金を欲しがる必要がないようにすればいい。選挙公営なら、金がなくても、組織がなくても立候補できる。今のように二世三世議員は出にくくなるだろう。
ま初日は、この辺で。

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