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今、ものすごい勢いで大学の北京語の教科書を復習しています。
これ、はっきり言って非常に面白い。
今まで語学を学ぼうとしたときによくぶつかる壁は、
結局全然親しみが沸かないということだったりします。
言っていることがよくわからない上に、何のためにそれを言っているのかがわからなかったり。
例えば、今やっている教科書では、上海に向かう電車の中で山本さんという旅人(?)が
芳芳という中国人の女の子にあめ玉をもらうシーンから始まるのですが、
この電車は実際にある九広鉄路(KCR)という電車がモデルになっていて、
香港の九龍サイドにある紅磡という駅から中国側の深圳、広州を通って北京と上海に通じています。
KCRは香港内では結構な頻度で走っているのですが、その中には国境(本当は区境?)を超えて
中国側まで行く列車も少ないながらもいくつか(1日1本ほど)あるようです。
その後に、山本さんは芳芳に対して、上海語がしゃべれるかを聞くのですが、
中国の中では方言があって、それぞれの違いは標準語と琉球語みたいに全然違う発音に
なるところをベースにしています。そして芳芳は上海語がしゃべられないと答える
のですが、たぶんこれは、中国が出来てから政府は言語を北京語に統一しようとして
教育も北京語で行うことが多く、方言を学ぶ機会が減ってきているというところから
の連想なのではないかと思います。
(上海でも、若者は上海語をあまり話さなくなってきていると聞きましたが、どうなんでしょう?)
そのうち、列車の中のお姉さんがお湯を注ぎに来るのですが、
中国では一般的に、茶葉を入れたポットや湯飲みは、お茶がなくなるとお湯を注いで
何度もお茶にするという文化があるところから来ていると思います。
(最初は濃く出過ぎるので、濃いお茶を湯飲みに半分くらい注いでから
その上で普通のお湯を足してちょうどよい濃さにするというのを結構やっていました。)
4年前は「何でお茶じゃなくてお湯を注ぎに来るのか?」と思ったものです。
こんなように、全てのものが現地の文化に根差しているということを実感すれば、
後の学習は速いのではないかなって思います。
それをどう実現するかが問題ですが、たぶん現地の文化を紹介したり、
現地で実際に取り上げられている問題を見せてみたりすれば、
だんだんわかっていくと思うのですが…
これは中国語に限らないですよね。本屋でフランス語のパン文化の側面だけに絞って学ぶ
ための本がありましたが、きっとそういうことなんだと思います。
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