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この信用格付の仕組みを、人間にも当てはめて、人格の格付けをします。より良い格付けを求めて、人は、より良く生きる自助努力をし、社会的秩序を守ろうとします。低い格付けや、格付け情報を持たない者は用心して遠ざけられ、相手にされません。偽情報による詐欺や社会不安などのリスクを事前に抑えて、国家の安定と安全を維持しようとするのが、個人の社会信用格付け制度です。

まず、中国で、国家が個人の社会的信用格付け制度の導入を計画しています。様々な民族が混じる14億人もの国民を管理する必要がある中国政府が、2020年を目指して、民間企業を巻き込んで、国民の社会信用システムの構築に取り組んでいます。

中国政府による個人の社会信用システムの構築は、2014年6月27日に国務院より発表された『社会信用システム建設計画要綱(2014-2020年)』(以下『要綱』)に則って推し進められています。要綱には、国民一人一人の社会信用を数値化して格付けするシステムを構築し、「社会全体の誠実性と信用度を向上させる」ものとして、期待されています。

(つづく)

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