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長崎在住の政策クリエーター・橋本剛による長崎関係モノローグ。

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建国記念日の奉祝式典。ものすごく寒かったためか倒れ込む方がおられて、比較的近くにいたので屋内に運び込んだり救急隊員の方に状況説明したりして、式典後半は行ったり来たり。この後は私が作成に関わったかるたの会を覗くなど行事の多い一日です。

建国記念日だからというわけではないですが、最近読んだ『古事記誕生〜「日本像」の源流を探る〜』(工藤隆著・中公新書)は非常に興味深い内容でした。

古事記を文字だけで解読するのではなく、縄文以前に遡る長い無文字時代の伝承からアプローチしてみる。

同系統の神話を持つ他民族との関係性で見てみる。これはとりわけ興味深く、アメノイワヤト神話(太陽神アマテラスが隠れて世界が暗くなり、アメノウズメらが踊って賑やかにし、覗こうとしたアマテラスを引き出した)の関連で同系統の民族をたどると、長江流域の少数民族にたどり着くそうです。

長江流域の少数民族と言えば、確か中国の女優チャン・ツィイーさんが学校で学んだ民族舞踊を披露している映像をみたことがあり、その少数民族の舞踊(長江流域の少数民族のものでした)がひどく日本の伝統的な舞踊に似ていて、直感的にこの両者は関連性がある(=同祖である)と思ったものでした。

他方、この「賑やかにする」というのは、いまでは「ちんこん」という語があてられている「たまふり」。鎮魂(たまふり)は鎮めるよりも、元々は魂を揺さぶって活性化するものだったといい、いまでもスリランカの悪魔払いなどに残っている人類の古層にある行為です。

著者は、アマテラスが「酔って吐くのは神がかりの印」と述べて、スサノオの屎をまく悪行を「あれは酔って吐いたもの」とかばうなど、酔っての嘔吐が「良きもの」として見られているのが現代日本人にもうっすらと繋がり、飲酒での失態に鷹揚なのではないかと推測していました。これも興味深いものです。

明治以来の「天皇文化」は、平安期以降のものをイメージしがちなところ、その古層は縄文期以前のムラ文化(遠い遠い、文字がない時代から歌の形で引き継がれてきたもの)から次第に洗練されてできあがったものであり、幕末の「尊皇」は非常に深いところに響いたはずだという結論には心引かれました。

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