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無事に二次審査に進んだものの、二次審査で演じることになる台詞を全く覚えていないという衝撃の事実が明らかに。
改めてシナリオを通して読んでみますが、今年は小説などからの引用ではなく、オリジナルのベッタベタの時代劇口調&シチュエーション。
こ…これなら僕分かるよ!
メチャメチャ慣れ親しんだ台詞廻しだよ。
趣味が時代劇鑑賞で良かった(笑)
むしろ演技自体は大の苦手なので、現代言葉の台詞の方が余程覚え難いし、演じ難いです。
周りは慣れない時代劇口調に苦戦しているようですが、南雲は二、三度読むとあっさり暗記。
二次審査恒例のアドリブをどうしようかと考える余裕すら生まれます。
後は屋台で飲み物を買ったり、いつの間にかコンテストを見に来ていた友人たちと談笑しながら過ごしていると、再び呼ばれ、二次審査の開始です。
慶応3年、二条城守護を巡る、近藤と水戸藩重臣のやり取りがテーマです。
順番に檀上へ上がって、水戸藩重臣役の女優さんと演技をしていきます。
以下が、そのシナリオ。
後半は南雲のアドリブに女優さんが合わせてくれています。
近藤、刀を腰から外して右脇に置き正座をして一礼
近藤「新選組局長近藤勇でござる。それがしも、お留守居役を命ぜられた身なれば、よろしくご同心くだされ」
重臣「慶喜公からお城をお預かり致したからには、水戸藩だけの力でお守り申す。ご加勢ならば、ご遠慮下されい。」
近藤、重臣を睨み付けながら立ち上がり、刀を引き付ける
近藤「これはしたり。言下に我らが加勢を不要とおおせられるは、如何なる所存か」
重臣「我らは慶喜公から直々に仰せ付けられたもの。他に御守衛の人がいるとは聞いてはおらぬ」
刀を左手に持ち替え
近藤「我が儘を言うなぁ〜!!水戸藩は、徳川の世を守るために何をなされたのか。我らは多摩の天領の生まれだから、徳川のために命を張ってきたのではないか」
抜刀してにじり寄る
重臣「お待ち下され。我ら水戸藩も徳川の一門。命に代えても、きっとお守りいたす。」
近藤「誠でごさるな!?」
重臣「誠でござる。どうか、どうか刀をお納め下され」
近藤「それでは、致し方ない。御免」
と、大体こんな感じ。
用意された台詞も、ちょっとおかしい台詞廻しは適当に直したり、アドリブ台詞(特に相手役の女優さん部分)などは記憶があやふやだったりですが、大筋はこんなもん。
大河山南さんの台詞は、単に言いたかっただけですが、何か?(笑)
自分の番が終わり、ようやく他人を観る余裕も出てきました。
雨之丞さんは、相変わらずの貫禄ある台詞廻しから、突然ギャグを入れるなど、上手い緩急を付けた演技。
天牙さんは、時代がかった台詞を逆手にとって、歌舞伎口調で新八として押し通す堂々とした演技。
かっちゃんは、持ち前のロック魂を炸裂させた、熱い近藤を見事演じきります。
どなたも、みんな熱のこもった演技に加え、元々の台詞に独自のアドリブを加えて役への思いを表しています。
しかし、一番大変だったのは、これらの参加者の相手をする劇団のお姉さんでしょうね。
コンテスト後のインタビューでもおっしゃっていましたが、年々演技力とアドリブ力の上がってくる素人を相手にする程難しいものは無いと思います(^_^;)
一方、今回は問題児が少なかった為、司会のお姉さんの捌きの上達具合は見られせんでしたね(笑)
コンテストには、こんな影で支える人々に注目する見方もあります。
さて、そんなこんなで、いよいよコンテスト結果発表。
今回は異例の高レベルなコンテストだった為、選ばれた12人は誰がどの役に選ばれてもおかしくない猛者揃い。
基本的には、希望する役柄で選考していただけるとの事ですが、例年不人気の近藤が何故か今年は三人に一人が希望するという大接戦。
これも一昨年、昨年と素晴らしいカリスマでパレードを引っ張り、一気に日野での局長の地位を引き上げた雨之丞さんのおかげでしょう。
十番隊隊長原田左之助から順番に発表され。
結果
友人からは
九番隊隊長 三木三郎(鈴木三樹三郎)→小次郎さん(05、06谷三十郎)
八番隊隊長 藤堂平助→かっちゃん(06斎藤一)
三番隊隊長 斎藤一→雨之丞さん(05、06近藤勇)
二番隊隊長 永倉新八→天牙さん(05斎藤一)
そして
新選組局長 近藤勇→南雲
おぉ、奇跡が!!
こんなに嬉しいことは無い!
他にも、原田役には見事な剣舞を披露した男性、谷役にはネットの有名人の女性、井上には毎年ひのパレでカッコイイ殺陣を披露してくれるエルプロの女性、武田には、昨年ご子孫そっくりな嵌まり役の源さんをされていたドクター、松原にはコンテストを毎回盛り上げてくれる元気な女性が。
そして沖田役には何と過去、一、二度しか無かった男性が選ばれました。
しかも初の外国人であるフランス人留学生!
そして今年のミスター土方には、神楽教授のサイトなどで最近よく見かけていた、並々ならぬ情熱を持ったナイスガイが!
お仲間からも、数人の隊長役が選ばれ、翌日のパレードへの期待も高まります。
おぉぉ…これは明日のパレードは成功したも同然の最強メンバーではないですか。
表彰では、高幡不動の川澄貫主自ら賞金と記念品を手渡していただけます。
何より嬉しかったのは、貫主自らが『誠』の書をしたためて下さった色紙でした。
同じく副賞の誠扇子に書かれているような、通常の書体ではなく、空海の書からとった特別な書体で書いたものだと、貫主自らが気さくに教えて下さいました。
大の神社仏閣マニアであり、高幡不動は学生時代を過ごした思い出の地。
さらに我が家は真言宗と来ては、感動するなと言う方が無理!
これは、我が家の家宝として代々伝えていく事決定!
コンテスト後は、簡単な説明会が行われ、その後は友人たち20人くらいで高幡へ移動し、打ち上げ。
祝勝会&残念会&パレード決起集会みたいな感じ(笑)
未だに局長と呼ばれても振り向けない、自覚無しの南雲に、仲間たちからは「貫禄が無い」だの「腰が低過ぎる」だの言われ放題。
普通なら乾杯の挨拶と締めの挨拶くらいだろうに、事あるごとに挨拶させられたのは、きっと面白がっていたに違いない(笑)
楽しい時間はあっという間に過ぎ、翌日のパレード本番への期待を高めつつ、解散するのでした。
つづく
※画像提供:よたさん(06土方・07ブリュネ)
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