奥武蔵 古代史ノート

武蔵国や常陸国・霞ヶ浦周辺の古墳や史蹟めぐり

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 明治大学博物館は昨年(2010)10月から12月にかけ「王の埴輪ー玉里舟塚古墳の埴輪群」展を開催した。この舟塚古墳は、「茨城県史料 考古資料編古墳時代」によると、行方郡玉里村(現小見玉市)にある全長88メートルの前方後円墳とある。明治大学などにより、1965年から5次の調査がかさねられ、最終的には全長72メートルに訂正された。後円部の埋葬施設が筑波石で二重になった箱式石棺で注目された。石棺の一部が欠け、盗掘にあっていたが、造りだしの部分から後円部にかけ大量の埴輪が出土した。今回の特別展は、その埴輪に焦点をあてている。
 馬型埴輪を復元したら、鞍の右側に両足をのせる板がついていた。西部劇で婦人が横座りで馬にのるシーンをおぼえている。そんな機能をもった鞍のようだ。この時代、女性も馬に乗ったしるしかもしれない。このような馬で、霞ケ浦湖畔を散歩したり、筑波山へ遠出したりした光景を思い浮かべると、なんだか楽しくなる。被葬者一族は騎馬を得意としたのであろう。
 ここで思い起こすのは、旧玉造町沖洲の三昧塚古墳から出土した馬型飾りのついた金銅冠である。馬をシンボルとして冠にいただくなど、騎馬とともにいき、この地を拓いたあかしがこれではないかと思う。6世紀のいずれかに、このふたりの勇者は会っていたのではないか。
 王冠をかぶった埴輪も出土している。舟塚古墳の被葬者を、この地の王と認めて、「王の埴輪」としたのではないか。この霞ケ浦の一地域に、王国があったとすればおもしろい。常世の国と称される常陸国、わがふるさとはユートピア。

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