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(埼玉県坂戸市)
埼玉県で2例目の蛇行剣が見つかったということで、坂戸市へ行ってきた。上の写真でわかるとおり、中央部がくの字形にまがっている。これが蛇行剣といえるか、ちょっと疑問が湧いた。
坂戸市入西の農家にあった円墳、入西石塚古墳から出土したという。昭和31年ころ、当主が古墳をこわし、土を転用しようとしたときさまざまな副葬品がでてきたそうだ。数年後、厳重にくるみ別の穴に埋めたという。平成27年、市の調査により、保存措置がなされ、その過程で蛇行剣が明らかになった。
副葬品は次のように多い。大刀、蛇行剣、鉾、鉄鏃、冑、板錣(いたしころ)、短甲、頸甲、珠文鏡、乳文鏡など。
考古学者の北山峰生氏はつぎのように述べている。
蛇行剣とともに小型の銅鏡が出土するケースが多い。5世紀ころ、銅製品を入手できるのはその地域の有力者。4世紀から5世紀にかけて、銅剣から実用的な鉄刀に変わる時期、剣は儀礼的な宗教的シンボルになってくる。蛇行剣の用途はまだ謎めいているが、さらに出土するようになれば、新たな機能がわかるようになるかも知れない。
入西石塚古墳からも、蛇行剣と銅鏡がセットででてきてる。北山氏の説では、やはり蛇行剣なのか。疑問をていした筆者がまちがいか。ここで東松山市の岩鼻古墳で出土した蛇行剣も、比較の意味で見てみよう。こちらはきれいに蛇行して一目でわかる=写真下。
入西石塚古墳の出土品は7月に坂戸市文化会館で公開された。
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2017年08月17日
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