MZ-80 パソコン開発物語

今だから話せる、パソコン開発記録を連載します。 感想をコメントに残して頂けたら 嬉しい・・。

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ITT・インターメタル社でLSI関連打ち合わせの為、M事業部長(仮名)と、チューリッヒへ スイス・エアーで出発。 
技術トップのD専務(仮名)と随行者は、日本から直接スイス入りなので、空港で、出迎えることになっていた。

日本からの一行と共に、ITTの車でチューリッヒ空港からバーゼルを通過して、ドイツ国境へ向かう。
踏み切りのようなバーと建物、国境警備隊。 パスポートチェックなし、運転手が手を挙げ、国境通過・・。
特別の許可申請を出してるらしい、VIP対応。 パスポートには、スイス出国、ドイツ入国のスタンプなし・・。
パスポートの入出国スタンプの数が合わない事になる。 スイス密出国、ドイツ密入国と言えない事もないな〜。

フライブルク到着後、ホテルでレセプションの夕食会。 俺は、D専務(仮名)の横に座らせてもらった。
すごい料理、歓談で、賑やか・・。 
ジョーク・よもやま話、時には艶っぽい話・・、歓談中に、ドット一瞬の笑いがある。

俺は、耳なれない単語・言い回しに混乱状態、
   理解するのにタイムラグがあり、一瞬の笑いに付いて行けない時がある。
 
それを見かねたD専務(仮名)は、ニコニコしながら、
   こういう意味だよ・・と、時々 補足のアドバイスをしてくれた。

日本へ帰ってからの話だが・・、専務を通訳に使ったのは、未だかつて Nだけだ・・と評判になった。
 これって自慢?、 バカ扱い?。

夜も更け、古めかしい静かな部屋で、旅を思い起こしていたが、  せっかく、スイスへ行ったのに・・、
走る車から、チューリッヒとバーセルの景色を眺めている中に、スイスを出てしまった、通り過ぎた国スイス。 
このフライブルクも 明日、会議の後、
  すぐに、ヨーロッパ鉄道でフランクフルトまで行き、乗り換えて ハンブルクへ戻る予定だ。
かなり時間かかるから、コンパートメントの車窓からでも・・、旅を楽しもう。 
どこもかしこも 単なる通過点・・。 観光なし・・、残念だ。

    < つづく >

  ***** 余談です *****
  お盆です。
  あなたに 命をつないで来のは、両親、2組の祖父母、4組の曾祖父母、・・。
  あなたが、今 存在するのは、多くの先祖からの 命のリレーだよ。  大切にしよう。
  2,4,8,16・・と2の階乗の数に膨れ上がる、多くの先祖に 感謝しよう。
  先祖が信じた方法で・・ね。 紛らわしい新興宗教に惑わされないで・・下さい。

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ヨーロッパのパソコン販売部門が、MZ80Kをハノーバ・メッセに出展して、市場性を調査することになった。
マイコンキットとかパソコンとか・・、テリトリ問題が、無いかのように静かだ。 でも、不気味な感じ・・。
情報部門のパソコン販売部隊が、本来 売るべき自部門のパソコンを、棚上げして・・、
MZを売りたいなんて・・、理解に苦しむ・・。
パソコン事業を部品部門に任せても・・?との噂もあり、まあ どうでも良いや・・なるようにしか、ならない。

M事業部長(仮名)と ハノーバ・メッセ出展のため、ドイツへ行く事になった。
当時、共産圏の上を、飛べないから、アンカレッジ経由 北極をかすめての長が〜い旅。
オーロラが見えるかも?・・。

ハンブルク到着後、ショウの準備の為、展示説明員のスタッフ2名に、
MZ80Kの プログラム・ 特長・ 操作・ Q&A対応など、指導した。
彼等に、帽子と軍服を着せれば、ヒットラー映画に出てきそうな顔付き・・、そうそう此処では、俺は外人なのだ!。
M事業部長(仮名)は、別室で情報・部品部門のテリトリをどう扱うか、かなり ハイレベルの政治交渉をしていた。
M事業部長(仮名)は、芸術に詳しくロマンチストタイプかな・・、仕事となれば やり手・・すごいよ・・。
『 君は、僕より、ず〜っと、給料が安いのだから・・』と言ってくれて、色々お世話になった・・。 いい兄貴だ。

ショウ展示の準備を済ませた後、
ITT・インターメタル社を訪問し、DRAMの打ち合わせと、極秘会議に参加する予定だった。
インターメタル社は、フライブルクにある。
スイス国境に近いので、スイスへ出国し、再度 ドイツに入国するルートの方が便利だ。
     < つづく >

***** 余談の余談 独断と偏見? *****
これは、勝手な 俺、個人の考え方を、書きますね。 こだわらなくって結構ですよ。 
賢明なる諸君は、ご自身のお考えで・・、ご自由に判断して下さい。

当時 日本ではベンツが飛び切り・格別の評価だった・・、今でも??、ホントに〜?。
しかし、ドイツでは、どこでもベンツ、パトカーもトラックもベンツ、汚れている放置車も、日本での国産車と同じだ。 
この話 息子達もびっくりしてたよ・・帰って 話すのが、楽しみだった。

プレミアムとか・・、セレブでもない客の心理を、くすぐって、荒っぽい 商売しているのかな〜・・。
プレミアムって、作為的な架空の価値と、実際の実質価値 との差、ギャップ、空洞だよね・・、
言わば、中身、空っぽの ピーマンみたいなモノ。
だから 『プレミアムカー』 イコール 『ピーマン・カー』 ってところかな・・。

Sは、セレブ、ゆとりの人かな、ドンドン 金をバラ撒いてもらったら、良いんじゃないの〜。景気よくなるよ。 
E、Cは、ね〜。 あっハッハッ・・、 えっ、納得して一括決済したって・・プチセレブだね。 ゴキゲンヨウ・・。
えっ、A?、B?・・そうね〜 驚愕・・!。
最近、国産車も、プレミアムカーやってるよね〜・・。 消費者を、なめたらアカンで・・。正念場だね。
そうそう、以前 部下が、R?7 ローンで買って、毎日2食のカップ麺で、暮らしてた。
心配したよ。 せめて、ネギぐらい、たくさん入れろ〜。 世間に、こんなの多いんじゃないかな〜・・

そうだよね、分相応で、『 足りるを知る』 、『 ボロは、着てても、心は錦・・』、大事かもね。
格好を付けず、中身を充実して、『 ピーマン野郎』って言われないようにしよう・・。
俺は、プチはおろか、ノン・セレブだから、そして 若い(つもりだ)から、アスリートだ。気楽に行こうぜ〜・・。

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MZ80Kを、情報誌に取り上げてもらうのは、大いに結構なこと、歓迎すべきことです。
マイコンキットか?、パソコンか?、 テリトリ問題が、表面的には鎮静化している様子だが、
パソコンとして派手にアピールしたら・・、再び、商品テリトリの議論が再燃しかねない・・。
 
テリトリの議論で、部門間の争いになれば、再編を含め、我々の部門は、不利だろうな〜・・。
それが頭痛の種だった。 『 外に敵なし、内に 敵あり。』の心境か?。 寂しい 事だよな〜。
この件 M事業部長(仮名)とK部長(仮名)が最も気を使い、ピリピリしながら対応している事柄だった。

K部長(仮名)は、オーソドックスな思考で粘り強い。
俺は、むしろ 直感的な判断・行動をしがちなので、危機の場合、K部長(仮名)に助けられる事が多かった。
生まれ育ちが違うのだろうな〜・・、 俺自身、目先の現象に影響され易い、貧しい発想に悔いる事が多かった。

アスキーの取材には、K部長(仮名)と共に出席した。
K部長(仮名)は、開発の経緯 と MZ80Kは、技術者の為のマイコンキットである事・・、
ザイログと技術提携したZ80を、拡売に繋げる意味もある・・、と かなり慎重な話し振りだった。
取材記者に、見っともない内紛を察知されたく無い・・。コップの中の嵐を、刺激したくない・・の心境だった。

月刊アスキーは、技術面でベンチマークテストを行い、BASICの処理スピードを評価しようとしていた。
商品に同梱しているBASICは、何とかツジツマ合わせで作り上げたモノ, (ユーザには申し訳ないが・・)、
俺としては、かなり改善すべき課題を残していたので、ソロソロ本気で改良作業に掛からねば・・と思った。
又、技術者向けをアピールする為、アセンブリ言語ソフトの開発が・・必要。 
開発をしているTT君(仮名)、TJ君(仮名)らに、頑張ってもらおう・・。

I/O誌 及び マイコン誌は、アプリケーション・ソフトにて、MZ80Kの人気を支えてくれた。
月刊情報誌の記事、掲載ソフトの影響力は、絶大で、市場での人気を高めるのに、凄い効果があったと思う。 

後々に、月刊インターフェースの取材があった。
ハード面に重点を置いた取材で、MZ80Kの配線図の提供により、ハードの解説記事を掲載してくれた。
興味ある人は、自由に ドンドン やって下さい・・の感じ。

今後 パソコンが、普及し、PC技術者も増えてくる。 そしてPCが、色々な応用分野に広がっていくだろう・・。  
俺達の組織、限られた人員では限界がある。 興味ある人の参加を歓迎し、全員参加、共に伸びて行きたい・・、
その為に、資料、ノウハウを公にして行こう・・。 これが、K部長(仮名)との話し合いで決めた結論だった。

日経新聞 関口記者の『パソコン革命の旗手たち』 3章に、この考え方が明確に表現されている。
関口記者は、さすがプロ・・だね。 構成・取材・聞き取り・纏め・・。
聞き上手につられて(はめられて?)・・、余計な事まで、しゃべってしまった。 
プライベートな部分は、うまく繕ってくれているが・・ちょっと 恥ずかしいかな?。 

        < つづく >

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研修2日目、昨日の講習内容は、自主学習の結果か?、よく理解してくれていた。
昨夜遅くまで研修室に居残り、演習問題に取り組んでいた研修生は、管理長に、注意をされたらしいが、
居眠り兆候の者も居らず、目がとろんとした者もいない、かなり気合が入っている。
最終日の習熟度判定テストをほのめかしながら・・、講義を進めた。  これは 脅迫かな??。
講義終了時、自主学習は9時まで・・との管理長からの伝言と明日テストする件を伝えておいた。

研修の間、不思議なことに気が付いた。
講義の時は、質問も無く、どこに居るか分からないのに、 タバコ休憩の時に、目の前に現れる者がいる。 
北大の話、 PCを扱っているHu、 ビール園、 毛蟹・・ 等々 話題 豊富で話かけて来る。
結局 俺は、名前を覚えさせられてしまった・・F君(仮名)。  独特の才能を持っている・・と関心した。 
こういう芸当は、俺には無いな〜。 しかし、ビジネスマンとしては、大切な事。
俺も 今後、意識して彼の手法を学ぼう。 要は 『学ぶは、真似る』というから、彼の真似をしたら良いんだ。


翌日 3日目の研修最終日、習熟度テスト実施の日。 
研修生の顔は冴えない。なにしろ、成績が各自の上司に、送られるのだから・・。
俺は、おもむろに話しを始めた。 
   『研修は、よく頑張ってくれました。 2日間の研修、夕食後の自主学習を見ていると、
    テストはしなくても、みなさんの実力が分かります。 責任者には、良好ですと連絡します。  
    職場に帰っても、勉強を続けてください。 今日は研修の反省文を書いもらって、解散とします。』
と言った。  彼等からは、歓声が上がった。

反省文記入の後、彼等は、共に頑張ろうと誓い合い、北海道、沖縄、・・と各地の職場へ帰っていった。

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北海道から沖縄まで、各地から選抜された研修生が、集まった。
彼等は、昨日の夕 研修所に入り、前泊して、今日からの研修に備えていた。

習熟度判定テストをすると連絡していたので、かなり予習しているのが、感じられる。
講義中に、『おっ これは重要だな』、『これが出きれば、相当なもんだ。』、
   『これは、良い問題になるな〜、出るよ〜。』と連発しながら、講義を進めた。 
彼等の目は、輝いていた。 中には、俺を睨み付けるような鋭い目をして、聞いている者も居た。

ここ数ヶ月前まで、彼等は、修理工具バッグを持ち、テレビ、洗濯機、冷蔵庫 等々を修理に廻っていたのだ。
MZ80Kの販売は、商品の営業販売部門でなく、商品の修理サービス部門?、修理サービスがPC・・?。
やむを得ぬ理由、後に強力な販売戦力に・・。話せば、長くなるので、後日、開発段階で詳しく述べることにする。

修理サービスは、お客様に喜んで頂ける場合もあるが、 お客様にとって、嫌な気分になるのは当然でしょう。
彼等は、低身低頭で、『申し訳ございません。すぐ修理します。』と 淡々と業務をこなして来た。
故障の原因は、彼等の不始末・責任では無いが、 時には、お客様の、苦言・不満のターゲットになり易い。
ぶつけられる心無い言葉にも、仕事とはいえ、耐えねば・・、悔しい・辛い思いも有ったであろう・・。

でも 今回、MZ80Kの登場で、彼等の仕事が変わった。
サービス員としての修理対応から、パソコンのベテラン・エキスパートとかパソコン教室の講師・・と、
呼ばれるようになり、一目置かれる立場となって、生活に張り合いが生まれたようだ。
その為にも、技術レベルを、もっと上げたいという願望が、ヒシヒシと伝わってくる。
技量を吸収しようと飢えている研修生達だから、教える立場としては、非常に楽な気持ちで、講義が出来た。

彼等は、入浴、夕食の後、休憩することなく、再び、研修室に戻り演習問題をやっていた。
俺は、教室の後ろの隅に座り、彼等の自主学習を見ていた。 彼等は、ワイワイガヤガヤ楽しそうだった。
MZ80Kの販売力・・、市場への浸透力・・。 『君達の肩に掛かっている。 たのむぞ〜。』 と念を送った。

         < つづく >

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