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数十年前は、プロセッサーは、プログラムにより機能するから、これはソフトの世界であり、
周辺のTTLは、論理、フリップフロップ、バッファー・・など、ハードとして、暗黙的に 線引きされていた。
今は、高速・多入出力のプロセッサーで、周辺のハードロジックまで取り込めるようになって来た、一方、
FPGAはゲート数の増大でエンベッデドプロセッサーが組み込めるので、どちらを使うか、考慮する必要がある。
小さなマイコンも、高速化して来たので、ハードロジックをソフトでの置き換えが、かなり可能になって来ている。
20MHzアトメルのマイコンに、NTSC方式の同期信号を入力し、等価パルス、奇数・偶数フィールドの判別、
指定された水平同期のバックポーチに、パルスの挿入とか、送られてきた信号の判別は、ソフトで出来て
回路が簡単になった。他の回路は、パワードライブだが・・。FETを使えば 簡単に設計出来る。
昨年 N社のディスコンになったμPDxxを使ったPCIボードが、どうしても必要で何とかして欲しい依頼が有った。
アプリケーションソフトは、変更せず 同様に動作する条件だったので、PCIバス上で、コンパチと言う事。
μPDxxのフルコンパチは、大きな開発業務になるが、幸いなことに、使用している処理命令が少なかったので、
FPGA(Nios組み込み)で、実現した。 処理スピードは若干遅いが、実用上 問題がなかった。
今 俺の関与している技術集団は、WINDOWS・マイコンのソフト、FPGA開発のVHDL、TV等のアナログ技術で
技術領域は、 ほぼフルレンジをカバーしている。受託する仕事は、生産中止となり得るLSI、部材を使用せず、
汎用のCPU・部品、FPGAで開発して、部材調達の心配なく、同等部品に変更可能なシステムを推奨している。
ハード・ソフト技術のレベル 云々・・もあるが、 技術の穴は、アナログ技術だろうね。
アマチュア無線機の自作など経験し、この道に進んだ連中は、コイルを巻いて・・タンク回路の近くで発光する蛍光管を見て、周波数、波長、ケーブルの分布定数、アンテナの共振・・など、目に見えない電波を、感覚的に知っているね。
このような経験をしていない連中は、とんでもない事をやるから・・要注意だね。
以前、液晶モニター事業化の部門を担当していた時、PCモニターの画像で、リンギングが問題となっていた。
トラブル検討会で、担当者に『 抵抗50Ωで終端しているか?』と聞いたら、『 抵抗50Ω入れています』の返事。
調べていくと、驚き!!!・・。 配線パターンの延々と離れたところに 有りました50Ωの抵抗!・・。
『 テスターで計って50Ωじゃない。100MHz帯の伝送ラインだぞ・・、定在波が乗ってる』と怒鳴ってしまった。
担当者は、『 そうですか・・知りませんでした。』と・・、救いようが無い、 俺は次の言葉が出なかった・・。
最近の大学は、学科を増やして、専門教育とか・・2〜3年間で専門教育?、そんなレベル使いモノにならない。
小学校は、社会的規範と義務、読み、書き、算数、芸術を身に 付けさせる。
中学・高校は 5教科をしっかり勉強させ、学力・常識のすそ野を広げる。
技術系の大学は、進むべき専門分野で基礎となる科学・数学、物作りの技量と興味を植え付ければ・・、
卒業後は 少しの勉強・努力で、すばらしい技術者に育つのに・・。
今の大卒・院卒は、残念ながら、基礎学力・知識・仕事への興味が 乏しい。
技術者だって、いずれ組織を統率し、経営人になるには、文学・芸術に至る 総合知識の背景が必要だ。
あまり、愚痴るとクレームが来るかな・・?。 3人の友人が、教授をやっている・・。
彼等も矛盾を感じているが、屈曲した因習か・・どうしようも ないみたい。
< つづく >
MZ−80開発記録は連載物です。 最初のページは、↓をクリック。
http://blogs.yahoo.co.jp/nagusa_kei/10285931.html?p=1&pm=c
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