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仕事の方は、新入社員の工場自習も終え、部品事業部第一技術一課で TV設計技術への配属となった。 職場は、3名の先輩と K主任の5人編成・・、これで一機種のTVを設計するグループなのだ。 俺は、中間周波数増幅、映像検波、音声検波の部分の担当を命じられた。 25Mz中間周波数帯域と、FM4.5Mzの音声帯域で、アマ無線で言えば HF帯の感覚で出来る仕事・・。 TVは残留側帯波で送られているので、映像信号をフラットにする為、映像搬送波Pを6dB落し、 各増幅段の共振周波数とQ、及び 隣接チャネル混信防止トラップなど決めていくのだ。 何時も、設計最終段階で、苦労するのは、映像検波時に発生するノイズ高調波と TV信号のビート、 これはTV画面に縞模様となり、検波回路の配線、フィルタ条件選びで悩まされた。 ビート妨害対策は、外部電波のない銅板張りのシールドルームに篭り・・、陰鬱・嫌な作業だったな〜。 K主任は、時々、進行状況を見に、シールドに来て・・雑談して・・気分転換・・気を使ってくれた。 まあ、仕事は、キツかったが、好きで選んだエレクトロ二クス技術者・・、周囲の理解も得られ、 社会人としての滑り出しは、恵まれた方だったかな・・感謝だね。 そうそう、当時NHKの朝ドラで、『おはなはん』(ヒロインは樫山文枝)の放送があって、 始業前 開発中の、バラックセットで見たものだ。ホノボノする内容だったよね。 ある評論家は、『テレビは一億 総薄痴化・・』と 警告していたが・・、今の 世の中・・見ると、 クダラン番組、無思考・無意味な番組・・その結果として、無気力、無思考な人々が増えたようだ。 今の現状を見れば・・、俺達は バカ時間を費やす商品を世に送った責任が 有るのかな・・?と思う。 時には、勇気を出しTVの電源をOFFにして・・、本を読み じっくりモノ事を考える・・時間を持ちたいね。 |

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