MZ-80 パソコン開発物語

今だから話せる、パソコン開発記録を連載します。 感想をコメントに残して頂けたら 嬉しい・・。

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9R-59と再会

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50年前の 春日無線のキット9R-59と再会した。

当時 20才の学生だった僕は、親からの仕送りも無く、特別奨学金と家庭教師で細々と暮らしていた。
組み立てキットとして発売されていた9R-59が、ほし〜い・・でも高根の花・・

夏休み前、奨学金の2ヶ月分が先払いで支給された。 
この金で買えると思うと・・・、後先も考えず日本橋電気街に走った。

その結果、次の日から 飯代にも困る窮乏の生活。

再会した9R-59は、古臭いサビの浮いたケース・・、動作するのか?
とにかく修理し動作をさせたくなり、ローカルの持ち主の了解を得て、9R-59を借り受けた。

コンデンサーの容量抜け・リークが多い・・
幸い、真空管、抵抗は生きている模様。
所が、受信周波数帯のバンド切り替えのロータリースイッチが絶縁不良 これは大変だ!
高周波増幅段で、劣化したべーク板上にB電源115vと0vのローター電極が取り付けられいる。、
絶縁不良でトラッキング現象を起こし、なんか焦げ臭い。

同じロータリースイッチを探すことは不可能・・
どうする。 リークしているなら2つのローター電極を同電位にすれば良い。
B電源の切り替えは、リードリレーで置き換えるため、リレー基板を作成する。

受信周波数切り替えブロックに組み込み、同様な機能として働かすことが出来た。
尚 リレー用電源は、ヒータ6.3vを倍電圧整流し、3端レギュレータで直流12vを得ている。


調整は、測定器が無いので、Sメータの振りと耳感とドライバー・・
まず2段の中間周波トランスの調整、高周波同調回路の調整と共に感度が上がってきた。
長年経過で、LCのQ低下で感度が低いのかな・・、まあ 当時の機器は こんなモノだったのかな・・。
9R-59に付いているQマルチで、7MHz帯のSSBを受信。
中間周波数の帯域が広いので、ノイズと混信でナローのSSB受信は苦しい。

まあ AM変調のBCL用に 何とか使えるかな・・って感じ。
それより、音を聞き、眺めていると、50年前の壊れかかったアパートの4畳半生活が蘇る。

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