MZ-80 パソコン開発物語

今だから話せる、パソコン開発記録を連載します。 感想をコメントに残して頂けたら 嬉しい・・。

MZ80物語

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ | 次のページ ]

(14) BASIC

イメージ 1

アスキーのNさんから、米マイクロソフトのB.Gさんが、日本に来ているので、伺いたいとの電話があった。
N社が、MS−BASIC採用の方向である事は、情報として入っており、それに関する事であろうと察しがついた。

N社は、整数BASICから変数を浮動小数点化することが、必要であり、
また、従来から、PROMの無償配布など、プログラムのバグ対応をしている模様・・。 
 ( N社の開発者がブログでも開設して、俺と2元ブログなどで、話をリンクできたら面白いなと思う。)
MZは、バグはかなり少なく、有ったとしても、簡単なバグは、POKE文でプログラムが変更できるようにしている。

ミーティング当日、Nさん、B.Gさんは 伊丹空港から来社した。
N社が、MS−BASIC採用に決定した事、また MS−BASICの概要の説明を受けた。 
OS上のアプリBASICの利点、バグが少ないことが、彼等の商品アピールであった。

俺としては、限られたメモリヱリア空間で動作させる必要があり、現時点でOS上でのBASICは必要ない。
また、バグ対応は、直に 開発者が居るのだから、緊急の場合 数時間で対策可能・・。
以上の考え方で、MS−BASIC採用の件は、将来の検討課題とし保留した。(政治的な回答かな?)

後 雑談として、ソフトの著作権・・があり。 侵害の判断・考え方のについて・・話し合った。
俺の質問に、彼等は明白に答えなかったが、
一応 話の中から 曖昧であるが、著作権侵害判定の一つの指針を掴んだ。

その後、開発技術者達と、著作権侵害の疑義に留意するため、ソフトの開発注意事項を、話し合った。
他社・他人のソフトを 逆アセンブルしないこと、また 解析しない事。
プログラムは、目的とする動作をイメージし、プログラムを 自分の考えで書く事。
プログラムを走らせ、よく観察すればどこで暴走したか、その部分の見当付く筈だから、デバッガは使用禁止。
デバッガで追っかけなければ、分からない様な、だらしない・ざつなプログラムは書くな !。

著作権の侵害判定は、実行ソフトの、あらゆる部分を走査(スキャン)し、一致する部分を探す。
もし盗作していれば、絶対番地の記述部分以外が、数十バイトにわたって一致する部分がある筈 という考え。 
これは、M社との曖昧な話し合い中で、俺なりに感じ取った見解・・外れているかも?・・、否 多分正しいだろう。

ネット上で、MS−DOSがCP/M, WINDOWSがアップルのパクリとか・・、議論されているが。
画面上・操作方法が似ていても、意匠登録・特許が無いなら、新たなプログラムを書けば、侵害にならない。
便利な・良い操作など、取り込んでいても、著作権の侵害判定に引っかかなければOKだ・・と思う。

たとえ、小さなサブルーチンでも流用すれば、スキャンチェックに引っかかる。 まあ 自前で書けという事。

          < つづく >

MZ−80開発記録は連載物です。 最初のページは、↓をクリック。
http://blogs.yahoo.co.jp/nagusa_kei/10285931.html?p=1&pm=c

イメージ 1

ハノーバメッセとは、毎年 ハノーバで開催される、ヨーロッパの大きな産業機械の見本市です

ハノーバメッセのMZ80Kブースには、かなりの人が集まり、説明員は、来訪者の質問・説明に忙しそうだった。 俺は、他のブース、を見て歩いたり・・で、結構疲れ気味。会場が広いので、毎日 かなりの距離を歩いたな〜。

夜は、古風な民宿風のホテル。 これがドイツの雰囲気って感じ、なんか 落ち着いて、癒される。
現地駐在員の計らいで、特別メニュウ表が準備されていた。 ドイツ語の下に、ペンで日本語が書き込んである。
ドイツ風じゃ芋と・・イタリア風チーズ・・フランス風・・、毎日 注文を変えて、ヨーロッパ各地の料理体験・・。

ハノーバメッセ終了後、再びハンブルクに戻り、ショウに出展した製品の評価・検討の会議があった。
MZ80Kは、好評であり、まずドイツ向け、イギリス向け、その後、フランス、イタリア向けを発売する事決定した。
ただし、キットでなく完成品とする。パソコンとして、部品部門から出荷する事になっちゃうよ・・。
さあ どうする?。  M事業部長(仮名)が完成品で対応する事、合意した。 
上司がOKしたのだから、俺は知らねーぞ・・とは言えないしな〜。あとは野となれ、山となれ。 まあ、いいか・・。

イギリス向けの詳細打ち合わせは、イギリスの事務所で・・との事になり、マンチェスタに行くことになった。
その後、ヒースロウ空港からJALで日本に・・の予定。 やっと、日本にかえれるな〜。

帰りの日、時間余裕があったので、イギリス人社員に案内してもらい、ロンドン市内 観光・・。
妻にも、言われてたので、バーバリーのコートを買いに行った。 確かに日本で買うより、ずっと安い値札だ・・。
物色していたところ、イギリス人社員は、『僕等は、あまりバーバリーのコート買わないけど・・ 』と呟いた。
えっ・・、急に、コートの買い熱が冷めちゃって、ロンドンバスの模型と絵本を買って、帰国となった。

また、北極をかすめ、アンカレッジ経由の逆ルート。アンカレッジでの約1時間待機、日本そば が美味かった。
     < つづく >

* ******* 余談 お盆特集 **********
『 地獄の沙汰も 金(かね)次第・・』って、聞いたこと あるでしょう。
この 金(かね)って、何?。 一万円札のお金?、 ピカピカ輝いてる黄金?。
お札のお金は、燃えて灰になる。黄金の金は解けて金塊、焼き場の人の お小遣いになる。それだけの事・・。

じゃあ この 金(かね)って何?。 金色に輝く 『徳』 ・・と言われている。
『 徳を積む 』って、難しいよね。 人のため、世のため、どれだけ 良い事をしたか・・?。
本当に 困っている人に、苦しんでいる人に、どれだけ お手伝い、援助ができましたか・・?。

貴方には、人を助けられる充分な余力が有リます。 進んで 余力を、困っている人に、分けてあげましょう。

(12) フライブルク

イメージ 1

翌朝、ガラン、ゴロンの大きな鐘の音で、びっくりして飛び起きた。 ホテルは、教会のすぐ近くだった。
街は石畳でしっとり湿っている。ブラックフォレストに臨む古い街。ああ 遠い異国に来たな〜、感無量・・。

朝食後、インターメタル社の迎えの車で会社へ。 会議室で、MZ80に使っているDRAMの打ち合わせ。
4KビットDRAMのプラスチックパケージ化については、耐湿、耐熱等、データ上は問題なし。
それまで、セラミックパケージ・端子は金メッキ、宝石並だ〜?。  これで、価格は大幅に下げられる。
16KビットDRAMの試作品の打ち合わせ。  特に 問題なし。エージングテストのサンプルを預かった。

その後、機密会議に合流。 インターメタル社のM氏のプレゼンは、テレビのディジタル化計画の提案だった。
今では、地デジ初め、ディジタルは当たり前だが、当時はアナログ全盛で、まだまだ やるべき事が多かった。
ディジタル化案は、想像もしていなかった。  彼等ドイツ人の思考は、どうなってるのかな・・?。
ディジタル化には多くの課題があり、時期的に、かなり先のこと思われる。 夢・理想の世界かな・・?。

ディジタル化のメリットは、NTSC、PALなど、TVの走査線変換、画質改善、静止画・・など、効果は大きい。
しかし、テレビ信号をディジタル化するA/D変換のスピードとゲートの高速化、大量のメモリなど課題が多い。
DRAMが、やっと、クロック 4MHz。 4Kビットが量産でき、次は 16Kビット・・の時期に・・。
 
結論?。 課長レベルの俺が出す事項でない。 
技術トップの専務が、出席しているのだから、では どう決断されたのか・・?。

トップの決断は、直接聞けなかったが・・。
俺としては、ディジタル化テレビの商品化時期は、かなり遠いと思われる事と、
まだまだ、見極め的な、基礎調査段階で、直ちに、開発に着手・投資する決断が出せない。と思った。

以降の会社の動きから類推すると・・、
ディジタル化ICの開発計画への結論は、俺が思った形に近かったのかな・・。

その後、インターメタルは、Micronas と社名を変えて、20数年間、開発を継続し、ディジタルLSI を完成させた。
現在 液晶とプラズマ・テレビで、ディジタル画像処理なしでは、作れないほど、重要な部品となっている。

イメージ 1

ITT・インターメタル社でLSI関連打ち合わせの為、M事業部長(仮名)と、チューリッヒへ スイス・エアーで出発。 
技術トップのD専務(仮名)と随行者は、日本から直接スイス入りなので、空港で、出迎えることになっていた。

日本からの一行と共に、ITTの車でチューリッヒ空港からバーゼルを通過して、ドイツ国境へ向かう。
踏み切りのようなバーと建物、国境警備隊。 パスポートチェックなし、運転手が手を挙げ、国境通過・・。
特別の許可申請を出してるらしい、VIP対応。 パスポートには、スイス出国、ドイツ入国のスタンプなし・・。
パスポートの入出国スタンプの数が合わない事になる。 スイス密出国、ドイツ密入国と言えない事もないな〜。

フライブルク到着後、ホテルでレセプションの夕食会。 俺は、D専務(仮名)の横に座らせてもらった。
すごい料理、歓談で、賑やか・・。 
ジョーク・よもやま話、時には艶っぽい話・・、歓談中に、ドット一瞬の笑いがある。

俺は、耳なれない単語・言い回しに混乱状態、
   理解するのにタイムラグがあり、一瞬の笑いに付いて行けない時がある。
 
それを見かねたD専務(仮名)は、ニコニコしながら、
   こういう意味だよ・・と、時々 補足のアドバイスをしてくれた。

日本へ帰ってからの話だが・・、専務を通訳に使ったのは、未だかつて Nだけだ・・と評判になった。
 これって自慢?、 バカ扱い?。

夜も更け、古めかしい静かな部屋で、旅を思い起こしていたが、  せっかく、スイスへ行ったのに・・、
走る車から、チューリッヒとバーセルの景色を眺めている中に、スイスを出てしまった、通り過ぎた国スイス。 
このフライブルクも 明日、会議の後、
  すぐに、ヨーロッパ鉄道でフランクフルトまで行き、乗り換えて ハンブルクへ戻る予定だ。
かなり時間かかるから、コンパートメントの車窓からでも・・、旅を楽しもう。 
どこもかしこも 単なる通過点・・。 観光なし・・、残念だ。

    < つづく >

  ***** 余談です *****
  お盆です。
  あなたに 命をつないで来のは、両親、2組の祖父母、4組の曾祖父母、・・。
  あなたが、今 存在するのは、多くの先祖からの 命のリレーだよ。  大切にしよう。
  2,4,8,16・・と2の階乗の数に膨れ上がる、多くの先祖に 感謝しよう。
  先祖が信じた方法で・・ね。 紛らわしい新興宗教に惑わされないで・・下さい。

イメージ 1

ヨーロッパのパソコン販売部門が、MZ80Kをハノーバ・メッセに出展して、市場性を調査することになった。
マイコンキットとかパソコンとか・・、テリトリ問題が、無いかのように静かだ。 でも、不気味な感じ・・。
情報部門のパソコン販売部隊が、本来 売るべき自部門のパソコンを、棚上げして・・、
MZを売りたいなんて・・、理解に苦しむ・・。
パソコン事業を部品部門に任せても・・?との噂もあり、まあ どうでも良いや・・なるようにしか、ならない。

M事業部長(仮名)と ハノーバ・メッセ出展のため、ドイツへ行く事になった。
当時、共産圏の上を、飛べないから、アンカレッジ経由 北極をかすめての長が〜い旅。
オーロラが見えるかも?・・。

ハンブルク到着後、ショウの準備の為、展示説明員のスタッフ2名に、
MZ80Kの プログラム・ 特長・ 操作・ Q&A対応など、指導した。
彼等に、帽子と軍服を着せれば、ヒットラー映画に出てきそうな顔付き・・、そうそう此処では、俺は外人なのだ!。
M事業部長(仮名)は、別室で情報・部品部門のテリトリをどう扱うか、かなり ハイレベルの政治交渉をしていた。
M事業部長(仮名)は、芸術に詳しくロマンチストタイプかな・・、仕事となれば やり手・・すごいよ・・。
『 君は、僕より、ず〜っと、給料が安いのだから・・』と言ってくれて、色々お世話になった・・。 いい兄貴だ。

ショウ展示の準備を済ませた後、
ITT・インターメタル社を訪問し、DRAMの打ち合わせと、極秘会議に参加する予定だった。
インターメタル社は、フライブルクにある。
スイス国境に近いので、スイスへ出国し、再度 ドイツに入国するルートの方が便利だ。
     < つづく >

***** 余談の余談 独断と偏見? *****
これは、勝手な 俺、個人の考え方を、書きますね。 こだわらなくって結構ですよ。 
賢明なる諸君は、ご自身のお考えで・・、ご自由に判断して下さい。

当時 日本ではベンツが飛び切り・格別の評価だった・・、今でも??、ホントに〜?。
しかし、ドイツでは、どこでもベンツ、パトカーもトラックもベンツ、汚れている放置車も、日本での国産車と同じだ。 
この話 息子達もびっくりしてたよ・・帰って 話すのが、楽しみだった。

プレミアムとか・・、セレブでもない客の心理を、くすぐって、荒っぽい 商売しているのかな〜・・。
プレミアムって、作為的な架空の価値と、実際の実質価値 との差、ギャップ、空洞だよね・・、
言わば、中身、空っぽの ピーマンみたいなモノ。
だから 『プレミアムカー』 イコール 『ピーマン・カー』 ってところかな・・。

Sは、セレブ、ゆとりの人かな、ドンドン 金をバラ撒いてもらったら、良いんじゃないの〜。景気よくなるよ。 
E、Cは、ね〜。 あっハッハッ・・、 えっ、納得して一括決済したって・・プチセレブだね。 ゴキゲンヨウ・・。
えっ、A?、B?・・そうね〜 驚愕・・!。
最近、国産車も、プレミアムカーやってるよね〜・・。 消費者を、なめたらアカンで・・。正念場だね。
そうそう、以前 部下が、R?7 ローンで買って、毎日2食のカップ麺で、暮らしてた。
心配したよ。 せめて、ネギぐらい、たくさん入れろ〜。 世間に、こんなの多いんじゃないかな〜・・

そうだよね、分相応で、『 足りるを知る』 、『 ボロは、着てても、心は錦・・』、大事かもね。
格好を付けず、中身を充実して、『 ピーマン野郎』って言われないようにしよう・・。
俺は、プチはおろか、ノン・セレブだから、そして 若い(つもりだ)から、アスリートだ。気楽に行こうぜ〜・・。

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ | 次のページ ]

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事