■詩

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ほとんどは自己満足の自己表現。世界と自分について。
自分の感度によりけり;;
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花鳥風月(未遂)

三ヶ月くらいかけて直していた花鳥風月おしゃべりおしゃべりというダラダラと長い詩が誤操作か寝落ちか半分くらいに消えてしまっていたけど。まぁそんなに落ち込んでもいない私がいたりする。花鳥風月おしゃべりおしゃべり。読んだって読んだって時間の無駄なら読みたくねぇな。ってゆう始まり。すべてのことにおいて事前に分かっておくのは不可能で不必要。ブラックボックスと風。第三の目と第三の腕。冠婚葬祭とハレとケ。ご褒美と筋肉。花鳥風月おしゃべりおしゃべり。生まれて死んでの連鎖の中で。起きて寝ての繰り返しの中で。たった今生きている。たった今生きている。ただそれだけのことよ。刹那なんてかっこよすぎるよ。人は自由意志がよく効く。ただそれだけのことよ。花鳥風月おしゃべりおしゃべり。とりあえず君の何かに間に合いたい。ただそう強く心を動かす物語が欲しい。花鳥風月おしゃべりおしゃべり。たった今思うこと。君が前を見つめる横顔が好きです。花鳥風月おしゃべりおしゃべり。

■繰越し親子

書くということは写真を撮るのとアルバムを作成するのを同時進行しているようなもので、フラッシュで収める場合もあれば、長い長い年月を思い返しながらまとめる場合もあります。アルバムにまとめる作業自体が楽しく意味のあるものなのでほとんどそれらは自己満足に終わります。恐らく、美しく仕上がっていなければ意味のあるものでなければ、わたしでもあなたでもそれをひらいてみて振り返ることはないでしょう。アルバムをつくるとき、描いている大きな構成と展開も事の重要度も誇張度合いも誰かの顔も表情も夏の湿った床板と大きな足の指と青い羽を回し続ける扇風機も感情も時間も全てアタマノナカにあります。わたしが生きていてあなたが死んでしまっていても。そして全てを切り取って網羅して仕舞えばそれらを仕舞えば私は空漠に戻って仕舞っても構いません。実家は埋もれています。わたしにとってはどうでも良くてあなたにとっては特別だった日々の痕跡。世代がひとつ増えたところで未だに今も終活と言いつつ思い出を片付け始めて片付け続けている思い出箱の中で生活しているそのことを否定する権利もないのだけれど結果結局わたしがあのような人を伴侶に選んで連れて来たということはあなたの生きてきた方法を否定したことになるのかもしれませんし馬鹿馬鹿しくなって開花して貰いたいところでもあります。それを親孝行と言って仕舞うのはかなり自己中心で傲慢ではあるけれどそれを愛とは思ってはくれませんかねくれませんよね。ただただ子どもを側に置いて洗濯物を干して笑っている女の人のあの絵はまだ見ない母と私の親子関係であったのは間違いないし私もまだ見ぬ相手との子どもをどんなことをしてでも産んで育ててあげるからねと拙い字で想いを書いていたのは間違いありません。どこまでもお仕えします姫様と今は笑って毎日を過ごしてるけれど本当にいいのか本当に最善なのか自己犠牲の強すぎる愛は辛い想いをしてさせるだけなのに。部屋を見渡して買い与えられたもので三百六十度囲まれていて過去も未来も身体も意志もすべてあなたからのもので成り立っている事にぞっとしてから開き直ってはみたもののあなたがチョコレートひとつ買えずに1日を終えてしまったのはコーヒーを買って渡したとしてもなんだか手遅れな感じが残って寂しいのです。

■汚い反省文

悲しいよ
あの人も悲しい
私だって悲しいし
悲しい悲しいを続けても
分かり合えないなら悲しいよ
悲しい都合が重なっていくだけ
片手ハンドルの慣れた左カーブは
前輪に悲しみを巻き込んでしまって暴走
悲しい悲しいが積み重なっていくのにそれを
諦めるよりも新しい関係を作る方が正しいと思う
六何法則の深層で陳腐な孤独が切り立って視界は良好
直球と変化球その他諸々の拙作を把握しながらの攻防戦
刺して包んで微笑んで結果結局諸々が後付け遊びの機動戦

「今夜は満月で怒りは悲しみに入れ替わり裏返り飛び立った。」

左カーブに巻き込まれたはずのこの血痕は何なんだっけ
手前でもうすでに死んでしまったのよ怒りも悲しみも
ぜんぶをやめてぜんぶをわすれて目をつむってね
あなたの手のひらをうけいれて口をひらいたら
なんでかな馬鹿みたいだけど涙がでるんだね
右折ライトがチカチカピコピコしてる間に
あなたはぽっかり寝ていたりしていて
ダッシュボードに手を伸ばして
不恰好な形になっている私に
寝ちゃってたごめんなんて
あなたが謝るものだから
ぜんぶとけました
死角にいたのは
愛でした

◼夜のしっぽ

疲労がたまっているのに目を閉じても意識が錯覚してねむれない。朝の7じからテレビをつけて横になったままタバコを吸っていたあなたはこんなふうだったのかな。私はいつまでもあなたの後ろ姿で見えないテレビの方を向いてねて、タバコと髪のにおいを吸いながら、ねむっては起き、ねむっては起き、カベになっているあなたの腰骨に右手を乗せてひたいを背中に押し付けて、いつまでも、いつまでも、その部屋に埋もれているのがしあわせでした。満足したりない息と、私の黒目の前でゆれる前髪からのぞく、少し開いた口元やにやりとする口角。逃げていく夜のしっぽを乱暴につかんで、かろうじて青白くなっている部屋で、二人は心臓を体の中にしまいこんではみたものの、これをどうしようか、とまどって、とまどって、両手もすべてがうまり切ったまま、無機質な時間にめりめりと全部をはがされるのでした。何度も何度もねむりに戻っていくあの頃の私は、今の私から見てもかわいくて、とてもしあわせそうで、あーあ、こんな美しい思い出を、とてもありがとうと言いたいよ。

■トレビの町

低い所が安全だと言うから

弱い者をいっしょうけんめい

地下鉄の線路の上に降ろしてたら

来るはずの無い特急電車が通過して

どうしてだろうかなんでだろうか

キラキラした小川が出来ました。





子どものころ遊んだ夏の日は

とってもとってもいい天気で

とってもとっても楽しかった。





あまりにも水中が輝いているから

しっかりしっかり覗いてみれば

「空気の泡」

じゃ、なくって

「一円玉」

が、いっしょうけんめい

キラキラ回っていたんです。



あまりにもキレイだから

両手をのばして

すくいあげたら

それはぜんぶ

木でできている

「アイスのスプーン」

でした。




じゃ、なくって

もっとよくみれば

それはぜんぶ

「アイスのバー」

でした。



バーの先に

「〇」

とか

「✖」

は、なかった。




じゃ、なくって

どれもこれも

「△」

が、あった。



じゃ、ないんだって。

もっともっとよく見たら

「△」

じゃ、なくて

「 /_\ 」

が、あった。

だって、

そうでしょう。

そうだよね。






金魚すくいの

うすっぺらい紙が

「_ 」の

ちょうど上に一周

ペロンと巻かれているから

どうしょもないけど

片っぱしから穴をあけた。

どうしょもないから

後ろの誰かに手渡した。

どうしょもない私は

二万回でへろへろになって

あとはもうよく分かりません。

どうしてだろうかなんでだろうか

どれだけの時がたったのかも

あんまりよく分かりません。

どうしょもないけど

ひとくち水を飲んで

そっと静かに

願い事をしました。




階段を登って

地上にでました。



そうだ。


私は

あの日

買い物に

行く途中でした。



「食べ物」

ではなく

欲しい

「服」

が、あったのです。


私は

店に行きました。

誰もいない店内で

普段は

着もしない

高くて

派手で

可愛い

緑の

「ワンピース」



ひとつ

盗みました。


胸元には小さく

申し訳なさそうに

白字の

「EXIT」

という文字が

ありました。




「ごめんね」


二万という

数字を

死ぬまで

背負うから。


「さよなら」


私は、

トレビの街を

出て行きます。

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