大分県現代俳句協会(ブログ版)

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大分県現代俳句協会設立から5年ごとに編集されてきた「現代俳句大分」。
2017年に発行された第5集から会員の句を紹介しています。

河野 泉
冬海の音になるまで刃物研ぐ
密葬や野にうつくしく雪の音
時計屋の春立つ音の町が好き

河野輝暉
蠅たたき取れば昭和の哲学者
麦秋や柩のごとし空のバス
男衆の乳のかるさや夏祭り

坂田正晴
紙あればみんな折鶴八月は
縄跳びの縄ナガサキの日を掬う
空爆の映像は消し月拝む
大分県現代俳句協会設立から5年ごとに編集されてきた「現代俳句大分」。
2017年に発行された第5集から会員の句を紹介しています。

倉迫順子
花種のひき出しの奥てふ不運
森林浴夫婦の機微の垣間見え
放棄田の稔らぬ秋は風ばかり

下司正昭
戦後とは母が夜業の針仕事
あの頃のパンダに並ぶ春日傘
神の留守波頭の果ては原子の火

合田陸翔
柚子湯して中学生が過去になる
藤の道むらさきいっぱい鈴が鳴る
フェリー乗りあと八分の秋のつゆ



雑詠句会(H30第1回)

県会報第113号(H30.5.1)紙上

雑詠句会高点句


大根のしっぽの先にある強さ  福井トミ子

薄氷や九条徐々に消す気配  上田たかし


方言に出逢ったように梅を干す   河野 泉

一輪の無言貫く冬の薔薇   長谷川正伸

葉牡丹や村は崩れゆく途中   上田たかし
H30.2.28大分県現代俳句協会総会終了後(於・大分市稙田公民館)

上位入賞作品は次のとおり

大会賞
かなかなや夕日のむこうは難民大河   佐土原孤雁

協会賞
父の背の広さも知らぬ八月来   園田武子

大分合同新聞社賞
冬耕のどこを向いても風の的   梶原千代

優秀賞
枯野原還らぬままのブーメラン   溝野智寿子
冬の海何か言わねば岩になる   足立 攝

★★
宮坂静生現代俳句協会会長の特選句


牡蠣打ちの母放蕩の子を愛す   吾亦紅
かなかなや夕日のむこうは難民大河   佐土原孤雁
鵯翔ちてそのあと動くものを見ず   成清正之
父の背の広さも知らぬ八月来   園田武子
冬の蝶挟むが如く母を抱く   河野秀子
★★


みなさんおめでとうございました。


大分県現代俳句協会設立から5年ごとに編集されてきた「現代俳句大分」。
2017年に発行された第5集から会員の句を紹介しています。

万葉太郎
デスマスクの唇動く多喜二の忌
眠れぬ海に異形の鳥が墜ちる冬
回覧板に添える一言から落雷

加藤征孝
扇風機の羽根の数だけ夏乾く
平和とは争う語尾の語り草
月の出をいつか待つ日の夏の宵

木原万作
鮑より始まる壱岐の季語談義
打水の格子戸開けて客となる
赤い実を隠しきれない夜の雪



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