途切れない支援を被害者と考える会(中野勉強会)

被害に遭われた方と支援者が、共に発信する視点を大切にしています♪

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こんにちは。
事務局長です。

昨日は第三回犯罪被害者支援弁護士フォーラム(VSフォーラム)シンポジウムに参加して来ました。

VSフォーラムはhttp://www.vs-forum.jp/
被害に遭われた方の支援をしますと全面的に謳っている弁護士集団です。

私は第一回から全て参加しており、いつもその訴えかける内容に感動して帰って来ます。

第一回は「被害者参加制度について」で、被害者が参加して裁判はどう変わったかというテーマ。被害者が参加すると法廷が乱れるといったような意見が弁護士の大きな団体が言って反対していたのですが、あすの会などが全国的に運動をし署名を集め、ようやく被害者参加制度が出来ました。
それについての検証がされました。

第二回は「裁判員制度について」というテーマ。
裁判員制度が始まったけれど、その弊害などが出て来ているということを受けたもの。
裁判員が悩みながら出した死刑判決を控訴して破棄されることや、裁判員が
PTSD的な症状起こす可能性があるということから、ご遺体の写真を証拠として出さないようになっているということなど。
この流れが出来てしまってからの裁判の支援をしたことがありますが、本当に公判前整理手続で見事にご遺体の写真が除かれ、裁判には証拠として出されませんでした。
どんなに無惨な写真でも、それを行なった加害者の行為の末のものであり、それを見ないで、加害者の行為を判断出来るのでしょうか。
また、裁判員制度は、これまで職業裁判官が行なって来た判決があまりにも国民の感覚とズレているのではないかという反省から出来た制度にも関わらず、一審で裁判員が出した判決を二審で職業裁判官が覆すということが、この制度が出来た経緯を無視した国民の良識をバカにしたものであるというような内容でした。

今回のテーマは「国民が求める刑罰制度について」。
2016年10月7日に福井で行われた日弁連の「人権擁護大会」で、「死刑制度の廃止を含む刑罰制度全体の改革を求める宣言」が出されました。

この宣言は、宣言の内容そのものでなく、その大会で流された某高名な作家が作成した「死刑制度廃止」に関するビデオコメントの方が注目されてしまいました。
「殺したがるバカどもと戦ってください」といった内容のコメントです。

今回のシンポジウムには被害者ご遺族の方や匿名で性暴力被害に遭われたご本人が基調講演やパネリストとして登壇されました。

まずは死刑以外の刑罰制度として「刑の一部執行猶予」と「仮釈放なしの終身刑」などについてのパネルディスカッション。一部執行猶予というのはこれまで執行猶予判決だと、加害者は全くこれまで通りの生活が出来、反省したりする機会がない。それに比べ、一部執行猶予という制度は、一定期間の刑務所内での施設処遇の後、相当の期間の保護観察を付けるというものです。これまでの執行猶予ではまるで無罪放免みたいだったのが、これなら一定期間刑務所に収監されるし、その後の保護観察が付くということで、少しは期待できるかもと思いました。
また、仮釈放なしの終身刑についてですが、これまで無期懲役といっても、無期限ではなく、何十年かしたら釈放されているものを、仮釈放なしのものにするということだそうです。法務省のホームページによると平成27年の無期懲役の累積数は1835人、新規は25人。仮釈放される数は年に10人以下で、死亡する者もいるので、この程度の数で推移。
この1835人中、50年以上収監されている数は12人、40年から49年が31人、30〜39年が159人という感じ。なんとなく無期とは言ってもすぐに出て来てしまうんじゃないの?というイメージがありましたが、それは違っているようです。
それにしても、この仮釈放なしの無期懲役が、死刑の代わりに検討されているというのは、驚きです。

パネリストのご遺族からは終身刑は無人島で行われ、自給自足で行うものでなく、刑務所内の食事、医療費など全部税金で賄われる。その税金は自分たち遺族も払うかと思うと堪らない。
死刑になっても、奪われた家族の命が返ってくるわけではないが、奪った命は命を持って償うしかないのでは。同じ世界の空気を吸うのが苦痛、また加害者を同じ苦しみを与えて殺したいくらいだという意見が出されました。


死刑制度に賛成の方は国民の8割という数字。
これを2020年までに廃止に持っていくというのはかなり乱暴ではないかと思いました。

弁護士の大きな団体の中でも様々な意見がある中、宣言が採択されてしまいましたが、数年で、被害当事者も含めた国民が、死刑廃止という方向にいくのだろうか?という疑問が残ります。

このシンポジウムを通して一番心残ったのは、死刑に値する罪を犯した被告の判決に責任を取る司法関係者がいないということでした。
更生を誓う被告、それを判決理由として死刑でない懲役刑にする裁判官。
そして再犯する。
この責任は誰も負わない。

もし加害者弁護人も裁判官も本当に再犯しないと信じてるなら、出所後その事務所に雇えばいいのです。
それが一番強烈に残った事柄でした。

刑務所行ったらハイ終わり。それでは長い時間掛けて裁判した意味がない。
刑務所でしっかり反省し、被害に遭われた方のことを考える日々でなければ、税金使って日本一安全な場所で過ごさせる意味がない。
死刑制度についてもですが、刑罰そのものについて深く考えることが出来ました。ありがとうございました。

多くのご遺族のお知り合いにお会いできてよかったです。
胃がおかしくて打ち上げに参加出来ず大変残念でした。










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