校長日記

子ども第一主義の学校を!

特別の支援

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きょうは、高山君が心配だったので、
朝のうちに何気なく(入室せず)教室を見回った。

大丈夫だった。
やはり、先生の期待に応えられなかった自責の念がきのうの行動になったようだ。

校長室に戻ると
今度は沙耶さんが、おばあちゃんと来た。
連休で疲れがとれた反面、
教室の敷居が高くなったようだ。
腹話術の人形で30分ほど遊んだあと、
担任に内線電話をかけ
来てもらった。

高山君は、昼休み終了直前に少しだけ顔を出したが、
一言二言会話しただけでそのまま教室に上がって行った。
子どもも新学期からがんばり続け
ちょうど疲れが出る頃なのだろうなと思った。

きょうは、10時頃、沙耶さんはおばあちゃんと一緒に学校に来た。
沙耶さんは、不安症で4ヶ月前に、食べることができなくなった子だ。

私は、給食納入業者との契約があったので、
応接室にこもっていた。

以下は、養護教諭の報告。

沙耶さんは、2時間目を保健室で過ごしたんですけど、
休み時間になったので、
「遊びにいく?」って聞いたんです。
そしたら、「うん。」と言って
外へ遊びに行ったんですよ。(目が興奮している。)
私は、あわてて、担任に連絡をしたんです。
そしたら、担任が、沙耶さんところに
自然に近づいて行って遊び始めたんです。
その後、チャイムが鳴ったので
「教室に行ってみようか」と
担任が声をかけると、
「うん。」とうなずいて、2人で手をつないで教室へ行ったんですよ。(泣きそうになっている。)
そのまま、教室にいるんです。

こちらも、もらい泣きしそうだった。
担任の優しい心が通じたんだと思った。
あの給食の配慮。
優しいまなざしが、沙耶さんは一番ほしかったものだったのだと痛感した。
まだ、どうなるかは分からないが、
新担任に一応のバトンタッチができた。

教師冥利につきるというが、
この連携プレイ。
職員に任せて結果が出る
これこそ校長の冥利、役得だなと思った。

きょうは、とつぜん、
沙耶さんが学校に来た。
おばあちゃんと一緒だった。
思わず抱きしめそうになってしまった。

あせってはいけないと自分に言い聞かせ、
校長室で一緒にパズルをした。
顔つなぎをしておいたお陰で全く抵抗感がなかった。

給食の話をしたら、
食べて行くという。
担任に用意できるかを確認に行くと
「用意します。自分が食べなくてもいいですから、何とかします。」と
即座に答えた。

給食は、止めないとその分保護者負担になってしまうので
長期に休む見込みの場合はストップしてしまうのだ。
沙耶さんは、4ヶ月休んでいる。

担任の明快な即答にジーンときた。
うちの教員も捨てたものではないと思った。

給食を食べると名残惜しそうに帰って行った。
明日も来るという。
まだ、教室には行けないが、
学校へ来たいという気持ちをもってくれたので
よかった!と思った。

桜は満開のままだった

イメージ 1

今日は、入学式だった。
天気が心配だったが大丈夫だった。

桜もがんばってもちこたえてくれた。
ばんばんざいの入学式だった。

教育委員会から派遣された
あいさつ代読者も
「すばらしい入学式だった。」と
褒めてくれた。

細かい学校チェック項目があり
採点して教育委員会に伝えるらしい。
「よい評価で報告しておきます。」とのことだった。
そのことには全く興味がないのだが、
「ありがとうございます。」と答えておいた。

午後は、沙耶さんの家に
新しい担任を紹介しに行った。
先週も、先々週も出かけていたので心配したが
大丈夫だった。

私は、きのうも行ったので、
担任を紹介しただけ。
あとは担任が話した。

精神的なものなので、
完治するまでに、早くて6ヶ月はかかると
おばあちゃんが担任に説明していた。
担任は、初めて聞くような顔で
聞いていた。

「そのことは、聞いてます。」と
相手をさえぎるような担任ではない。

その対応を見ていて
「この担任にしてよかった。」と思った。

切ないほど待ち遠しい

きょうは、沙耶さん(仮名)の家に行った。

養育をおばあちゃんに任せられていたが、そのおばあちゃんが、黙って旅行に出かけたため、
不安のどん底に落ちた沙耶さん。

一時、口が開いたままになり、
しゃべることも食事をすることもできなくなった沙耶さん。

入院治療でかなりよくなったが、まだ、学校に行ける状態ではない。

おばあちゃんによると、
病院の先生は、「完全に治るには、最低でも6ヶ月はかかる。」と言ったそうだ。

見た目には元気そうでも心はガラスのようにもろい。
また、いつ逆戻りするかわからない。

医者からは「癇癪は、赤ちゃんがえりの証拠。
赤ちゃんから育てなおすつもりで接しなさい。」とも言われたそうだ。

きょうも、お調子者の沙耶さんだった。
本来は、これが本当の姿なのかもしれない。

病気になる前の沙耶さんは、借りてきた猫状態だった。
おばあちゃんと離れて、学校へ来るだけで不安だったのだろう。

学校はその不安を理解し、サポートすることができなかった。

その反省があるので、週1の家庭訪問を欠かさない。


間もなく担任も代わる。
担任のバトンタッチをスムーズにすることと
待ち続けるのが校長の役割だと思っている。

切ないほど待ち遠しい。
抱きしめたいほどいとしい。

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