校長日記

子ども第一主義の学校を!

教師

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さわやかな一日

きょうは、とてもさわやかな一日だった。
運動会間近なのに
ざわついたところもなく
勉強は勉強でしっかりやっている子ども達。
感心しながら教室を回った。

高山君(仮名)も
落ち着いていた。

給食の時間、
ちょっとだけ
校長室に顔を出したが、
すぐ、教室に戻って行った。

担任を好きになるということが、
これだけ気持ちや行動を変えるのだということを
改めて認識した。

担任の一言

きょうは、朝から高山君(仮名)が荒れていた。
朝の学区パトロールを終え、戻ってくると
高山君が、校長室の廊下で固まっていたのだ。

教頭によると
廊下の壁をそうとう蹴っていたらしい。

校長室の中に入るように勧めたが、
「たいしたことじゃない。」と
入ろうとしなかった。

教頭が対応してくれていたので
そのまま任せた。
運動会の全校練習があるからだ。

その準備をしていた担任に話すと、
「きょうは、全校練習で朝礼台の上で演示する仕事があったんです。
多分、プレッシャーから固まったんだと思います。
自分でやると言った手前、逃げるわけにもいかなかったのでしょう。」と
分析していた。

担任が、現場に行き、
声をかけたらしく、
しばらくして高山君は校庭に出てきた。

担任が、
魔法の言葉をかけたのか
その顔は、ニコニコしていた。
そして
びっくりしたことに
その後、
朝礼台の上で準備体操の演示を何もなかったようにした。

うーん。担任の一言って大きいんだなあ。

担任が一番

午前中、
教室を回っていたら、
何人かと目が合った。
「きのう、楽しかったね。」という意味だと一瞬で分かった。

昨日のフェスティバルでは、
会場に来ていた何人かの児童と
焼きそばやたこ焼き、フライドポテトを一緒に食べた。
会場を一緒に回った。
学校外で児童と接すると親しみが増すようだ。

高山君は
教室にいたが、
絶不調のようで
ぶつぶつ言っていた。

「人は見た目が9割」という本では
人の言語表現は全表現の1割に満たないとあった。
表情やしぐさ、目つきなどで心の大半が表現されているという。

高山君は、
その言語外表現に敏感なのだろうと思った。

給食の時間になって
高山君が現われた。

「ずいぶんがまんしたね。」というと、
黙っていた。
自分に非があるときは、無口だ。

卒業アルバムを見ていたので
放っておいた。

担任に連絡すると
すぐ来た。
理由も分かった。

授業中、きのうの宿題をやっていた子が注意されたとき、
高山君もやっていたのだ。
先生に嫌われると思ってそれから
不調に陥ったようだ。

担任が優しい声をかけると
見違えるように元気になり
「ありがとうございました。」としっかりあいさつをして帰った。

やっぱり
子どもは担任が一番なんだと思った。

離任式

金曜日のブログ(つづき)

「午後は、離任式だった。
泥んこになった背広の泥をタオルでよくふき取り、
そ知らぬ顔で挨拶をした。
歌が響き渡り、
予想したとおり、
感動的な離任式になった。
高山君の元担任も涙。
元の学級の児童も涙だった。
誰も悪くはなかったのだと思った。

歓送迎会も、二次会も盛り上がり
時間が経つのも忘れてしまった。
自分は職員に恵まれていると思った。

1、2時間目は、一年生の身体測定。
ホームページに載せるために、保健室に取材に行った。
写真を撮り終わって次のクラスが来る間、
養護教諭とこんな会話をした。
「きょうは、沙耶さん(仮名)まだ来ないですねえ。」
「もうそろそろ来るんじゃないかな。きのうもこれくらいだったんでしょう?」
「きのう、がんばりすぎて疲れちゃったのかも。」
「それはあるかもね。何せ、4ヶ月も休んでいたんだから。
医者は早くて6ヶ月と言っていたらしいよ。」
「そうみたいですね。でも、子どもって回復力あるから。」
「ちょっとクラスを見てくるよ。」
私は、沙耶さんの教室に確認に行った。
すると、いるじゃないですか!
ちゃんと座って先生の話を聞いている。
あわてて戻ると、
「来てたよ。ちゃんと座って授業受けてるよ。」
と、養護教諭に伝えた。
あとで担任に聞くと、
ちゃんと朝から来ていたのだそうだ。

天気がよかったので、20分休みは、外で遊んだ。
高山君も来る気配もないので校長室にいる必要がない。
3年生とアメリカンドッヂボールというのをやった。
ふにょふにょの大きなゴムボールと
ドッチボールよりやや小さめなカラーボールの、
2個を使うドッヂボールだ。
ふにょふにょボールはとりにくくてすぐあたってしまった。
みんな、私のことねらうんだもの…。

沙耶さんは、結局、
給食も食べ、5校時も授業をして一人で帰った。
私は、パトロールをしながら、
その姿を追った。

学校に戻って担任に報告した。
おばあちゃんが喜んでいたこと。
私は、あなたを担任にしてほんとうによかったと思っていることを。

担任は、相好を崩し、
今にも泣きそうな顔になった。
私は、あわてて視線をそらせた。

そのとき、
きざだけど
感動があってこそ教育だなあと思った。

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